『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

   春の日に想う

2012-03-09 17:13:42 | Weblog

 

              

     あなた

 随分遠いところへいってしまったようね・・・一方通行の手紙どれだけ書いたかしら?未だに一葉の返信も届いていませ

 ん。淋しいものです。

 今日も春の陽気で雪が慌てて溶け出していますよ・・・

 いくら居座っていたくても、この時期になるとそうにはならない・・・これが自然。

 時の移ろい!!春がきたのです。

 ひたすら、雪と格闘・・・でなければ淋しさを堪えて、ジ~ット夜明けをまつ苦しさ・・・

 あなたには到底判らないでしょうね。

 でもね、み~んな優しくしてくれる。そんな優しさに絆され・・・何故か泪がでてしまう・・・

 そんなとき、あなたに「ブツブツ」と掻き口説いてしまうkeiです。お見通しでしょうけど・・・

 あなた

 おおきく「伸び」をして、眼を覚まして・・・

 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に 

     かひなく立たむ 名こそ惜しけれ   (周防内侍)

 かくとだに えせはいぶきの 手枕に

      かひなく立たむ 名こそ惜しけれ   (藤原実方朝臣)

 

  好きな詠二首・・・・