『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 早朝、つめたい朝露をふくんで咲く夏の野草、「ツユクサ」。

2016-09-20 12:44:37 | Weblog

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                                  2016-9-12-「露草」

   あなた

 「露草」二輪名残り惜し気に咲いている。

 花言葉=「なつかしい関係」「恋の心変わり」など…

 早朝、つめたい朝露をふくんで咲く夏の野草、「ツユクサ」。

 わずかな時間で凋んでしまう、小さな青い花の儚さ…

 可愛い花です。

 

 昨日は「敬老の日」

 リコが食事に連れて行ってくれたよ…

 美味しかったけど…

 諸々の事、こみあげてきて…

 せめて隣にあなたが座っていたらって…あり得ないこと思ってしまう…

 お歳を召した方と若い方々が連れ立ってる姿…

 微笑ましく…倖せだなって…

 

 朝夕肌寒くなってきて、いよいよ秋本番な季節。

 

 茫々と伸び放題の雑草。 いまは見る影もない庭。

 秋の澄んだ光 が哀しく、荒んだ(すさんだ)庭が一入侘しさをそそる。

 あなた

 其方から哀し気な顔でみているのでしょうか…

 わたしは生きています。

 その事に精一杯。

 言い訳がましいけど~…

 


淋しいのに、お花の綺麗さが、瞳(め)に残り何時までも尾をひいて…

2016-09-19 10:49:31 | Weblog

                        
                                     2016-9-17-「エゾムラサキツツジ」

    あなた

 ボケた写真でゴメンナサイ「エゾムラサキツツジ」です。

 沢山の蕾をつけています。

 どうしちゃったんでしょう…

 咲けないまま蕾のまま、終わってしまうのかもね…

 ウデは悪くても「エゾムラサキツツジ」を見せたい気持ちは通じるね…

 

 キリッとした、清々しい青空。

 まだ文月なのに、空気は冷たく晩秋と勘違いしそうに移ろいで行く季節。

 そんなに急がなくてもよいのにって。

 急いではいないけど…

 追い立てるように~廻りくる季節。

 

 あなた

 お彼岸です。

 お墓参りに行って来ました。

 沢山の人が来てた…

 手に手にお花を持って…

 淋しいのに、お花の綺麗さが、瞳(め)に残り何時までも尾をひいて…

 心の中で、いっぱいいっぱい、話しかけて…でも、やっぱり虚しい…

 

 秋の空です。

 たちまちのうちに、雲が広がって…

 さむくなって…

 

 

 

 


みんなに、嫌われる「カタバミソウ」 何処までも這って増えていきます。

2016-09-18 10:34:57 | Weblog

                 
                              2016-9-17-「傍食」カタバミソウ

   あなた

 みんなに、嫌われる「カタバミソウ」。

 何処までも這って増えていきます。

 でも、よ~く見て可愛いでしょう…

 花言葉=「ひたむきな愛」「熱き想い」など素敵です。

 が、雑草はやはり「雑草」。

 地面を覆い尽くして大事な花が消えてしまう。

 これが嫌われる所以。

 現在、我が家の花畑は概ねこの状態。

 あなたが見たら、さぞ驚くことでしょう…

 

 ピ~ンと空気が張り詰めた文月の朝。

 花畑の中に立ち、蔓延ってる(はびこう)「カタバミソウ」をみてヤレヤレと、複雑な気持ち。

 蹲む (しゃがむ)屈む、態勢は厳禁。

 横に捻っても駄目。 

 始めは中々出来ず、よく注意されました。

 慣れました。

 辛いです。

 草毟りも出来ない。

 あなた

 負け惜しみなしに「成るが儘、自然の儘」…そうしようと思います。

 すこ~し気が楽。

 

 

 

 

 

 


 あれ程長かった刻(とき)が、今のわたしにはついて行けそうにない位早く…

2016-09-17 11:38:16 | Weblog

  
                                                  
                                                          2016-9-14-「源平カズラ」

   あなた

 叩かれ強い「源平カズラ」

 長い間手を掛けてもらえず、それでも強く…優しさも忘れず咲いてくれた「源平カズラ」

 見事です。

 可愛い。

 心から「愛おしい」って思います。

 

