あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道からの山(6)

2007-07-22 22:30:49 | 四国遍路あれこれ


 2007年3月1日(木)朝、標高910mで四国八十八ヶ所中、
最高地にある霊場、66番雲辺寺(うんぺんじ)を目指します。

 民宿岡田のある佐野集落の背後から遍路道を上がって、標
高665mの稜線に出ました。

 雲辺寺の先にある2つのアンテナ塔が見えています。
 

 南側の樹間からは、ちょっと霞んだ山並みの素晴らしい展望
が望まれます。


 66番雲辺寺の境内からも、南面の展望が開けたところがあり
ました。 


 雲辺寺の参拝を終え、五百羅漢像の横を進んで、アンテナ塔の
そばから北に向かって下ります。

 今回は、別格16番萩原寺へ回るため、寺の近くから北西に延び
るロープウェイの山麓駅のそばへ、林間の遍路道を下りました。

 山麓駅付近の広場からは、これから行く観音寺市街と北方の
七宝山がちょっと霞んではいるが、望見出来ました。

 山の背後は瀬戸内海です。

 少し下がると、山頂から下りてきているロープウェイの長いケー
ブルが逆光に光っていました。


 別格霊場萩原寺の参拝を済ませ、67番大興寺へ向かいます。
寺に近い蓮池から眺める観音寺の家並みと七宝山です。


 この日は、観音寺市街に近い、68番神恵院(じんねいん)と69番
観音寺(かんおんじ)まで回り、近くの若松屋別館に2度目の宿を
とりました。

 13日目の3月2日(金)朝、財田川左岸沿いに70番本山寺(もと
やまじ)を目指して、宿を出ました。

 途中、川向こうの七宝山に、東側で燃やした煙が流れてきて、
独特の彩りを見せていました。


 本山寺に参拝後、国道11号と県道221号を北に向かい、
三豊市(旧三野町)に入りました。

 右手のピークが弥谷山(381.5m)、その中腹、標高220m
の地に、71番弥谷寺(いやだにじ)があり、山門から5百数十段
の石段を上がります。


 弥谷寺の最上部にある本堂からは、ちょっと霞んではいますが、
南西方向の展望が広がります。


 南東に下って高松自動車道下を抜けると、2つの池の間に出
ます。右側の池付近から見る左手の山は、73番出釈迦寺の
奥の院がある我拝師山(481.2m)です。

 奥の院・捨身ヶ嶽禅定(しゃしんがたけぜんじょう)は、真ん中
の峠のすぐ左手に建てられています。

 出釈迦寺の背後の急坂を30分ほど上がって、奥の院捨身ヶ
嶽禅定の山門前に着きました。


 奥の院に参拝後、くさりに頼り、岩の間をよじ登って、背後
の行場へ上がりました。弘法大師が修行した絶壁です。

 周辺の展望が絶景ですが、これは北面の眺めです。

 中央の池は、先ほど通過してきた2つの池のひとつ、大池
です。

 このあと74番甲山寺までお参りし、弘法大師誕生の地である
75番善通寺宿坊に泊まりました。       (続く) 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする