ほとんど期待していなかったのですが、完全に裏切られました。 とても面白かったですよ。
海外のコメディにある「少なからぬ悪意? を感じるようなジョーク」や日本のコメディにある「 ワザとらしいギャグ」とは無縁の “素直なつくりの喜劇” です。
もちろん原作や脚本によるところが大きいのですが、 キャスティングも見事だったと思います。
松重豊さん、西村まさ彦さん、ピエール瀧さん、 飯尾和樹さんといったコメディの申し子のような役者さんたちは言うに及ばず、高橋一生さんの溌溂さも気持ちよかったですね。
犬童一心監督をはじめとしたスタッフや出演した役者のみなさんのおかげで、久しぶりに “気持ちが爽やかになる作品” を観せてもらいました。
ともかく私は、 シンプルなテイストが好みなのです。