たい焼きを探しに、東京都武蔵野市にやって来ました。西に一直線に走っている JR 中央線の、新宿駅と立川駅の真ん中あたりに位置する武蔵野市。その中央線に吉祥寺駅があり、よく住んでみたい街アンケートなどに、この吉祥寺が選ばれます。実際に駅を降りると、確かに人が多いですね。生活している人、学校に通う学生は勿論ですが、どうみても地元民でなさそうな、あえてこの吉祥寺目的で来ている方など、ほんと駅前は混んでます。そう吉祥寺駅南口から歩いていける所に、三鷹の森・ジブリ美術館があります。それにオシャレなカフェなどもあり、ちょっとしたお出かけには最高の場所と思います。それと井の頭公園の散歩もいいですね。
吉祥寺駅にもう一つ北口があります。そちらを利用する方は、どちらかというと生活されている方が多いような?西友・東急・パルコなどのお店や小さな商店が多くあります。その駅北口の一角に、平成になって25年が経っても、いまだ昭和の色が残る空間があります。これが皆さんご存知の、ハーモニカ横丁と呼ばれている場所です。ホンと吉祥寺駅北口を出て、通りを渡った所にあるのですが、横丁に入る通路が遠くからだと分かり難いそんな一角です。店と店の間の細い通路を入ると、人がやっとすれ違うくらいの道沿いに、小さなお店が並んでます。大部分が飲食系のお店で、中には現代風の飲み屋さんもありました。横丁ということから、昭和の時代は赤提灯がよく似合う、サラリーマンの憩いの場所だったのではないでしょうか。
前置きが長くなりましたが、今回のたい焼き屋さんですが、このハーモニカ横丁にあります。先ほども言いましたが、ハーモニカ横丁にはお店が沢山あります。この空間で目的お店を探し当てるのは大変。狭い路地を入って縦に横に歩いて、人が並んでいるお店を発見。ここが有職たい菓子本舗・天音です。数人の方が並んでいましたが、自転車で買いに来る方、ハーモニカ横丁のマップを持って並んでいる方など、地元や観光客の方々がたい焼きを買いに訪れていました。お店の間口は狭く、残念ながら中の様子が伺えませんでした。そして僕が列に並んで15分くらい経って、やっとたい焼きを買うことが出来ました。お店の前には「お店の周辺での・・・」と注意書きがありました。確かにこの狭い路地で、たい焼きを食べるにはちょっと迷惑になります。ということでたい焼きを持ったままハーモニカ横丁を出ることにしました。
早速天音のたい焼きを食べてみました。まず第一印象は、全体的に大きい。確かに羽根付いているので作りは大きいけれど、手に持った感じも重いですね。お腹の所にある形は、大きなひょうたんですか?羽根の部分を食べてみると、意外としっかりした生地で、ここだけでも香ばしい。本体は薄皮まではいきませんが、やや薄皮に近い感じで、中にたっぶりの餡が詰まってます。自家製の餡は甘さ控えめで、小豆の美味しさが感じられます。これだけたっぷり入っていても、甘ったるくならないのがいいですね。全体的にもっちりとして、食べ終える頃には結構お腹がいっぱいになりました。さすがに二匹は食べられないかも?
天音さんのたい焼きは、冷めても美味しく食べれるようなので、吉祥寺土産にもってこいです。但しなくなり次第閉店なので、早めに行くことをお勧めします。僕が行ったのは、平日の午後4時過ぎでしたが、まだ大丈夫でした。運が良かったのかも。
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