せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

過保護な朝顔

2009年07月07日 | 子ども・環境

今日は小暑。暑くなりました。

ミニひまわりがすっかり花開き、夏の陽射しに映えています。
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それにしても、あさがおの方は・・・
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左のプランターのものは、毎日数個は花を咲かせます。5色の朝顔を植えています。ところが、右のものは全く花を咲かせません。葉っぱは青々と伸び、元気には見えるのですが。

何が違うのでしょうか?

・・・実は、肥料です。

種を植える時に、左のものは特に肥料をせず。右は少し後に植えたので、施肥してしまったのでした。何となく焦りがあったのかもしれません。

あとから、種の注意書きに肥料のやり過ぎは、花を咲かせないとあるのに気がつきましたが、本当にそうでした。

いつまでも花を咲かせない朝顔を眺めながら、子育てと同じではないかと少し恐くなりました。

農作物を育てることは、人を育てるのと同じと言われますね。手間暇がかかり、手間を惜しまない方が美味しいとか。ちょっと目を離しただけでぐ~んと成長してしまい収穫時機を逃し、取り返しがつかないとか。

野菜は、ちょっと過酷なくらいの条件(水や肥料がぎりぎり)の方が、甘い実をつけるとか。少し難しいくらいが成長を促すのは人も同じですね。

朝顔に話を戻すと、肥料=過保護 だったなと。もっと信じてあげるべきでした。

子どものひきこもりなどは、家庭における過干渉が一つの要因と言われて来ています。一見、大人になって成長して見える身体部分を持ちながらも、精神的なもの、心は、自立という花を咲かせられない子どもが増えているようですね。

朝顔に教えられました。