おなで石
川治温泉の旅館に泊まった。
宿泊した時の習慣として、翌早朝は必ず周辺の散歩に出かける。
清流の音を聞きながら、男鹿川の遊歩道散策。
そこでこんなものを見つけた。
これは、観光目的ではなく、土着信仰の一種なのだろう。
だから、観光パンフにもあまり掲載されいてない。
「霊石」としたところが「まじめ」「しんけん」で、どこかユーモラスです。
小さな社に奉納された「絵馬」。
赤い腰布 長い髪 上半身裸で担ぐ人の胸は膨らんでいます。女性ですね。
なにを担いでいるのでしょう。
文面は次のように読める。
会津のみちのく・
川治のおなで石神社の由来
今昔より壱千〇前に
おなで石神社は根生を祭りて
病気 子供の無い〇又は、
結昏縁の薄い方に援(たす)けたり
伈仙(しんせん) ㊞
〇は判読不明。世俗を超越した能力を持つ人(仙人)
小さな社の下には、写真のようなものが数多く奉納されていました。
陰石と陽石。
真ん中の赤い霊石が比較的新しいもののようでした。
土着信仰として今も生きているのだなと感じました。
(2017.9.17記) (石仏・仏像・塑像№3)
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