いかにも邦画といった “ほのぼの” テイストの作品ですね。
物語の展開は、前半で一区切り、 後半でもうひと山といった構成です。
後半は、 前半のさまざまな伏線をいきなりの偶然で強引にまとめにかかった 感じですが、まあ「映画」ですから、それもありでしょう。
そのあたりの無理筋も、 岡田准一さんと麻生久美子さんの自然体の演技もあってうまく昇華 させたように思います。
ラストは、映像シーンに加えエンドロールに上乗せした「声(音) 」で納得させるという演出で、 これはなかなかの工夫だと思いました。