この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

面白いとは思ったけれど好きではない『パラサイト 半地下の家族』。

2020-01-12 20:11:03 | 新作映画
 ポン・ジュノ監督、ソン・ガンホ主演、『パラサイト 半地下の家族』、1/11、Tジョイ久留米にて鑑賞。2020年3本目。


 『フォードvsフェラーリ』が終わってから『パラサイト 半地下の家族』が始まるまで二時間近くありました。
 なぜそんなに待ち時間があったかというと、どうスケジュールを組んでも、朝一から観始めても夕方演劇が始まるまでに3本映画を観るのは無理で、2本だとやたらと間が空いてしまったんですよね。
 その待ち時間の間に少しでも体を休めようと車の中で仮眠を取ろうとしたのですが、これがビックリ!!
 日差しが暑くて眠れない!!
 1月に車の中で寒くて眠れないというならわかるのですが、暑くて眠れないってどういうことだよ、と思わずにはいられませんでした。
 結局、1本目の時と同様、結構ふらふらふらのふらダンスの状態で観に行ったのですが、、、いやぁ、面白かったですね。
 面白い映画というものは例えどんなにふらふらの状態で観ても面白いということが自分の中で証明されました。

 繰り返しますが、面白いとは思ったんですよ。
 良く出来てるなとも思いました。
 カンヌ映画祭でパルムドールを取るのもそれなりに納得しました。
 カンヌが求めるものと本作のテーマ性が一致したのでしょう。

 ただ、好きかどうかと聞かれたら、あんまり好きではないかな。
 愚かな人たちが一時は這い上がれたように思えても、最終的にはその愚かさゆえに奈落の底に落ちていく、という映画だから、好きになりようがないのです。

 好きになれない理由はもう一つあって、「その家には隠し部屋があって、そこに人がいることに誰も気づかない」というプロットは自分が好きな『ヒドゥンフェイス』と被るところがあるからかな。
 まぁそのプロット以外に被るところはないのだけれど、プロットが被れば好きな映画の方を贔屓目に見ちゃいますよね。
 あっちの方がエロもあるし。笑。

 そんなわけで、自分の中の評価はあまり高くないですが、前述の通り、面白くはあったので、興味がある方は観に行って損はないと思います。


 お気に入り度★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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