『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

鑑真和上展

2006-08-21 17:07:38 | Weblog

 早くにチケットを 買っていながら、「まだまだ日にちはある」と高を括っていたら、最終日が目前に迫っている・・慌てて先日行って来ました。

 もう 二十数年前でしょうか 井上靖作”天平の甍”を読んだことで どうしても 行ってみたかったのです。

 ”素晴らしい” と言ってしまえばそれまでです。 十二年間かけてそれも盲になってまでも日本の仏教の為来日された 唐の高僧鑑真和上・・それだけでも 只の”人”ではない。

 会場を じっくり 丁寧に ひとつひとつ 読みながら一巡しました。たっぷり三時間掛かりました。それでも 時間は足りないと思いました。 天平の甍に出てくる 栄叡・普照 等など 「あっ、この人もこの人も」 と驚きの連続 宗教の在りよう ものの考えよう 我凡人には 計り知れないけれど・・天平の時代に、気持ちは飛んで行ってる・・

 ”唐招提寺” 千二百年も前の事です 連綿と伝わって来ました。

 ”鑑真和上”の坐像の前では 頭(こうべ)が下がります。こんなに、お小さい 像が 何ゆえ これほどまでに 大きく見えるのでしょう? 

 まだまだ 書き足りないのですが 私の拙い文章では伝え切れない。 もう少し 整理して、又 挑戦します・・・