この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

折り紙で仕切り箱を折ってみました。

2014-10-21 20:36:38 | 折り紙・ペーパークラフト
 久しぶりの折り紙ネタです。
 折り紙で仕切り箱を折ってみました。


   


 めっちゃ地味な作品ですけど、見た目よりもかなり難しい(はず)です。
 なぜなら箱の内部の仕切り板も含めて(切り込みを入れることなく)一枚で折っているからです。

 一口に折り紙で作る箱といっても千差万別、実にバラエティに富んでいて、六角形のもの、八角形のもの、ピラミッド型のもの、ユニットタイプのもの、本当に様々です。
 ただ、仕切り板も含めての一枚折りの箱は見たことないなぁと思って、試しに作ってみたら出来ちゃいました。やれば出来る子♪

 応用でこんなものも出来ます。


   


 ワッフルみたいですね、って低級遊民さんに言われました。笑。

 底を浅くするとこうなります。


   


 仕切り箱というよりトレーですね。
 このように仕切りの高さはある程度なら調整出来ます。
 また、写真では2×2の四マスの仕切り箱だけですが、理論的には3×3だろうが、4×4だろうが、いくらでも多くのマス目の仕切り箱が出来ます。そのためには大きな紙が必要ですけどね。もちろんめちゃめちゃ手間がかかります。

 自分ではなかなかよく出来てるかなぁと思っているのですが、ただ、仕切りのある箱を作ろうと思ったら、箱と仕切りを別々の紙で作った方が遥かに簡単に出来るんですよね。
 だからこの仕切り箱は自己満足の作品と言えるかもしれません。

 あとシンプルな作品なので、先に思いついた人がいるんじゃないかと思ったりするんですよね。
 実際にいたら癪なので詳しく調べてはいないんですけれど。笑。
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久しぶりに観た韓国映画はやっぱり凄かった!!『泣く男』。

2014-10-20 22:20:25 | 新作映画
 イ・ジョンボム監督、チャン・ドンゴン主演、『泣く男』、10/18、Tジョイ博多にて鑑賞。2014年38本目。


 韓国映画はあまり好きではありません。
 そのレベルの高さは認めるところなんですが、陰鬱な結末で終わることが多いので、敢えて見たくはないかな、というところがあります。
 そんな韓国映画の中で一番好きなのがウォンビン主演の『アジョシ』です。
 とにかくもうウォンビン扮するアジョシが超絶にカッチョいいのですよ。
 妻を失ったことで生きることに絶望していた男が一人の少女を守るという使命を自らに課し、次々と襲い来る殺し屋たちをぶち殺していく、というお話です。

 で、『泣く男』ですよ。
 この『泣く男』は、一人の少女を失ったことで生きることに絶望していた男が少女の母親を守るという使命を自らに課し、次々と襲い来る殺し屋たちをぶち殺していくというお話で、お分かりかと思いますが、『アジョシ』と表裏を為す、同じ監督の作品です。

 表裏を為すといっても何から何まで対になっているというわけではなく、共通する部分もあれば、超越する部分もあり、また劣っている部分もありました。
 何といってもすごかったのはガンアクションでしょうね。特に集合住宅での銃撃戦の迫力は日本映画では見ない迫力でしたよ。
 ただ、これだけ激しいドンパチを昼日中にやっておいて、警察がいつまでもやってこないのはどういうわけだとも思いましたけどね。
 まぁ警察の扱いがぞんざいなのは韓国映画ではいつものことですが。

 ストーリーもちょっとわかりにくかったかな…。
 主人公のドンが守るヒロインのモギョンが、なぜ娘を手放したのかもよくわかりませんでした。
 娘が生きていた頃のビデオを見て泣くぐらいなら、手元に置いておけばいいのに。
 キャリアウーマンとして出世するために娘の存在が邪魔だったのかなぁ。
 そこら辺のことがイマイチ作中では説明されず、また心情を理解することも出来なかったので、頭の中で「?」と疑問符が浮かびました。

