彼女との、つきあいは学生の頃からで、就職してからも、ずっと一緒でした。
早いもので彼女とお別れして、五年の月日がながれたのです。
その当時は虚しさと虚脱感で、自分自身を持て余していたようにもおもいます。
色んな意味で多才だった彼女、優しかった彼女、でももう居ないんです。
雪
雪が美しいのは、晴れ上がった白銀の景色だけではない。
ちらちらと、まるで天からの落ち葉のように舞い落ちてくる
『降り出しの雪』
も、
音もなく しんしんと降り続くぼたん雪や こな雪も
鉛色の空一面から吹き付けて襲いかかる吹雪も、
みんな等しく美しい。
だれにも まねのできない、多面の無心の表情を 持ち合わせると
思いがけない“輝き”が生まれる・・・・・
人間もきっと同じなんだと、雪を見ていてそう思う。
回り道の唄より。