この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破。

2009-07-04 20:05:28 | 新作映画
 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、7/4、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2009年25本目。

 ほんとは全然観る気はなかったんですけどね、これ。
 だから前売り券も買いませんでした(自分の場合観ようと思う映画は大概前売り券を買います。鑑賞の前日に上映されることを知った『チョコレート・ファイター』の場合などを除いて)。

 自分にとってテレビ版『エヴァンゲリオン』は好みのタイプだと思って想いを寄せる女性がいたら、実は彼女は裏では美人局とか平気でやってるビッチだった、みたいなものでしょうか。
 最終話、及び二十五話を見たとき、「何じゃ、こりゃ!?」って思いましたもん。
 あの終わり方は視聴者を完全に舐めてますよね。
 今までの二十四話は何だったんだ、っていいたくなりました。

 それでも旧劇場版は観に行きました。
 このときの心情を例えるなら美人局をやるのは何か事情があってのことだ、本当の彼女は清らか女性なんだ、きっとそうだ、と思いたい男心のようなものでしょうか。
 しかし現実は美人局どころか、売春組織のリーダー格が彼女だった、って感じでしたね。期待は見事に裏切られました。
 『まごころを君に』というようなサブタイトルでしたが、作り手のまごころなんぞこれっぽっちも感じ取ることの出来ない、商業主義の権化みたいな作品でしたよ。
 この時点で自分は『エヴァンゲリオン』とはすっぱり縁を切ったつもりでした。

 十年ぶりに映画化されると聞いたときは「まだやるんかい!」と思いました。
 まったく未練はなかったんですが、たまたま映画サービスデーに上映されていたので『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は観に行きました。
 感想はというと、十年ぶりに目の前に現れた女性が「心を入れ替えました。生まれ変わった私をどうかよろしくお願いします」と頭を下げていった、そんな感じですかね。
 正直その言葉を信じることは出来ませんでしたが。

 で、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』ですよ。
 ほんと観る気はなかったんですが、たまたま天神に用事があって、時間が空いたので観ることにしました。
 それで感想なのですが、、、弁当屋で真面目に働いている彼女を見かけた、みたいな感じでしょうか。
 ストーリーはテレビ版をきちんと練り直してるし、使徒はさらに凶悪だし、新キャラクターもそれなりに魅力的だし、なるほど、巷で評判になるのも頷ける出来でした。
 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のときはテレビシリーズの焼き直しにしか思えず、これなら次は見なくてもいいかな、と思ったのですが、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は次も観たいな、と思いました。
 まぁでも完全に信用しているわけではないんですけどね。
 彼女には散々振り回された思い出があるので。

 というふうに自分と『エヴァ』との付き合いを女性に例えてみたんですが、実際そういったモデルになるような女性が過去にいた、というわけではありません。
 あくまで例えです、例え・・・。

 お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。 
コメント (5)
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