 あとは最終的な決着のつけ方が、あまりにも重すぎる。
 あの決着しかなかったのか?と思うのと同時に韓国映画らしい決着なのかもしれないとも思いました。
 だから韓国映画が苦手なのですが…。

 やられたな、と思ったところもあって、それは何よりもタイトルですね。
 『泣く男』というタイトルにもかかわらず、本作の主人公のドンは泣くどころか、ほとんど感情の変化を見せないのです。
 なぜ『泣く男』というタイトルなのだろう?と思っていたら、最後の最後にドンが泣くシーンがあって、うわ、やられたな、と思いました。

 決して好みの映画ではなかったのですが、ガンアクションは凄まじいし、やられたと思うシーンもあったし、この監督の作品が公開されるときはたぶん観に行くだろうと思います。
 路線変更してラブコメとかでなければ、ですけどね。笑。 


 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
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少女を採集してきました。

2014-10-19 20:44:07 | 雑事
 土曜日はラーメンを食べた後、少女を採集してきました。
 おっと、間違えた!
 少女を採集してきたのではなく、《ギャラリィ亞廊》で10/26まで開催されているグループ展【少女採集】を観に行ったのです。

 《ギャラリィ亞廊》に行くのはこの日で二回目、前回訪れたときは、自分がいる間お客さんが誰も来なくて、企画展をやっていないからお客さんが来ないのかなぁと思ってたのですが、今回も似たようなものでした。自分たちが来たとき先客が一人いるだけで、その人も程なくして帰り、その後は誰も来ませんでしたよ。
 さすが場所のわかりにくさでは定評のあるギャラリィだけのことはある。笑。

 グループ展の感想はというと、正直ボリュームが足りなかったかな。
 作品数が多い展示会はよい展示会だとは思ってないけれど、一つの作品しか出店していない作家さんもいましたしね。

 それでも前の週に行った《九州国立博物館》の特別展【台北 國立故宮博物院 神品至宝】よりかはよほど心に響くものがありました。
 やっぱり展示会ではじっくりと作品と向き合わなければ、その作品の良さも悪さもわからないのだということがわかりました。

 以下作品の写真です。


   

 気分が悪くなって倒れ込む少女、、、ではなくて、少女義体。
 自分はこういう義体って少女であれば美少女ばかりなのかと思ってましたが、この義体は微妙に美少女ではなくて(ゴメンなさい)、そこがリアルでいいなと思いました。


   

 自分の好みではないですが、こういう絵柄が好きな人も多いのでは?


   

 若干平板な感じを受けますが、包帯を巻いた少女の胸の膨らみが感じられないetc、それを補って余りあるぐらい魅力的な絵だと思います。
 でも少女ポルノの規制が厳しい現代ではアートであってもこういった作品は売れにくいのかもしれませんね。


   

 こういったシャレっ気のある作品も好きですね。
 少女と祖父(という関係かどうかはわかりませんが)は宇宙船に乗ってどこに向かうのでしょうか?


 こんなところかな。
 グループ展【少女採集】は10/26までの開催ですが、10/22のみ休廊だそうです。
 グループ展自体お薦めですが、《ギャラリィ亞廊》が辿りつけただけで思わず「ヨッシャ!」と内心ガッツポーズを取りたくなるぐらい場所がわかりにくいので、チャレンジャー精神のある方は試しに来廊されてみては如何でしょうか。
 まぁ辿りつけなくても当ブログは一切の責任は負いませんけどね。笑。
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注文の多いラーメン屋。

2014-10-18 18:27:05 | グルメ・おやつ
 突然ですが、福岡で一番有名なラーメン屋さんってどこだと思いますか?一蘭?一風堂?いえいえ、それらのメジャーなラーメンチェーン店をはるかに凌ぐ、超有名な、伝説と言っていいラーメン屋さんが福岡には存在するのです。

