『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

心を吹き抜ける・・・一陣のかぜ

2011-09-01 14:31:00 | Weblog

 

                                

  9月・長月または季月ともいいます。

 虫の音がひと際賑やか・・・きみたちの一番嬉しい季節ですもね・・・

 まだまだ夏の名残の厳しい暑さ、でも風が爽やか!やはり秋の風

 終われていない風鈴の音と虫の音の合奏・・・風流と言おうか喧しいと言おうか?今まで感じた事のない不思議なおと。

 きっと去年の秋も聞いている音色なのでしょうが・・・たった一人で聞いていると”ずしん”と 心のなかに響いてくる。

 全ての事が去年とは違う・・・

 たった一人がこんなにも、寂しいものだなんて・・・想像だにしなかった・・・

 庭のタヌも心なしか?泪ぐんでいる・・・きっと私への気配りなんでしょう・・・ 

 そう全てが去年とは違う。永い月日を「居て」当たり前と思ってくらしていました。たった独りになるなんて、努々考えたこ

 とがなかった。

 生きて行く途中にこんな大きな落とし穴があったなんて・・・ 

 旅はまだ終わってはいないのに・・・「緞帳!」が下りた様に・・・


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