 秋の日はクルックルッって変わります。

 モタモタしてるわたしをよそに、庭の花たちはドンドン枯れて再び廻りくる日まで、静かに

 休もうって…

 そんな状態でも、わたしは何もしてやれない…

 楽しませてくれた花の花殻さえ始末出来ない…

 「ごめんね~~」

 

 僅かに風

 さむいってほどではないけど、頬を撫でるのは、カラッとした秋の風。

 

 あなた

 刻(とき)の立つ速さをかんじます。

 あれ程長かった刻(とき)が、今のわたしにはついて行けそうにない位早い。

 あなたのお兄さんの一年祭。

 許可を頂いたのでいってきます。

 淋しいね。

 

 

 


「あなた」 昨夜は「中秋の名月」夜の外は、厭だったけど…庭へ出て見ました。

2016-09-16 16:25:15 | Weblog

                        
                            2016-9-14-「シュウメイギク」

   あなた

 昨夜は「中秋の名月」

 夜の外は、厭だったけど…庭へ出て見ました。

 凛としたお月さん

 まん丸くって、青みを帯びて…綺麗…

 庭は夜露でしっとりと濡れ、枯れかかっている「タカネトウウチソウ」がそれでも、お月さんに

 「今晩は…素敵よ…」って話しかけて…

 

 こんなにして夜の庭へ出るのは何年ぶりでしょう…

 あなたが、居なくなって初めてかな?

 ひとりで見るお月さんって!淋しくって嫌い…。

 それでも「お 団子」「すすき」「うさぎ」と遠い日を思い出し、家のなかでお団子を食べながら

 他愛のない話を楽しんだのを、庭の中で噛みしめて…。

 

 秋の日は本当に短い。

 嫌いな秋。

 もう、暮れ泥んでる高い空。

 また、なが~い夜とのお付き合い。

 

 「あしたも、天気にな~れ…」

 

 

 


「庭の始末にチョットだけでいいから来て…決して驚かないから」って必死にお願いしてる けど…駄目みたい。

2016-09-15 09:50:53 | Weblog

                        
                                   2016-9-14-「コスモス」  

    あなた

 まだガンバッテ咲いている「コスモス」。

  殆ど葉が病葉のように、茶色になりかかっていますが、咲いている花が少ないので優しく可憐な

 「コスモス」がそこにいるだけで、庭を引き立ててくれます。

 秋の淋しい庭に彩りを添えて…

 

 昨夜久しぶりに古い友人との長電話。

 気取りもなく、衒い(てらい)もなく、素の自分を出せる友人

 決して近い距離でなく、逢って話しは出来ない。

 唯一電話だけ。

 それでも、繋がっている!それが、いいのかな?…

 哀しいよね

 淋しいよね

 その気持ち判ります

 だって経験者ですもの…

 

 わたしは「写真」に向かって

 「庭の始末にチョットだけでいいから来て…決して驚かないから」って必死にお願いしてる

 けど…駄目みたい。

 写真はただ笑っているだけ…

 よ~く考えたら、来れないよね…

 車もない

 遠すぎる

 ん…やっぱり遠い…

 

 

                   


自分自身に言い聞かせる様にくぐもった声がボソボソと…

2016-09-14 13:32:38 | Weblog

                     
                               2016-9-5- 「ダルマギク」  

   あなた

 まだ、少々ですが「ダルマギク」が可愛く咲きだしました。

 秋です。

 お彼岸も近い…

 花言葉=「打たれ強い」

 

 どんな事にだって「打たれ強く耐えなきゃ…」だめよね。

 幾つになっても…まだ、判っていないみたい…

 今日は雲の多い空…

 あの雲に乗れたら!何処へでも飛んで行けるのに…って思うけど…

 

 友達が忙しいと言いながら、一服のお茶を喫みに(のみに)にやってきて

 「あぁ美味しい」って慌ただしく帰って行く。

 その後姿が妙に淋しい…

 きっとその姿は彼女でなく「わたし」なのかもしれない。

 