 そのラーメン屋さんの名前は『元気一杯』(ネットでは「G」と略されることが多いようです)。
 この『元気一杯』、なぜ有名なのかというと、お店独自のルールがいくつも存在するからです。

 ルールその1、【喫煙禁止】
 まぁこれは珍しくないですよね。ランチタイムの喫煙お断りという店はよく見かけますし、そういえばマクドナルドも近ごろ全店禁煙になったんでしたっけ。

 ルールその2、【撮影禁止】
 これも別に「ダメだ」と言われたら「はい、わかりました」って言える類いのものですよね。

 ルールその3、【私語禁止】
 ここら辺から「え?」って言いたくなるものになってきます。まぁ実際には自分たちが行ったときはこそこそしゃべるぐらいなら問題ないようでしたが…。

 ルールその4、【ラーメンを食べる前に高菜を食すこと禁止】
 こうなるともうよく意味がわからなくなってくる人もいるのではないでしょうか。
 このお店、各テーブルにどんぶりに入った辛子高菜が置いてあるのですが、ラーメンが来る前にその辛子高菜に手を付けると(ラーメンではなく)ペナルティを喰らわされます。
 
 ルールその5、【スープよりも先に麺を食すこと禁止】
 このお店、何よりスープが自慢なんだそうです。だからラーメンが来たらまずスープを飲んで欲しいのだそうですが、麺から先に喰おうが、スープを先に飲もうが、ぶっちゃけスープの味は変わらないと思うけどなぁ。

 その他にもいくつかのお店独自のルールがあるようです(こちら)。
 で、ルールを破ったお客さんに与えられるペナルティですが、これが店主の説教&強制退出だそうです。
 う~~~ん、そこまでするかって感じですね。

 特にルールその4に引っ掛かる人が多いようです。まぁ目の前にドンと高菜が置かれているんだから手を出してしまいがちですよね。一部では「高菜トラップ」と呼ばれ、恐れられていて、不思議博物館常連の小麦さんもこのトラップに引っ掛かって、退出させられたと言ってました。

 まぁでもそれだけ独自のルールがありながら曲がりなりにもお店がやっていけるなら、逆に味は期待出来るのではないか、そう思って今日行った次第です。


   


 見よ、これが伝説のラーメン屋さんの店構えだ!!
 何と暖簾もなければ看板もない、代わりに(よく見ればわかるが)監視カメラがあります。笑。

 で、肝心の味ですよ。
 えっとですね、無事ラーメンにありつけたのですが、その味は至ってフツーでした。
 決して不味いわけではないのです。どちらかと言えば美味しいんです。ただ美味しいことは美味しいんですけど、これだけ曰くのあるラーメン屋さんですから、味は100点満点で120点、いや200点ぐらいのものを期待してしまうじゃないですか。
 それが申し訳ないんですが、正直75点ぐらいでした。めっちゃ肩透かしを喰らいました。まぁペナルティを喰らわなかっただけよかったんですが。笑。

 一度は行ってみる価値はあるかもしれませんが、自分はもう一度行かなくてもいいかな。
 まぁ伝説って得てしてこういうものだなって思いました。
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こんな山口に行ってみたい。

2014-10-17 20:50:23 | 旅行
 十月の三連休は山口に行こうと思ってました。
 が、肝心の、目的のカフェが開館日でないことを知り、あえなく計画は断念しました。

 山口行きを計画していたとき山口の観光スポットをいろいろ調べたんですけどね、そのときの感想は、うわ~、山口、個人的に見るとこね~な~、でした。
 秋吉台も角島もまるで興味が持てないですし、山口出身の人に山口市にある五重塔を薦められても観に行く気がまったくしませんでした。五重塔なんてどこにでもありますからね。

