『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

外は暮れ泥んできました 弥生三月の午後

2020-03-04 15:58:18 | Weblog

        あなた
      雲の切れ間はなく
      ドンヨリと
      曇ったまま

      しばれるでもなく
      融けるでもなく
      ザクザクとして
      轍に足をとられそう…

      そんな
      春からぬ日

      僅かな距離の
      バス停~~が
      わたしの足では
      相当の距離…
      ホトホト
      疲れたぁ…
 

      歯医者さんへ行ってきました

      あなたがいたら
      車で
      送ってくれたでしょうに…

      自分の身体が思うように
      ならないと
      つい
      愚痴が募る

      愚痴って
      キリがなく

      世の中の辛い事
      ひとりで
      背負ってる様に…

      錯覚

      沁みじみ
      バカだな~ぁって…

      堪え性がないのね~~…
      

      母の住む国から降ってくる雪のような淋しさ 東京にいる
      (『サラダ記念日』)

      ゆく河の流れを何にたとえてもたとえきれない水底(みなそこ)の石
      (『サラダ記念日』)

      散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる
      (『かぜのてのひら』)
       俵真智さん(『サラダ記念日』)より

      俵真智さんて
      素敵と思う…

      な~にもしなくても
      時間だけは
      過ぎていきます

      外は
      暮れ泥んできました
      弥生三月の午後