あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

カントリーウオーク金子(埼玉・東京)

2007-07-08 23:54:34 | カントリーウオーク
 7月8日(日)、埼玉県内を中心に歩く、カントリーウオーク
グループの例会で、埼玉県入間市から東京都青梅市、埼玉県
飯能市にかけて、丘陵沿いの集落や、阿須丘陵のハイキング
コースを歩いた。



 集合地のJR八高線金子駅には22人が集まる。5組に分か
れ、10時9分にスタートした。

 
 =山ろくを寺竹から今井へ=
 
 わがグループは、八高線の東側沿いに北に向かう。大きな
コイの泳ぐ霞川を渡り、左岸沿いの「汽車ぽっぽ乃御花畑」と
名付けられた、季節の花が色とりどりに咲く細いエリアを、次
の橋際まで進む。

 花を育成している地元の方が、草取りなどの作業中だった。

 八瀬橋から県道218号を北に、すぐ先の寺竹交差点まで行
き、北側に並行する旧道に入る。霞川の南側一帯は、広大な
狭山茶の茶畑が広がっているので、この辺りには、日本茶の
製造販売の坂本園など、幾つかの茶園が見られた。

 旧道をすぐ先で右折し、標高170mほどの山腹にある高養
寺に行く。本堂は、寺としては珍しい、ふつうの民家風な造り。

 境内に、芝の増上寺銘の大きな石灯ろうがあった。入口の
石段横には、ちょっと変わった石塔もある。


 寺の西側の林間を少し上がり、林間を西に進む。水道タンク
の北を回り、JR八高線沿いの車道に出た。

 線路沿いを下って踏切を渡り、並行する県道218号のすぐ
西側にある泉蔵院に入る。

 建久年間(1190~9)創建の古寺で、徳川3代将軍家光公
の朱印状など、徳川家ゆかりの記録が残るという。

 境内の大イチョウは、回りが枯れているが、中の新芽がかな
り太く育っている。


 東西に走る県道63号の北に並行する旧道を、南峯から木蓮
寺集落へ。

 桂川神社では、誕生間もない赤ちゃんの健やかな成長を祈願
する初参りの家族が、参拝を終えたところ。社殿背後に、しめ
縄をかけたご神木の太い杉が立つていた。

 山腹に広大な墓地の並ぶ、西東京コスモパーク霊園の南側を
通過し、そばのT字路際で小休止。

 茶畑を見下ろす一角に、サルスベリやハンゲショウが咲いて
いた。

 木蓮寺集落の西端から、竹林やヒノキ林などの間の土の道に
入る。高圧線の下あたりから、道は埼玉・東京の都県境沿いと
なり、西側は東京都青梅市である。

 薄暗い林の下を北西に進んで、病院の南側で南北に走る車道
に出た。

 車道の西側は国立音楽大の敷地。大きく枝を広げたネムの木
に、淡い彩りの花がいっぱい咲いていた。

 武蔵野台病院の南を回り、今井1丁目の住宅地を進み、11時
39分、昼食地の薬王寺に入った。

 本尊薬師如来は、聖徳太子の作といわれ、法相宗(ほつそう
しゆう)の僧・良誓が持ってきて建立したと伝えられているという。

 良誓は暦応2年(1339)没といわれ、同年の板碑も残って
いるようだが、足利尊氏の開基という説もあるという。

 2階部分に銅鐘の下がる、鐘楼門をくぐると、りっぱな本堂が
西向きに立ち、西側の広い斜面一帯にツツジの植え込みが広
がる。

 近くの塩船観音には規模の点で及ばぬながら、花どきには
なかなかみごとであろうと想像される。


 北側の谷間には、色とりどりのアジサイが咲き競い、その一
角に、「四国八十八ヶ所お砂踏み道」が出来ていた。

 本堂横手のぬれ縁付近で昼食をさせてもらう。
 
 =七国峠から阿須丘陵を東へ=

 
 記念撮影をして、13時ちょうどに全員で午後のコースに
向かう。

 
 あちこちにみごとなノウゼンカズラの咲く今井1丁目から藤橋
1丁目へと山腹の旧道を進み、木野下1丁目の山腹にある
木野下神社で小休止する。

 境内にはりっぱな杉が数本立ち、盆踊りの舞台を造った相
撲場もある。

 ここで折返しとなり、山腹を東北に緩やかに上がって都道
44号線の笹仁田峠(179m)に出た。東側の山林に入り、
阿須丘陵七国コースと名付けられたスギやヒノキの下の遊歩
道を東北に上がる。

 700mほどで標高225.9m三角点のある分岐に出て、
稜線上の歩きやすい土道を北へ進む。間もなく七国峠、
展望が開けていれば七つの国が見えたのだろうが、現在は
ヒノキ林で全く見通しは利かない。

 都道の西側一帯から、こちら側の山林全部が、立正佼正
会の敷地らしく、その支部の名を記した立て札があちこち
に立っている。

 霞丘陵ハイキングコースの標識もあり、標高238m点まで
進んで東北から東へと緩やかに方角を換え、稜線上の歩き
やすい遊歩道をさらに3km近く進む。


 標高139.9mの四等三角点を確認し、近くの長沢寺へ
下る。境内で休憩後ミーティングをして、15時50分ころ
解散する。

 帰路はそれぞれが、西武池袋線の飯能駅または元加治駅
へ向かう。


 私は元加治駅へ向かい、JR八高線下を東に抜け、カヌー
の浮かぶ入間川を渡り、16時21分に元加治駅に着いた。

(天気 曇、参加 21人、距離 13km、地図 青梅、
 歩行地 入間市、青梅市、飯能市)
コメント
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