 五重塔なんてどこにでもあるというと、そんなわけないだろう、五重塔がどこにでもあるわけがない、と言う人もいるかもしれません。
 確かに「どこにでも」というのは言い過ぎかもしれませんが、よくある、というのは本当です。
 例えば博多で言えばJR博多駅から歩いて五分の【東長寺】に五重塔があります。

 さらに家から車で二十分のところにもありますよ、五重塔。それも二ヶ所。【瀧光徳寺】【本福寺】です。
 車で二十分のところに二ヶ所もあれば、そりゃ三時間も四時間もかかるところに行ってまで五重塔を見ようという気にはなれないわけです。
 二ヶ所の五重塔についてはいずれこのブログでレポートしたいと思っています。
 五重塔マニアの方、お楽しみに!!(いるのか、そんなマニア)

 そんなわけで以前調べたときは、山口って何もないなぁと思ったのですが、それから改めて山口のことを調べ直してみて、何もないと思ったのは自分の間違いだったということに気づきました。
 以前調べたときは【山口 観光地 穴場】みたいなワードで検索したのですが、それがよくなかったみたいですね。そのワードだとありきたりの観光地しかヒットしないようです。
 改めて【山口 B級スポット】で検索すると結構面白そうな観光スポットがヒットしましたよ。

 突然ですが、皆さんは赤ちゃんがどのようにして出来るかご存知ですか?
 多くの人が勘違いしているようですが、赤ちゃんは実はキャベツ畑では出来るのではないのですよ。コウノトリが運んでくるのでもありません。
 実は赤ちゃんは茶畑で出来るんです!!
 自分がそのことを知ったのは嬉野にあった【嬉野観光秘宝館】でした。衝撃的な事実でしたが、とても勉強になりましたね。
 そんな勉強になる【嬉野観光秘宝館】も今年の三月惜しまれつつ閉館、良い子のみんなはこれからどこで性の知識を学べばいいんでしょうね、って元々十八歳未満立ち入り禁止だけど。笑。

 まぁともかく嬉野に秘宝館があったことは知っていたのですが、山口にも秘宝館があったことはつい先日まで知りませんでした。
 その名も【道祖神の里】。あくまで「あった」という以上「今はない」のですが、その元秘宝館がいい具合に廃墟と化し、半ばお化け屋敷となっているのだそうです。
 半ばお化け屋敷の元秘宝館、面白そうじゃありませんか!

 問題はレポート記事が四年前のものであり、記事を信用して出かけても建物が既に壊されていたり、更地になっている可能性もある、ということです。
 四時間かけて観に行って、そこには何もありませんでした(はーと)じゃ泣くに泣けませんからね。
 興味はそそられますが、ちょっと躊躇してしまいます。

 他にも【岩国市立ミクロ生物館】【地底王国美川ムーバレー】は面白そうだと思いました。
 特にムーバレー!!「ナイトツアー」の企画プランは、これ考えた人、確実に頭がおかしいだろうと思えるぐらい魅力的でした。

 まぁとはいってもそろそろ11月にもなりますし、遠出をする季節ではありません。
 来年になり、暖かな季節になったら山口に遠征してみたいと思っています。


 今回の記事を書くに至って参考にさせてもらったサイトです。
『バイクでどっかいこ』
『ABB-KBB-DIARY』
『八画文化会館』
 珍スポットに興味がある方は参考にされては如何でしょうか。
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また会う日まで。

2014-10-16 20:54:13 | 日常
 北海道ほどでもないのですが、ここ九州でも寒い日が続きます。明け方は連日最低気温を更新してるんじゃないかな。つまり日々、冬が近づいてるってことですね。
 といっても昼間は余裕で20°を越えしちゃいますが。笑。
 