 昨夜遅くに電話してきたひと。

 自分自身に言い聞かせる様にくぐもった声がボソボソと…

 誰にだってあるよね…

 笑えるような話ばかりではない。

 でも、この齢になったら、答えなんて出ないよ~…

 あるが儘に

 為すが儘に

 でなきゃ生きてはいけないよ~… 。

 

 秋空だけど、白い雲が空を覆っている。


秋の日は短く、夜の帷もストンと落ちてしまい、淋しい限り…

2016-09-13 15:13:09 | Weblog

                   
                                   2016-9-12-「洋シャク」

    あなた

 つい先日まだ固い蕾だった「洋シャク」開きました。

 秋の陽気?と言うのも変ですが可愛らしく咲いて楽しませてくれてます…よ。

 春よりはひ弱ですけどね…

 

 随分寒いと感じたけど午後からは、

 弱~いお陽さんですが、微かに明るくなってきたよ。

 

 秋の日は短く、夜の帷もストンと落ちてしまい、淋しい限り…

 

 あなた

 わたしの言ってること判る?

 ん…

 って首を振ってるすがた…

 アッ…

 判ってくれたんだ…

 つかれたよ~~…

 いたいよ~~…

 でも、今日の 日に感謝かな!!…

 


雨風に苛められ、美しいピンクに咲くことが出来なかった。「ベンケイソウ」…

2016-09-12 13:41:17 | Weblog

                        
                               2016-9-11-「ベンケイソウ」

   あなた

 「ベンケイソウ」が美しいピンクに染まろうとしてる頃、あの台風です。

 雨風に苛められ、美しいピンクに咲くことが出来なかった「ベンケイソウ」…

 それでも、一生懸命美しくあれ…とガンバッテ咲きだしました。

 花言葉=「穏やかな・信じて従う・静寂」

 その姿、可憐らしい(いじらしい)。

 

 秋の天気。

 穏かです。

 文月の空は目映いくらいの青。

 僅かに鱗雲が…

 雑草がこの時とばかりに、ニョキニョキと花畑を覆ってる。

 厭だなぁって思うけど…

 為す術もなく…「悔しいなぁ」って雑草を睨みつける…

 

 何だか疲れてしまいました。

 そして、我がことなのに、投げやりな気持ちになってしまい…

 思う様に動けない身体が恨めしい…

 それが哀しみに変わり…深い溜め息で足掻き……

 消化不良になり、胸の閊えも大きくなり「キリキリ」って…痛い。

 

 あなた

 其方は…余りにも遠いね~~…

 

 

 

       


 天気も花もわたしの、周りの人たちも…みんな優しくしてくれて…

2016-09-11 11:03:48 | Weblog

                   
                        2016-9-5-無残な姿の「コスモス」

   あなた

 「コスモス」と言わず草花は無残な姿です。

 自然の下(もと)では、為す術がない。

 それでも、ここは花が倒れるだけで済みましたけど、本当に大変な台風でした…

 

 我が家の電話・パソコンが使えなくなって4日、5日目の朝ようやく使える様になったよ…

 当たり前に使っていたものが、使えなくなるって…

 本当に大変だったけど… 

 使える有り難さをが嬉しく、沁み々と愛おしいと思ったよ…

 

 きょうは久しぶりに良い天気。

 風もなく空気が澄んで「秋」です。

 重い身体を引き摺りながら外に出て、庭の空気を思いっ切り吸い込む。

 

 秋は淋しいけど、綺麗な空が素敵。

 

 神様が余りにも、痛い目にあった…わたしえのご褒美だった…と勝手に思ってます。

 天気も花もわたしの、周りの人たちも…みんな優しくしてくれて…

 倖せ者と思います。

 

 あなた

 こんなに良い日

 車で何処か行きたいね…

 夢の中でハイヒ-ルで歩いている「わたし」

 勿論杖など要らない。

 フフフッツ…

 そんな夢に向かって歩いている!わ た し…

 夢の後は自分でも可哀想にって思うよ。

 頑張る。

 もっとシャキッとするまで身体養うから…ね。