2008年3月5日(水)
=鹿島臨海鉄道新鉾田駅~涸沼駅=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=36/13/54.209,140/31/6.499&scale=1000000)
最終日は4時台に起床し、約4時間かけてスタート地
の鹿島鉄道新鉾田駅に行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/f5/3e5e69e78cde023917dfe1a7cccc507c.jpg)
この日の参加は、いずれも4日連続の3人。10時
ちょうどに出発した。
駅の東側に出て、スポーツプラザヤマシンの横から
旧道を台地上の坂本に上がる。比較的新しい民家の
並ぶ住宅地を2㎞近く進んだ。
県道2号を横断し、そばの杉並木の参道を進んで
諏訪神社へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/a3/97bd27a4520ce0360f7b365c1a398764.jpg)
境内は杉、カヤ、クスなどの高木が多く、諏訪緑地
環境保全地域に指定されていた。
神社の背後の道を西に進み、安房南集落に入る。
方波見家の、りっぱな長屋門が目につく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/3e/6c334261b7ca6a2a8c8e3410a1a8cd85.jpg)
近くの十字路を右折して、両側に生垣の続く民家
の間を北に進むと、突き当たりに安寺〈あんしょう
じ〉があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/21/8d9a547d10141cde1515dba19b8ee47e.jpg)
大同年間(806~10)の開基と伝えられ、鹿島郡
北部有数の古寺。堂々たる本堂は、安政3年(1856)
の再建。
文禄年間(1592~6)には、佐竹氏の庇護を受け、
十石を授かったという。境内には桜の古木があった。
寺の裏の竹やぶを抜けて、北側の田んぼに下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/f3/13e219bd17587db253ac7e51a584721a.jpg)
谷地田を横断し、小さい流れに沿って谷地田の北側
山すその草道に入る。
途中から草が伸びて廃道状態。しの竹などをかき分
けて進み、田のあぜに回って溜池のところまで進んだ。
北側の台地入口に、徳宿(とくしゆく)城跡の表示が
あった。台地の東側、谷地田の横を回って徳宿本郷の
中ほど、公民館のそばに上がった。
少し先にあった沼尾神社に入り、早めの昼食。境内
は杉木立に囲まれ、社殿の前には根元にこぶのある
大ケヤキが立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/8e/3d083cfc34e6d047fb05fa6eb1fdd07e.jpg)
沼尾神社は、徳宿権守(ごんのかみ)を名乗った鹿島
親幹が、天福2年(1234)に最初の社殿を造営した
という。
ご神木の大ケヤキは、推定樹齢700年、幹囲6m余、
高さ19m余りで、鉾田町文化財である。
北側の飛び地にある境内社の曲松稲荷神社にも、
ケヤキの古木が大きく枝を伸ばしていた。
徳宿を抜けて斜面林の下を西に折れ、鹿島臨海鉄
道の西側に回った。
畑作地帯となり、イチゴやホーレンソウなどのビニー
ルハウスが並ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/25/7ace9bdc04dcd1614ff1f168c2f71146.jpg)
朝ら曇り空だったが青空が増え、陽が差してきた。
家並みの散在する東野の西で、鉾田川の上流を横
断する。小さな赤い屋根のお堂の横を通過し、鉾田
川右岸沿いの道を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/78/0ad2af77b61678fe3cf46d556f05b3b4.jpg)
まだ裸木のクヌギ林の横を過ぎ、新林を抜ける。
畑作地帯を2㎞ほどで下鹿田集落へ。
県道115号と涸沼に注ぐ大谷川の支流を越え、北
側の台地にある鉾田町旭スポーツセンターに上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/29/933fd8dcee13ee042ac919fe426e7a8b.jpg)
広い敷地に、芝生広場や大型の室内体育館、ゲート
ボール場、野球場などの施設がゆったりと配置され
ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/02/0e048a3d16c2e9be248a4d414d92ebe7.jpg)
下鹿田集落を見下ろす芝生で休憩していたら、年配
の女性が来た。芝生の管理に来たのかと思ったら、
血糖値が高いなど、幾つかの病気を克服するためウオ
ーキングをしているという。
農家の方で、疲れを癒すのと冬の寒さをしのぐため
飲酒が増えたのが、病気の原因とか。でも顔色は良く、
割合元気そうだった。
紅白に塗られた携帯電話の大きなアンテナ塔の下
から西に下り、和岡の広い車道を北に進む。
途中から左手の弓道に回って真っ直ぐ進み、公共
の宿「いこいの沼涸沼(ひぬま)」横で、涸沼南岸に
出た。
4日間の湖沼巡りの、最後の沼に到達した。湖面は
