あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道からの海(7)

2007-07-03 22:10:31 | 四国遍路あれこれ


 2006年12月1日(金)朝、土佐清水市の西端から大月町
に入り、小才角の小さい湾を回り、次の月灘の湾沿いに国道
321号を進みます。


 湾の西側にあるへんろ小屋14号大月で小休止の後、番外
霊場月山神社に向かってへんろ道を上がります。

 上がり始めた坂の途中からは、通過してきた月灘の港が見
下ろせます。

 番外霊場月山神社に参拝し、最近復元された大月へんろ道
を上がります。

 途中、切り開かれた展望台からの、紺碧の海の眺めも、なか
なかのものです。


 その先を下った赤泊の浜辺はゴロゴロした石が並んでいます。

 ちょっと歩きにくい石の上を300mほど進んで、そばの車道
へ上がりました。 

 この日は、近くのNさん宅に伺い、江戸時代の遍路札を拝見、
大月町の中心街を抜け、北側の宿毛(すくも)市に入って間も
ない小筑紫(こづくし)の、海に面した大島屋旅館泊まりでした。  

 旅館の部屋から見た、日没直後の小築紫港。

 師走初日、16時33分でこんな感じです。

 12月2日(土)、小筑紫から3kmほど、宿毛湾に面した国道
321号沿いに、道の駅すくもがあります。

 上と下の写真は、道の駅からの宿毛湾の眺めです。


 宿毛市街に入り、岡本旅館に荷を預け、39番延光寺に参拝
し、打ち戻っての岡本旅館泊まりでした。

 12月3日(日)朝、宿毛市街を西に抜け、県境の松尾峠を目
指します。

 最後の集落・小深浦を通過し、ミカン畑にある番外霊場子安
地蔵を過ぎると、峠への上りとなります。

 展望が開け、ベンチのあるところからの南側の眺め。


 峠が近づき、さらに展望が広がりました。


 高知・愛媛県境の松尾峠には、9時40分に到着。長かった
けれども、きれいな海をたくさん見た、高知県ともお別れです。


 初回の遍路で、大変よい思い出を作ってもらった愛媛県
愛南町(旧御荘町)の民宿磯屋に泊まり、思い出話をおかみ
さんと交わし、12月4日(月)朝、磯屋を後にしました。

 国道56号で愛南町の町並みを西に抜けると、緩やかな上
り坂へ。坂の途中から見下ろす御荘(みしょう)湾です。


 いったん海から離れ、内海(うちうみ)に向かって下ります。
再び現れた海には、真珠養殖のいかだが浮かんでいました。

 このあたりは、三重県の英虞湾などとともに、真珠養殖の盛ん
なところのようです。

 愛南町内海の中心街から川沿いを入り、柏坂へんろ道に向か
います。

 標高470mの柏坂に上がり、少し進んだ「つわな奥」と呼ぶ
好展望地からは、入り組んだ岬が見下ろせます。 

 初回の遍路では、「トレッキング・ザ空海」という催しに参加し、
この地で昼食後、三味線奏者・月岡祐紀子さんの遍路小唄
などの演奏を聴いて感激したものでした。       (続く)
コメント
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