 そんな風が冷たく、日差しは暖かい今日の午後、会社の倉庫で闖入者を発見しました。
 ちっちゃなヤモリです。


   
 *よく見るとわかりますが、その手の爬虫類が苦手だという人はよく見ない方がいいでしょう。


 8月、9月に、エサを求めて風呂場や台所の窓の向こう側に張り付いているのはよく見かけるのですが、木枯らしが吹こうかという今の時期に見るとは思いませんでした。

 ちっちゃくて目がくりくりしていて可愛かったです。
 爬虫類は嫌いじゃないので(といっても噛みついてくる奴は嫌い)、一瞬飼いたいなとも思ったのですが、飼育の大変さを想像するととても無理だと思い直し、倉庫裏の草むらに逃がしてやることにしました(写真はその時のもの)。

 またね、ちっちゃなヤモリくん!
 運が良ければ来年の春にまた会おう!




 





 まぁ今ごろは凍え死んでいると思うけどね。笑。
 この場合、どのように逃がしてやるのがベストだったのかなぁ…。
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ゾンビ映画をハシゴしました。

2014-10-15 20:27:52 | 旧作映画
 ゾンビ好きな友人が出来たので、先週の三連休の最終日は家でゾンビ映画をハシゴしました。まぁDVDで二本見ただけなんですけどね。
 ゾンビ好きな友人が出来たのは嬉しいことなんですが、実は自分はゾンビ(映画)好きってわけではありません。
 言っちゃぁ何だけど、ゾンビ映画って脚本も設定もテキトーで、勢いだけで作られたような作品ばかりに思えるのです。もっと脚本を練り上げてから撮影に入れよ!って言いたくなることが多い。
 この日見た二本もそんな感じでした。 
 

 一本目はノルウェー発の“ノルディック・ホラー”『処刑山 デッドスノウ』
 何て言うか、企画会議の様子が目に浮かびます。
監督「雪山にゾンビって誰もやったことなくね?」
スタッフ「そうっすね~」
監督「それにナチスをからめたら最高じゃん!?」
スタッフ「最高っすよ、監督!!」
 たぶんこんな感じ。笑。
 いつだったか、自分はこのブログで『ゾンビハイスクール』というゾンビ映画をけちょんけちょんに酷評したのですが、あれよりは楽しめたかな。
 でもアマゾンの商品紹介に書いてあるように本作の監督であるトミー・ウィコラにはサム・ライミやピーター・ジャクソンのような才能のきらめきはまったく感じられないです。
 旧作レンタルだから、楽しめたなんて言えるけど、これを劇場で観てたらたぶん「金返せ!」って激怒してますね、きっと。
 ゾンビがナチスの恰好をしているのだけれど、ただそれだけ。
 ナチスの兵士がどうやってゾンビとなったのか、科学の力によるのか、それとも魔術によるものなのか、そういった説明は一切なし。
 意味ありげにナチスのお宝が(ほんの気持ちだけ)出てくるけど、実際のところ意味があるかというとたぶんない。だって若者たちがそのお宝に触れる前からゾンビたちは徘徊しているわけだし。
 同じナチスものならまだ『武器人間』の方がマシだと思います。
 と言ったら館長に怒られそう。笑。


 二本目はオランダ発のゆるゆるゾンビコメディ『ゾンビ・クエスト』(それにしてもノルウェーだの、オランダだの、ゾンビ好きって世界中にいるんだなぁ)。
 タイトルに「クエスト」なんてついてますが、そんな壮大な物語ではありません。主人公たちがうろちょろするのもそんなに大きな街ってわけではないしね。
 まぁそこそこ楽しめましたよ。ネタ的にもプッと笑えるものもありました。
 例えば、ゾンビになりつつある友人が「いっそのこと俺を殺してくれ」と懇願するので、そこら辺にあるものでガンガン殴るんだけど、なかなか死なないとか(←ひどい)、主人公が助けを求める想い人の元に辿りついたら、その彼女がどうしようもないヤリマンで他の男とやりまっていたとか(←ひどい)、そーゆーの。
 まぁでもそこそこはそこそこであって、この映画を劇場に観に行ってたら、「金をどぶに捨てた…」って落ち込んでいたことでしょう。