北風に小さく波立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/be/c238fe3025d56d6a1ef441a4d59b0c6c.jpg)
ゴールの記念撮影をして無事到達できたことに感謝
する。
いこいの沼涸沼に入ってパンフレットをもらい、宿泊
のことや施設のことなどを聞く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/17/f936161ab07acbe523755b6b680a68b7.jpg)
雇用促進事業団の施設だったが、現在は茨城県開
発公社に委譲されていた。
それにしても場所柄、大きな建物と広大な施設の運
営は厳しいのではないかと感じられた。
最後のコースは、いこいの村の東側、ヤマハボート
係留場横から涸沼湖岸道路に出て、東に向かう。
広々とした涸沼の波間に、たくさんのカイツブリが
浮いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/a6/cc0649284c3b3b1ca54b5c49f9b448e4.jpg)
大谷川左岸に達して川沿いを少し進み、鹿島臨海
鉄道涸沼駅に15時36分にゴール。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/67/4aad36b09f01b770d26d4e3558b0beb9.jpg)
4日間の茨城県の湖沼ウオークを終えた。
四日連続の歩きは初めてというTさんも、足などの
トラブルもなく元気に完歩した。やまさんからもお墨
付きをもらい、これからのウオークに、大きな自信と
なったことであろう。
涸沼駅は涸沼観光センターを併設し、地元産品の
売店などがある。
間もなく来た上り列車で隣の大洗駅まで行き、大洗
港のそばにある高さ60mの大洗マリンタワーに上が
った。
展望台から、港に停泊していた北海道・苫小牧行き
フェリーや、大洗の町並みの先に広がる広大な関東
平野など、360度の大展望を楽しんだ。
(天気 曇後晴、距離 21㎞、地図(1/2.5万) 鉾田、
徳宿、磯浜、歩行地 鉾田市(旧鉾田町、旭村)、
大洗町(少し)、歩数 33000)
〈後記〉やまさん企画のLL(Lake toLake)ウオークは、
1月の東京が3日、2月の千葉も3日、そして3月の
茨城が4日で計10日間、計209㎞を歩いた。
全行程完歩は、やまさんと私の2人だけだった。
やまさんから、月々の完歩賞のほかに、ただ1枚
だけの「全10回パーフェクト賞」もいただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/ee/9506afc70ebd7bbfcbbd6f917a746bff.jpg)
4月上旬には、茨城の2日間の追加ウオークもある
といわれたので、出来れば参加したいと考えている。
〈完〉
=鹿島臨海鉄道新鉾田駅~涸沼駅=
最終日は4時台に起床し、約4時間かけてスタート地
の鹿島鉄道新鉾田駅に行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/f5/3e5e69e78cde023917dfe1a7cccc507c.jpg)
この日の参加は、いずれも4日連続の3人。10時
ちょうどに出発した。
駅の東側に出て、スポーツプラザヤマシンの横から
旧道を台地上の坂本に上がる。比較的新しい民家の
並ぶ住宅地を2㎞近く進んだ。
県道2号を横断し、そばの杉並木の参道を進んで
諏訪神社へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/a3/97bd27a4520ce0360f7b365c1a398764.jpg)
境内は杉、カヤ、クスなどの高木が多く、諏訪緑地
環境保全地域に指定されていた。
神社の背後の道を西に進み、安房南集落に入る。
方波見家の、りっぱな長屋門が目につく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/3e/6c334261b7ca6a2a8c8e3410a1a8cd85.jpg)
近くの十字路を右折して、両側に生垣の続く民家
の間を北に進むと、突き当たりに安寺〈あんしょう
じ〉があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/21/8d9a547d10141cde1515dba19b8ee47e.jpg)
大同年間(806~10)の開基と伝えられ、鹿島郡
北部有数の古寺。堂々たる本堂は、安政3年(1856)
の再建。
文禄年間(1592~6)には、佐竹氏の庇護を受け、
十石を授かったという。境内には桜の古木があった。
寺の裏の竹やぶを抜けて、北側の田んぼに下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/f3/13e219bd17587db253ac7e51a584721a.jpg)
谷地田を横断し、小さい流れに沿って谷地田の北側
山すその草道に入る。
途中から草が伸びて廃道状態。しの竹などをかき分
けて進み、田のあぜに回って溜池のところまで進んだ。
北側の台地入口に、徳宿(とくしゆく)城跡の表示が
あった。台地の東側、谷地田の横を回って徳宿本郷の
中ほど、公民館のそばに上がった。
少し先にあった沼尾神社に入り、早めの昼食。境内
は杉木立に囲まれ、社殿の前には根元にこぶのある
