そういえば山梨県で今だたい焼きを食べたことがありません。それならばたい焼き屋がないか探した所、国道20号沿いに去年に開店した、たいやき研究所を見つけました。このたいやき研究所は、九州を拠点とし西日本で店舗を拡大しているたい焼き屋です。そして関東に一番近いお店が、このたいやき研究所甲府店になります。
早速大きなたい焼きの看板が目印のお店に入りました。厨房が広く、たくさんの店員さんが作業をしていました。メニューを見ると、本格パリパリたいやきと白いモチモチたいやきが有り、両者とも中に入る餡子の種類を選べます。いつもなら定番のあずきを選びますが、今回僕が注文したのは、本格パリパリたいやきのさつまいもあんとあずきの2つが入ったさつまあんです。見ているうちに、たまには変わったたい焼きもいいかと思えてきたのです。それともう一つ、たいやき研究所全店舗の中で、唯一甲府店のみ販売しているたい焼きを注文しました。それが幸せの富士山たいやき三七七六です。三七七六は富士山の標高を表していますが、何故にたい焼きのネーミングに用いたのでしょう?幸せの富士山たいやきだけでも十分伝わるのに?
物によって、注文してからたい焼きを焼くようで、長椅子が置かれているスペースで数分待つ事に。壁には芸能人のサインが?はじめ誰の物かわかりませんでしたが、隣に写真があり、よーく見るとアントキの猪木さんでした。待っている間にも、数名のお客さんが入って来ました。駐車場もあり、場所がら車で買いに来る人も多いようです。
予定時間より少しオーバーして僕の番号が呼ばれました。後で思ったのですが、変わった餡子のたい焼きを注文すると、少し時間がかかってしまうかも?
本格パリパリたいやきと幸せの富士山たいやき三七七六が入った袋を渡され、たいやき研究所を後にしました。駐車場に止めた車の中で食べようと、袋の中からたい焼きを取り出すと、さすがに焼きたては熱い。おもしろいのが幸せの富士山たいやき三七七六です。ちょっと見、関東で言う今川焼きのようですが、よーく見ると、真ん中に富士山があり、そこに鯛が描いてあります。これをたい焼きと呼んでいいのか疑問です?
少し時間をおき、まずは本格パリパリたいやきから食べました。頭からかぶりつくと、薄皮が若干皮が硬いかな?そして薄皮の中からいもあんが溢れるように出て来ました。膨らみのあるたい焼きの中には、ぎっしりと餡子が詰まってます。頭のいもあんが終わり、お腹の辺りからあずきが登場。その後しっぽの先までぎっしり詰まってました。味はというと、最初のいもあんは程よい甘さでなかなかいい感じです。その後に登場したあずきは、それなりに甘く、尻尾を食べ終えると、甘ったるさが残ります。お腹の辺りの、いもあんとあずきがまじわるあたりが丁度いい甘さかも。餡子にこだわっているのは凄くよくわかりましたが、餡子が多い分、少し甘さを抑えた方が、後味すっきりになると思います。
次に幸せの富士山たいやき三七七六を食べました。まあこれは形が形なので、たい焼きを食べている感じではないです。やはりこちらも皮が硬いかな。でもおもしろいのが、餡子に混じって丸い小さいお餅が真ん中に入ってました。これが意外においしく、餡子の甘さを和らげてくれてます。この皮の硬さは今川焼きでもなく、食べ終えた後、何を食べたのかわからなくなりました。でも甲府特有の企画としてはとてもおもしろかったです。
※ こちらのお店ですが、残念ながら閉店になりました。
山梨県甲府市のたい焼きが、1つ無くなりました。
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