 ゾンビ映画ってテキトーに作ってるなぁと思うことが多くて、そんなことを書くと「お前が作れ!」ってよく言われるのですが、ほんといつかゾンビ映画の製作に関わってみたいなぁと思います。
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男女の機微がよくわからなかった『アイネクライネナハトムジーク』。

2014-10-14 22:33:30 | 読書
 自分は以前伊坂幸太郎の『残り全部バケーション』の二次創作作品を書いたことがあります(こちら)。
 はっきり言って自分は(作者である伊坂幸太郎を除いて)誰よりも『残り全部バケーション』という作品のことを深く理解しているという自信があります(まぁ正確には自分が深く理解しているというより、多くの人が読み間違えている、といった方が正しいのですが)。

 じゃあすべての伊坂幸太郎の作品を深く理解しているかというとそんなことは全然なくて、普段はお盆に蔵を建てるような本の読み方をしています。略してボンクラ読み。笑。

 伊坂幸太郎の新作『アイネクライネナハトムジーク』を読みました。
 感想を書きますが、ボンクラな感想しか書けません。

 伊坂幸太郎作品の特徴と言えば、ウィットに富んだ会話と最終章で回収される伏線の妙あたりだとだと思います。
 そこら辺は本作でも顕在だったと思うのですが、自分にはいろいろとわからない作品でもありました。

 わからなかった、一番の原因は本作が作者である伊坂幸太郎が言うところの「恋愛もの」だったからかもしれません。
 作中登場する男女が、なぜくっつくのか、くっつかないのか、別れるのかとかがよくわからなかったですよね。
 例えば第一章の「アイネクライネ」で由美がどうして一真のような男をを選んだのかがわからないし、第三章の「ドクメンタ」でなぜ藤間の奥さんが出て行ったのかもよくわからなかったし、第四章の「ルックスライク」で朱美が邦彦と別れた理由がやっぱりよく理解出来ませんでした。モヤモヤ感だけが残ったかな。
 まぁ男女の機微なんてそういうものだよ、と言われたら何も反論は出来ないのですが。

 それから純粋に物語としてよくわからなかったのですが、第五章の最後の一行、
>実は驚きべきことに、そのどちらかのパターンが現実のものとなるのだが、もちろんその時のわたしたちは知らない。
 というのは、伏線として、最終章で回収されてるんですかね?つまりどっちのパターンが現実となったのか、最終章で明かされてるんでしょうか。
 イマイチよくわからなかったのですが…。

 あと、これは作者への不満。
 最終章で【檄を飛ばす】という慣用句が「励ます」という意味で用いられていました。本来【檄を飛ばす】という慣用句は「自らの考えや主張を人に知らしめる」という意味で、「励ます」という意味はありません。
 まぁ【檄を飛ばす】を「励ます」の意味で誤用することが一般化しつつありますが、それでも誤用は誤用であって、誤用を堂々と用いることには感心しません。
 伊坂幸太郎って言葉の一つ一つに気を配っているのかと思ったのでちょっとガッカリしました。

 そんなところです。
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インディーズ映画『螺旋銀河 antonym 』を見ました。

2014-10-13 19:55:30 | 新作映画
 草野なつか監督のインディーズ映画『螺旋銀河 antonym』を見ました。

 普段自分は映画レビューを書く際、ストーリーを追いかけないようにしています。追いかけないというのはこの場合説明しないって意味ですけどね。映画のストーリーを知りたければ公式サイトを覗けばよい、って考えなので。
 しかしこの『螺旋銀河 antonym』はインディーズ映画であるせいか公式サイトがないようなので、簡単にストーリーを説明します。
 まぁでもインディーズ映画だから公式サイトがないというのもどうかと思いますけどね。今どき売れないロックバンドだって立派なサイトを構えてますから、インディーズ映画であってもフェイスブックなり何なりに関係者が紹介ページを設けるべきではないでしょうか。

