一カ月を経過した熊本地震 (風の行方№35)
だいじょうぶか川内原発
熊本県を中心にした一連の地震は、発生から昨日で1カ月が経過しました。
1400回を超える余震に、今なお1万人以上が避難所で生活を送っている。
死者49人
安否不明1人
関連死の可能性のある人19人
住宅被害8万657棟
電器・ガスは県内全域で4月中に回復したが、今なお約3全世帯で断水が続く。
13日午後1時半現在、25市町村に244ヵ所の避難所が設けられ、1万477人が避難している。
新聞・テレビ等メディアの関連ニュースもだんだん少なくなって、
被災地から遠く離れた地では、何処か他人事のような感覚がただよい始めている。
連休中の海外旅行者もたくさんいた。
東日本大震災の時、津波と原発事故のメディアは関連ニュースを、連日流し続け、
自粛ムードが大きな社会現象として発生した。
被災した人々にとって、メディアが取り上げようが、取り上げまいが
被災の苦しみや哀しみは同じなのに、 メディアの取り上げ方は、どこか東日本大震災の時と違っている。
(我が家の芍薬)
こうした憂いに関係なく、
時は流れ、
桜 牡丹 藤 あやめ 芍薬
時の移ろいとともに
花たちの楽園も
春から初夏へと彩を変えていく
想定外の地震が続く中、
九州電力・川内原発は
「安全性に問題はない」と運転を続けている。
活断層が動くことによる地震は、わからないことが多いと専門家は言う。
想定外の地震が起きた時、原発は大丈夫なのだろうか。
事故が起きたら、だれが責任を取るのか
福島第一原発事故の責任だっていまだに曖昧(あいまい)にされたままだ。
最高の科学技術をもってしても、不測の事故は避けられない。
神を超えるような完全無欠の技術など存在しない。
これが福島第一原発事故の教訓ではなかったのか。