『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

  ”立冬に想う”

2011-11-08 16:25:04 | Weblog

 

                                         

  泣きたい・・・でも、ぐっと堪えて泪をみせない空の雲。昨日はがんばって泪をみせなかった。

 今日はついに駄目・・・大雨ではないけど・・・小雨が冷たい。

  その筈今日は立冬。

 あなた、其方も同じ暦でしょうか?・・・

 この時期と夕暮れが本当に嫌です。

 古い本を繙いて(ひもと)みました。

 滝口入道と横笛の件(くだり)です。

 現代では考えられない・・・恋を貫くには”死”を選ぶしかななかった?横笛。

 横笛が入水し滝口入道が横笛の亡き骸を抱え一歩一歩・・・何を思ったでしょう・・・

 でも、私は自分の命を絶つ事はしない。

 どんなに、淋しくても与えられた命を全うします。そうしなければ・・・あまりにも哀しい・・・

 間もなく、本格的な冬がきます。