2度目の四国遍路、前半25日目の2006年12月5日(火)
午後、42番佛木寺(ぶつぼくじ)近くまで進むと、翌朝上がる
歯長峠(はなかとうげ)(480m)が見えてきました。
真ん中の窪んだところ、送電線鉄塔の見えるあたりが峠です。
12月6日(水)朝、仏木寺に近い民宿とうべやを出発し、1時間
ほどで歯長峠に上がりました。
峠の少し先から見えた北面の山並み。
峠から北に下り、歯長地蔵の先で肱川沿いに出ました。
川の右岸行く手に見える、宇和町下川付近の低山です。
43番明石寺(めいせきじ)にお参りし、古い街並みの残る
宇和町の家並みを抜けました。
国道56号に出て北へ進みます。宇和町坂戸付近から東側に
広がる穏やかな山並み。
国道の長い鳥坂トンネル通過を避け、旧道を鳥坂番所跡経由
で鳥坂峠(470m)へ向かいます。
鳥坂番所近くから見える鳥坂峠と山ろくの集落。
峠を下り、国道の鳥坂トンネル出口付近の国道に下りました。
少し下ったあたりから、北方に雄大な展望が広がります。
この日の宿は、大洲市の中心街にあるときわ旅館。日暮れまで
に到着したいと急ぎました。
市街地に入る手前、肱川の橋近くから見る橋向こうの山。
前半の最終日、27日目の12月7日(木)は雨。雨の大洲
市街を抜け、別格8番十夜ヶ橋永徳寺に向かいました。
南側に見えるのは、標高319.6mの富士山。日本一の
富士山の10分の1以下ですが、均整のとれた山容です。
十夜ヶ橋永徳寺を過ぎ、国道に分かれてJR予讃線北側の
旧道に回りました。新谷(にいや)付近から見える南側の山
はガスですっかり隠されていました。
国道に戻り、JR予讃線五十崎(いかざき)駅近くから気持ち
よい遍路道に入りました。
JR内子駅に11時過ぎに着き、前半の遍路の区切りとしました。
(続く)