『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

大自然” 秋の原始林”

2007-10-03 12:00:52 | Weblog

                

 子供達との交流会、例年屋内行事だったとの事、今年は趣を変へ、自然とのふれあい”原始林を歩こう!”と呼びかけました。せいぜい10人も集まれば、上々とのこと《そうか、やっぱり》と一抹の淋しさを覚えたがポスターを作り、学校に張ってもらいそれなりに努力しました。

 締め切後、申込用紙を貰いに行くので、夫、学校に電話をいれた。

 「オイ、大変だ!驚くなよすごい人数だ・・・」

 「すごいって言っても20人くらい?」

 「いやいや、その3倍以上の67人・・・」

 「えぇっ・・」

と、言ったきり、言葉が続かない・・・。驚きの人数です。教育委員会でも、かってない人数と驚いてました。が今更止めるわけにもいかず、15人の大人が額を寄せ協議しました。

 結局当日出席できるのは、我々仲間9人それと、教育委員会から3名で12名。

 それからの夫、大奮戦です。子供達を10班にわけて、5・6年生をリーダーにして、大人を一人ずつ張り付けました。

 そして、いよいよ当日です。夜中から降り続いていた雨、10:30分出発の10時、まだ降ってます。

仲間半分諦めています。「ダメかな?」チョッピリ不安が頭を過ぎる。チラッと夫の顔を見ると「絶対にはれろぞ・・」と言うような恐い顔。

 子供達が、雨合羽を着て、次々と集まってくる。”あぁ・・・”

 10:20分、雨があがりました。陽がさしてきました・・・。

《ヤッタァ!ついにお天気になりました》天の神様、ねがいを叶えて下さいました。

 準備体操も終わり10:30分予定通り出発。途中トイレタイムをとり、12時目的地の大沢園地到着。楽しいお弁当です。私の受け持った1年生の女の子が、「お腹が痛い」と言って来ました。

 「どれどれ、じゃおなかにオマジナイしよう・・『いたいの、いたいの飛んでいけ~山のカラスに飛んでいけ~』」

 これを3回繰り返しおなかを、な~でなで・・・

 「どう?まだ痛い」

 「うぅ~ん・・なおったみたい」

すごい効き目です。どうやら、ゲーム大会に間にあったよう・・・

 ジャンケン・ビンゴ・クイズ・等など・・・子供達は大喜びです。

 今朝までのあの雨が陰を潜め柔らかい秋の陽ざしが子供達を暖めてくれています。

 楽しい遊びも終わり、2:30分校庭に到着。途中何事もなく、無事解散することができました。

 “良かった・・本当に良かった!!”

 車に乗り帰途につきました。

 「あれ、なんだ?」

 夫の言葉で後ろを見ると、あの、おなかが痛かった1年生が追いかけてきます。

 「バイバイ・・」

かなりの距離走って来ました。

 「バイバイ・・元気でね!」

 嬉しさと可愛さで・・・涙が断りもなくながれます。

 これだけの大人数一人の怪我人も無く終わったのです!そして、子供達に喜ばれて~

  『皆さんお疲れさま~』

 大自然のなかでの稔りある秋の一日でした。