『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

”あなた一人は辛い・・・”

2012-06-20 19:17:55 | Weblog

     

                              

         あなた

 どんよりとした雨雲で、時折り雨にもなるという寒い日です。ストーブの火が冷えた心に暖かい・・・

 芍薬の花が雨に濡れしっとりとして、すごく綺麗です。

 昨夜は眠れず昨日と今日の交差点が過ぎ、まだ今日になり切れないぼんやりとした、薄明りの明け方まで目が冴えて・・・

 辛かった。

 頭が重い。みんな生き生きとして、楽しそう。やっぱり私は限界かな?

 けっして虚勢をはっていた訳ではないけれど・・・ひとりぽっちが淋しくて・・・そして人恋しくて・・・

 やっぱり、無理があったのでしょうね。

 そんなkeiが自分でも愛おしく「もういいよ苦しむなよ」 と言ってるあなたの声が微かに微かに!聞こえてきた…そんな気がした

 さっき、雨の晴れ間に「タヌ」を見てきたの・・・何でもお見通しの「タヌ」です。私の代わりに大きな涙を零していた。

    あなた

 楽しい事があるから、苦しい事もある。判ってはいます、私だけが倖せにはなれない。

 ですが一人で其々を考えるって・・・本当に息が詰まりそうで苦しい。

 “散るという飛翔のかたち花びらは ふと微笑んで枝を離れる

 俵万智さんだったと思います。大好きな詩です。

 引け際の大切さを「さらり」と詩っています。

 私は意気地なしだから・・・あなた手をかしてお願い・・・