今日は「エネハウス」の見学会。JIA(日本建築家協会)会員からのメールで呼びかけてもらった。近隣で昼間の開催とあり、参加しやすい条件が整い申し込んだ。
今、注目している家庭用燃料電池。
都市ガスで行うエネファーム(家庭用燃料電池)は数種類あるのだが、地域によっては都市ガスが通っていない。そうなるとLPガスを用いることになる。LPGの燃料電池は種類がない。
エネハウスはLPGのそれを販売している会社が、他にも太陽電池を利用した給湯など、様々な方法で家庭からのCO2排出量の削減を、住まいの快適性を保ちながら検討するというモデルハウスである。
夏と冬で固さの違う蓄熱材を使って地下で空気温度の調整
スペースと外観を考慮し地下に埋設されたガスタンク定価で180万円だそう。意匠的には良いがまだまだ現実的な金額ではないなぁ。
これから、社員の家族が寝泊まりして、快適性を検討するそうだ。
様々な技術が集約されていて、一度に見られると言う点では、非常に貴重な場だ。
一方で、住まいの快適性とは、温熱や空気環境だけではないので、モデルハウスには課題も多いと思った。見学したJIAの会員も造りに関してはいろいろと意見も出た。
私も名称が「エコハウス」ではなくて良かった、とつい言ってしまう。住宅のつくりにメンテナンス、リサイクル、環境配慮への新しい提案が特になかったからだ。設備に頼るだけがエコではないと言いたかったのだが・・・
今後、エネルギー効率の検討は多いにしてもらいたい。実際の公開は秋だそうなので、また改めてまた別の仲間とも伺い実験結果を見てみたいものだ。