あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

牛久沼から涸沼へ88㎞はちはちウオーク(第4日)

2008-03-17 23:33:30 | ウオーキング
 2008年3月5日(水)
 =鹿島臨海鉄道新鉾田駅~涸沼駅=



 最終日は4時台に起床し、約4時間かけてスタート地
の鹿島鉄道新鉾田駅に行く。


 この日の参加は、いずれも4日連続の3人。10時
ちょうどに出発した。

 駅の東側に出て、スポーツプラザヤマシンの横から
旧道を台地上の坂本に上がる。比較的新しい民家の
並ぶ住宅地を2㎞近く進んだ。

 県道2号を横断し、そばの杉並木の参道を進んで
諏訪神社へ。

 境内は杉、カヤ、クスなどの高木が多く、諏訪緑地
環境保全地域に指定されていた。

 神社の背後の道を西に進み、安房南集落に入る。
方波見家の、りっぱな長屋門が目につく。


 近くの十字路を右折して、両側に生垣の続く民家
の間を北に進むと、突き当たりに安寺〈あんしょう
じ〉があった。

 大同年間(806~10)の開基と伝えられ、鹿島郡
北部有数の古寺。堂々たる本堂は、安政3年(1856)
の再建。

 文禄年間(1592~6)には、佐竹氏の庇護を受け、
十石を授かったという。境内には桜の古木があった。

 寺の裏の竹やぶを抜けて、北側の田んぼに下る。

 谷地田を横断し、小さい流れに沿って谷地田の北側
山すその草道に入る。

 途中から草が伸びて廃道状態。しの竹などをかき分
けて進み、田のあぜに回って溜池のところまで進んだ。

 北側の台地入口に、徳宿(とくしゆく)城跡の表示が
あった。台地の東側、谷地田の横を回って徳宿本郷の
中ほど、公民館のそばに上がった。

 少し先にあった沼尾神社に入り、早めの昼食。境内
は杉木立に囲まれ、社殿の前には根元にこぶのある
大ケヤキが立つ。

 沼尾神社は、徳宿権守(ごんのかみ)を名乗った鹿島
親幹が、天福2年(1234)に最初の社殿を造営した
という。

 ご神木の大ケヤキは、推定樹齢700年、幹囲6m余、
高さ19m余りで、鉾田町文化財である。

 北側の飛び地にある境内社の曲松稲荷神社にも、
ケヤキの古木が大きく枝を伸ばしていた。

 徳宿を抜けて斜面林の下を西に折れ、鹿島臨海鉄
道の西側に回った。

 畑作地帯となり、イチゴやホーレンソウなどのビニー
ルハウスが並ぶ。

 朝ら曇り空だったが青空が増え、陽が差してきた。

 家並みの散在する東野の西で、鉾田川の上流を横
断する。小さな赤い屋根のお堂の横を通過し、鉾田
川右岸沿いの道を進む。


 まだ裸木のクヌギ林の横を過ぎ、新林を抜ける。
畑作地帯を2㎞ほどで下鹿田集落へ。

 県道115号と涸沼に注ぐ大谷川の支流を越え、北
側の台地にある鉾田町旭スポーツセンターに上がる。

 広い敷地に、芝生広場や大型の室内体育館、ゲート
ボール場、野球場などの施設がゆったりと配置され
ている。

 下鹿田集落を見下ろす芝生で休憩していたら、年配
の女性が来た。芝生の管理に来たのかと思ったら、
血糖値が高いなど、幾つかの病気を克服するためウオ
ーキングをしているという。

 農家の方で、疲れを癒すのと冬の寒さをしのぐため
飲酒が増えたのが、病気の原因とか。でも顔色は良く、
割合元気そうだった。

 紅白に塗られた携帯電話の大きなアンテナ塔の下
から西に下り、和岡の広い車道を北に進む。

 途中から左手の弓道に回って真っ直ぐ進み、公共
の宿「いこいの沼涸沼(ひぬま)」横で、涸沼南岸に
出た。

 4日間の湖沼巡りの、最後の沼に到達した。湖面は
北風に小さく波立つ。

 ゴールの記念撮影をして無事到達できたことに感謝
する。

 いこいの沼涸沼に入ってパンフレットをもらい、宿泊
のことや施設のことなどを聞く。

 雇用促進事業団の施設だったが、現在は茨城県開
発公社に委譲されていた。

 それにしても場所柄、大きな建物と広大な施設の運
営は厳しいのではないかと感じられた。

 最後のコースは、いこいの村の東側、ヤマハボート
係留場横から涸沼湖岸道路に出て、東に向かう。

 広々とした涸沼の波間に、たくさんのカイツブリが
浮いていた。


 大谷川左岸に達して川沿いを少し進み、鹿島臨海
鉄道涸沼駅に15時36分にゴール。

 4日間の茨城県の湖沼ウオークを終えた。

 四日連続の歩きは初めてというTさんも、足などの
トラブルもなく元気に完歩した。やまさんからもお墨
付きをもらい、これからのウオークに、大きな自信と
なったことであろう。

 涸沼駅は涸沼観光センターを併設し、地元産品の
売店などがある。

 間もなく来た上り列車で隣の大洗駅まで行き、大洗
港のそばにある高さ60mの大洗マリンタワーに上が
った。

 展望台から、港に停泊していた北海道・苫小牧行き
フェリーや、大洗の町並みの先に広がる広大な関東
平野など、360度の大展望を楽しんだ。

(天気 曇後晴、距離 21㎞、地図(1/2.5万) 鉾田、
 徳宿、磯浜、歩行地 鉾田市(旧鉾田町、旭村)、
 大洗町(少し)、歩数 33000)

 
〈後記〉やまさん企画のLL(Lake toLake)ウオークは、
1月の東京が3日、2月の千葉も3日、そして3月の
茨城が4日で計10日間、計209㎞を歩いた。

 全行程完歩は、やまさんと私の2人だけだった。

 やまさんから、月々の完歩賞のほかに、ただ1枚
だけの「全10回パーフェクト賞」もいただいた。


 4月上旬には、茨城の2日間の追加ウオークもある
といわれたので、出来れば参加したいと考えている。
                             〈完〉
コメント
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