大ケヤキが立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/8e/3d083cfc34e6d047fb05fa6eb1fdd07e.jpg)
沼尾神社は、徳宿権守(ごんのかみ)を名乗った鹿島
親幹が、天福2年(1234)に最初の社殿を造営した
という。
ご神木の大ケヤキは、推定樹齢700年、幹囲6m余、
高さ19m余りで、鉾田町文化財である。
北側の飛び地にある境内社の曲松稲荷神社にも、
ケヤキの古木が大きく枝を伸ばしていた。
徳宿を抜けて斜面林の下を西に折れ、鹿島臨海鉄
道の西側に回った。
畑作地帯となり、イチゴやホーレンソウなどのビニー
ルハウスが並ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/25/7ace9bdc04dcd1614ff1f168c2f71146.jpg)
朝ら曇り空だったが青空が増え、陽が差してきた。
家並みの散在する東野の西で、鉾田川の上流を横
断する。小さな赤い屋根のお堂の横を通過し、鉾田
川右岸沿いの道を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/78/0ad2af77b61678fe3cf46d556f05b3b4.jpg)
まだ裸木のクヌギ林の横を過ぎ、新林を抜ける。
畑作地帯を2㎞ほどで下鹿田集落へ。
県道115号と涸沼に注ぐ大谷川の支流を越え、北
側の台地にある鉾田町旭スポーツセンターに上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/29/933fd8dcee13ee042ac919fe426e7a8b.jpg)
広い敷地に、芝生広場や大型の室内体育館、ゲート
ボール場、野球場などの施設がゆったりと配置され
ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/02/0e048a3d16c2e9be248a4d414d92ebe7.jpg)
下鹿田集落を見下ろす芝生で休憩していたら、年配
の女性が来た。芝生の管理に来たのかと思ったら、
血糖値が高いなど、幾つかの病気を克服するためウオ
ーキングをしているという。
農家の方で、疲れを癒すのと冬の寒さをしのぐため
飲酒が増えたのが、病気の原因とか。でも顔色は良く、
割合元気そうだった。
紅白に塗られた携帯電話の大きなアンテナ塔の下
から西に下り、和岡の広い車道を北に進む。
途中から左手の弓道に回って真っ直ぐ進み、公共
の宿「いこいの沼涸沼(ひぬま)」横で、涸沼南岸に
出た。
4日間の湖沼巡りの、最後の沼に到達した。湖面は
北風に小さく波立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/be/c238fe3025d56d6a1ef441a4d59b0c6c.jpg)
ゴールの記念撮影をして無事到達できたことに感謝
する。
いこいの沼涸沼に入ってパンフレットをもらい、宿泊
のことや施設のことなどを聞く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/17/f936161ab07acbe523755b6b680a68b7.jpg)
雇用促進事業団の施設だったが、現在は茨城県開
発公社に委譲されていた。
それにしても場所柄、大きな建物と広大な施設の運
営は厳しいのではないかと感じられた。
最後のコースは、いこいの村の東側、ヤマハボート
係留場横から涸沼湖岸道路に出て、東に向かう。
広々とした涸沼の波間に、たくさんのカイツブリが
浮いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/a6/cc0649284c3b3b1ca54b5c49f9b448e4.jpg)
大谷川左岸に達して川沿いを少し進み、鹿島臨海
鉄道涸沼駅に15時36分にゴール。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/67/4aad36b09f01b770d26d4e3558b0beb9.jpg)
4日間の茨城県の湖沼ウオークを終えた。
四日連続の歩きは初めてというTさんも、足などの
トラブルもなく元気に完歩した。やまさんからもお墨
付きをもらい、これからのウオークに、大きな自信と
なったことであろう。
涸沼駅は涸沼観光センターを併設し、地元産品の
売店などがある。
間もなく来た上り列車で隣の大洗駅まで行き、大洗
港のそばにある高さ60mの大洗マリンタワーに上が
った。
展望台から、港に停泊していた北海道・苫小牧行き
フェリーや、大洗の町並みの先に広がる広大な関東
平野など、360度の大展望を楽しんだ。
(天気 曇後晴、距離 21㎞、地図(1/2.5万) 鉾田、
徳宿、磯浜、歩行地 鉾田市(旧鉾田町、旭村)、
大洗町(少し)、歩数 33000)
〈後記〉やまさん企画のLL(Lake toLake)ウオークは、
1月の東京が3日、2月の千葉も3日、そして3月の
茨城が4日で計10日間、計209㎞を歩いた。
全行程完歩は、やまさんと私の2人だけだった。
やまさんから、月々の完歩賞のほかに、ただ1枚
だけの「全10回パーフェクト賞」もいただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/ee/9506afc70ebd7bbfcbbd6f917a746bff.jpg)
4月上旬には、茨城の2日間の追加ウオークもある
といわれたので、出来れば参加したいと考えている。
〈完〉