サービス過剰?、無理をしなくても…
ローソンが深夜から早朝の午前0~5時までの時間帯を「無人」化を検討し、
来春から首都圏で導入することを検討している。
スーパーやコンビニができ、瞬く間に個人経営の店を凌駕し、
町の通りをシャッター通りにしてしまって久しい。
「欲しいものを欲しい時に好きなだけ買える」(ローソンの竹増社長)ことを売りにして
24時間営業を展開してきたコンビニだが、
深刻な人手不足を緩和するための策として深夜・早朝の営業無人化を検討するらしい。
人手不足が原因ならば深夜・早朝営業なぞ辞めてしまえばいいものを、
客が少ない深夜も商品の納入作業があり、
店を閉めると日中の営業にも支障が出るというのが業界の定説らしい。
無人の店に客が入るにはスマホが必要だ。
入口のセンサーや商品のバーコードが、無人のレジにあるタブレット端末とつながり
無人化を推進する仕組みになるらしい。
つまり、スマホがないと入店できない仕組みだ。
24時間営業と手軽さを特徴として業界実績を伸ばしてきたコンビニ業界だが、
24時間営業して、どれほどの利益があるのか。
「欲しいものをいつでも手に入れる」便利さを維持するために24時間営業するって、
サービス過剰じゃないのか。
「脱24時間」のための実験的措置らしいが、
「サービス過剰」や「無理」は長続きしないのだから、
営業時間の短縮を検討すべきではないか。
(昨日の風 今日の風№83)