たい焼きを探しに、東京都板橋区に来ました。板橋区は23区の北に位置し、荒川の向こう岸は埼玉県です。
古い話をすると、江戸時代に地方に向かう街道が設けられました。五街道の一つに、中山道があります。中山道は日本橋を起点に、高崎(群馬県)・下諏訪(長野県)を通って草津(滋賀県)につながり、東海道が海側ならば中山道は山側を通る、江戸と京都を行き来するルートです。板橋区には、この中山道があります。
板橋区役所の近くに、旧中山道があります。住所が板橋区仲宿と表記されているので、ここが中山道の板橋宿です。
現在の国道17号線から旧中山道に入ると、そこは商店が並ぶ狭い通りです。数メートル進んだ右側に観明寺ある事から、この先に板橋宿の本陣があります。そんな江戸時代に賑わっていたこの場所に、今回のたい焼き屋があります。
旧中山道と王子新道の交差点を石神井川方向に歩き、左手の地元のスーパーの先の路地を左に曲がった所に、たいやきの幟が目印の、けんぞうさんがあります。細い路地ですが、国道17号線からの抜け道らしく、意外に人通りが多い事を感じます。
幟にも書かれているように、けんぞうさんのたい焼きは、日本一分厚いたい焼きです。店の入り口には、お店を訪れた芸能人の方々の写真が、飾られてありました。
早速お店に入り、日本一分厚いたい焼きを注文。たい焼きの種類は、小倉あんとクリームと季節限定のたい焼きがあり、その他に塩入小倉あんというものがあります。となれば、この塩入小倉あんを食べてみたいですね。そしてその時期の季節限定の、栗あんも購入する事にしました。
既に焼かれてあるたい焼きを2匹を持ち、お店を後にしました。最初に塩入小倉あんのたい焼きから食べました。袋から取り出したたい焼きは、日本一分厚いたい焼きの名前のとおり、ずっしりとした厚みのあるたい焼きです。
それを頭から、なんとかぶりつきました。たい焼きの表面はサクッとしていて、中はふんわりやわらかい。この時点で、口の中に入ったあんこの割合が、ほんの少しです。そりゃそーだ。2口目から、小倉あんの甘さが楽しめました。そうそう、何となく甘さの中に塩っけがあるような・・・?確かにダイレクトな甘さではない、なんていうか上品な甘さです?これがこの生地の厚さに、ちょうどいいお味です。
もう一つ購入した、季節限定の栗あんのたい焼きを食べました。ふんわりした厚い生地に、栗の甘いあんがいいですね。塩入小倉あんを食べた後なのか、さっぱりした甘さの食べ心地が印象的でした。
日本一分厚いたい焼きを、2匹食べました。さすがにお腹がいっぱいです。
※ 2021年7月に閉店致しました。ただたい焼きの歴史として、このまま掲載を続けます。
( けんぞう 十条店は、営業しています。)
なにかが見つかる広告
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます