この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

やっぱりリメイクはダメだと思った『ペット・セメタリー』。

2020-01-18 21:18:14 | 新作映画
 ケヴィン・コルシュ/デニス・ウィドマイヤー監督、ジェイソン・クラーク主演、『ペット・セメタリー』、1/18、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて鑑賞。2020年5本目。


 土曜日は映画のハシゴをしました。
 一本目はスティーヴン・キング原作の『ペット・セメタリー』で、二本目は韓国歴代興収ランキング第1位の「エクストリーム・ジョブ」を観ました。
 ただ、本当は一本目は『ペット・セメタリー』ではなく、『ジョジョ・ラビット』を観るつもりだったんですよね。『ジョジョ・ラビット』はムビチケも購入していましたし。
 それがなぜ『ペット・セメタリー』を観たかというと、使用期限が二月末までの割引観賞券を持っていたからです。
 せっかくだから使わないと勿体ないと思ったのもあるし、『ジョジョ・ラビット』の方は来週久留米で観てもいいや、そう思ったのです。

 一応『ペット・セメタリー』も気にはなっていました。
 スティーヴン・キングの原作は未読ですが、旧作の方は印象に残る作品でした。
 ただ怖いというだけでなく、愛する者を甦らそうとする行為は愚かではありますが同時に物悲しいものがありますよね。
 あの旧作をどうリメイクしたのか、興味があったのです。

 とはいえ、元々リメイクに良いイメージは持っていませんでした。
 リメイクをするのは元となるオリジナルがそれなりに人気があって、出来がよいからですよね。
 出来の良いオリジナルを作り変えたら出来の良くないものになるのは必然のような気がします。
 実際オリジナルを越えたリメイク作品って見た記憶がないですし、、、何かありましたっけ?

 そこまでリメイクに対して冷めた見方をしているならいっそリメイク作品は見なければいいのですが、それでもいつかオリジナルを大きく超えるリメイク作品も現れるかもしれない、そう期待してしまうんですよね。
 そんな期待をしながら観たリメイク版『ペット・セメタリー』ですが、やっぱりダメでした。
 リメイクする以上はオリジナルとは別のものにしなければいけない、作り手はそう考えたのでしょうが、別のものを造ろうとして出来たのがこれかい、と言いたくなりましたよ。

 新旧の『ペット・セメタリー』では当然差異があるのですが、一番の違いはオリジナルでは蘇るのが末っ子のゲイジであったのに対し、リメイクでは蘇るのが長女のエリーであることでしょうね。
 末っ子だろうが、長女だろうが、子どもに違いは無し、ストーリーも似たようなものだろうと思われるかもしれませんが、これが大きく異なるんです。特にラストが。
 
 ネタバレになって恐縮ですが、エリーはどうやって母親の体を引きずってあの枯れ木の山を越えたっていうんですかね?
 それに母親はどれぐらいの時間あの土地に埋められていたんでしょうか。
 何となく2、3分で蘇ったんじゃないかって思いましたけどね。
 そんな簡単に蘇っちゃうものなんですかね?
 前半はそんな感じじゃなかったですけれど。

 ともかくリメイク版『ペット・セメタリー』は全くダメだったので、しばらくリメイク作品を見るのは止めようと思います。


 
 お気に入り度★☆、お薦め度★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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