『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 静かな風がカサカサと葉擦れのおとをたてながら、一葉二葉とクルクルって飛び交って…

2016-09-29 12:44:59 | Weblog

                       
                                 2016-9-28-「シュウメイギク」「白菊」

   あなた

 穏やかな秋日和。

 「シュウメイギク」「白菊」が仲良く並んで、秋の陽をいっぱい浴び乍ら、お喋りに余念がない。

 「もう私たちの役目も終わりだから、英気を養い、再びの季節に巡り合えるよう休みましょう」

 って…

 話しあっているみたい…

 静かな風がカサカサと葉擦れのおとをたてながら、一葉二葉とクルクルって飛び交って…

 何時もの秋の風景。

 

 友達からの電話。

 もう何年もあってない。

 話しはすぐに、学生の頃。

 何々くん何々ちゃん…

 それが一つも不思議と思わない。

 

 あなた

 文月ともお別れ…

 またのこの月に合えるといいね…

 いや

 合いたい

 静かな秋の日です。