『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

冷たい風・・・

2012-02-11 12:10:18 | Weblog

 

 

                             

      あなた

  今日はお日様がキラキラしてるよ・・・高く積みあがった雪山が眼に痛い・・・

  石楠花の葉っぱがあまり開いていないから、きっと風が冷たいのでしょう・・・

  雪が結構吹き溜まりになっているので、雪掻きもしなければ・・・と思いつつ外へ出たくない。きっとこの世で一番怠け

  者だと・・・思います。

  先日、こんな手紙を書いていること・・・笑われちゃった。でも彼女は声を出して話しも出来るし生の声が返ってきて自

  分の耳で確かめられる!!そう言う方が傍にいらっしゃる。

  わたしは、この様な手段でしか、あなたと話をする事ができない・・・私も生の声で話しがしたい・・・

  そんな風に考えたとき「私は何処かでわるいことをして神様から罰をうけ、一番大切なものを取り上げられた」のではな

  いか?・・・と。 哀しいし情けないが、そうなんだと思いました。

  でも自分では、只一生懸命真面目に!生きてきたつもりなのですが・・・

  あなた 

  其方での人たちと会いましたか?

  皆さんひっそりと静かに眠ってることでしょうね。

  昨日、ホラ兄と同じ学校出身の、あの方にお逢いしました、お元気そうでしたよ。兄とはもう話ししましたか?・・・

  そのせいか帰る途中あまりの風の冷たさに、流氷を思い出し、故郷へ帰ってみたいな?と思いました。

  齢とともに、一人が淋しく帰りたく思いますが・・・そう、都合の良い事ばかりはないですよね。 

  こんな風にあなたと話ししてること、書いているうちに、雲行きが怪しくなりお日様顔を引っ込めてしまいました・・・

  今日もこうやって一日が過ぎて行くんです。

  カッタンどうやら、熱が下がったようです。よかった・・・

  

執着
大切にしてきたものほど、手元を離れていく。
いつまでもそばにいたいと思う人ほど、遠くへ行ってしまう。
永遠に続くものなどこの世にはない・・・と何度聞かされても
いつまでも大切にしたいもの、そばにいたいと思う人は消えない。
そんな”執着”が
どんなに未練がましく、みっともなくても
人間の味である。

 

  回り道の唄から・・・

  そうですよね・・・人に笑われようと・・・その手段しかない者には、そうするしか、ないのです。