冬枯れの淋しい庭にポツンと寒そうにたっている、話し相手のタヌくん。まぁ頑張って冬を越してくだ
さい・・・
庭の花達も役目を終えて靜に眠っています。「ありがとう随分楽しませてくれたよね・・・」
庭の主タヌくんも本来なら冬篭りなんだよね・・・今年はちょっと違うみたいだけれど~~
お陽様の優しい光を浴びながら細かい雪が遊びながらフフッいや躍りながらまた肩をぶっつけなが
ら!楽しそうに天から舞い降りてくる。
雪は楽しそうだなぁ・・・
山里に冬ぞさびしさ まさりける 人目も草もかれぬと思えば
源宗千朝臣(みなもとのむねゆきあそん)
源宗于朝臣(みなもとのむねゆきあそん/626~671)は、光孝天皇の皇子 是忠親王の子どもで、寛平六年に皇族を離れ源姓を賜わりました。
三河、相模、信濃、伊勢などの国司を歴任し、承平三年、正四位下右京大夫となりました。
三十六歌仙のひとりで、『古今集』などに和歌が残されています。
この和歌は、山里で暮らす宗于が都の友達を思ってつくられた和歌だと言われていますが、人を恋しく思う気持ちが伝わってきます。
山里はいつの季節でも寂しいが、冬はとりわけ寂しく感じられる。尋ねてくれる人も途絶え、慰めの草も枯れてしまうのだと思うと。
平安の時代でも現代でも、冬はやはり淋しいのでしょうね・・・・・