『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

もの思う秋

2008-10-08 22:06:47 | Weblog

 

 達成感と虚脱感が入り混じった変な状態から、なかなか抜けられず些か自分を持て余しています。
 たまたま、そんな時友達から、「森林公園」を歩いて来ましたよ~の手紙が舞い込み、〝そうだ、そう言う手があった〟と思わずニンマリ!

 天気も良し歩くのには絶好の日。夫を誘い即実行。
平日にもかかわらず、大勢の人が歩いています。
 紅葉には、まだ一寸早いようですが、小さくなった「テンナンショウ」が赤い実をつけていました。

 野鳥も賑やかに おで迎いです。素早い行動で、確かめられませんが、ウソ・ひよどり・頭が赤いクマゲラのようです。
 ふと、気付くと、学生風の人が一緒に見てました。
かれ、曰く「写真は撮れませんでしたが、しっかり見ました」と興奮気味。

 それから、もっと奥へ・・・ガサガサと落ち葉を踏みしめながら歩いていると、突然百人一首の歌が頭を過ぎります。

「奥山に紅葉踏み分け 鳴く鹿の
               聲きくときぞ 秋は かなしき」 

 さてさて、誰の句だったっけ・・・柿本人麻呂?でもあの人は
「足曳きの山鳥の尾のしだり尾の
                 長々し夜を獨(ひとり)かも寝む」

 そうです。柿本人麻呂で思い出しました。
猿丸太夫です。三十六歌仙の一人でもありますが、本当に実在した人物かどうかすら不明の謎の人物で、もしかして?(柿本人麻呂,この方の亡くなり方が不自然だった為・・・)

 だから、歴史にのめり込んでしまうのです。
この人一人取り上げても、随分長くなってしまいそう・・・


タップリと自然を満喫しました 。

 公園を出た所で、お友達から、電話をもらい、何時までも、グズグズしていては駄目・・・

 さぁ、明日からは元気を出して頑張ろう!