あなた
”アロニア”の花が咲きました。
白の清純な花で、あなたが大好きだったアロニアの木。
こうして、庭の花たちと何気ない会話をしながら淋しさを紛らし…長い一日を過ごしていく。
重い雲にお陽さんは遮られ、底冷えのする肌寒い日…
身体は此処にあるのに、何処か淋しげなところを、彷徨っているわたし…
眠れぬせいで、はっきりしない頭…
でも、庭の花々を見ていると、あなたが、這い蹲って草むしりをしている姿が彷彿として…遣り切れなさが募る。
贅沢は言わない…だって、わたしは生きている…
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