 《ストーリー》夜間のシナリオ学校に通う綾は講義の際に講師からラジオドラマのシナリオに彼女の作品を選んだことを告げられる。だが講義終了後、講師は彼女の作品に徹底的にダメ出しをする。やむなく彼女は漫画家志望の友人とシナリオの書き直しをすることを講師に申し出る。
 だが実際にはそんな友人などいない綾はたまたま知り合った幸子にその友人役を演じさせることを思いつく…。

 シナリオ執筆に悪戦苦闘するシナリオ作家が、ふとしたきっかけで知り合った素人に執筆の協力を求めると、実はその素人が意外な才能を有していて、シナリオ自体は完成に近づくのだが、その一方で作家は素人に嫉妬の念を抱いて、、、というお話はよく聞きます。
 だから、この『螺旋銀河 antonym』もプロット自体はありがちだといってよいと思うんですよ。
 面白いのは二人の関係性の変化、そして展開の意外性でしょうか。
 そしてそれらが2人の書くシナリオにも反映されるんですよね。
 ここら辺の(映画の)シナリオが上手いなぁと思いました。

 インディーズ映画を見るのは実は初めてでした。
 鑑賞前はインディーズ映画って監督の独りよがりの、ダメダメな映画なのかと思ってたんですけど、そんなことはなかったです。
 もっともまったく粗がないかというとそういうわけではなくて、導入部の、徹底的にダメ出しするくせになぜ講師が綾の作品を選ぶのかがわかりませんでした。あんなにダメ出しするぐらいなら他の生徒の作品を選べばいいだけだと思うんですけどね。
 あと、ヒロインの綾を演じた石坂友里と幸子を演じた澁谷麻美の演技がやや棒読み口調だったかなぁ。まぁ見るに堪えないって程ではなかったです。

 一番残念だなと思ったのは石坂友里の肌がひどく荒れていたことですかねぇ。彼女、目鼻立ちが整った美人なんですが、この映画の中では肌荒れがひどくて美人度が三割減でした。
 たぶん商業映画であっても同じようなことはあると思うんですよ。映画のヒロインを務めるとなると並々ならぬプレッシャーがかかるでしょうから。
 でも商業映画であれば、荒れた肌をメイクさんが上手く化粧で誤魔化すんじゃないでしょうか。
 逆に言えばそれ以外のことでは本作は商業映画とさほど遜色はなかったってことです。

 タイトルが良いと思います。
 「螺旋銀河」とはこの場合映画の中で重要なファクターとなるコインランドリーを指すのだと思いますが(作中、特には示されない)、コインランドリーを見て、夜空に渦巻く銀河を夢想すること自体、並外れたセンスだと言ってよいのではないでしょうか。

 ところでこの映画、第9回大阪アジアン映画祭などを含めても劇場では数回上映されたきりで、今のところ、DVD化される予定も立っていないのだそうです。
 それはちょっと残念すぎると思いました。
 インディーズ映画を見る機会がないのもある意味当然ですね。
 まぁでもこの映画を見る限り、監督の草野なつかは決して在野に埋もれることはないだろうと思いますけどね。いずれ劇場映画でもヒット作を生み出し、この『螺旋銀河 antonym』が日の目を見るのもそう遠くはないと思います。
 その日が来るのが今から楽しみです。
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梅が枝餅を食べ比べてみました。

2014-10-12 21:22:55 | グルメ・おやつ
 昨日はちょっと贅沢をしてお昼は九州国立博物館のそばにある【グリーンハウス】というこじゃれたレストランで特別展とコラボしたランチ「国宝の宴セット」を食べてきました。


   


 特別展の目玉が豚の角煮を模した【肉形石】だったので、ランチの目玉はその【肉形石】を模した豚の角煮でした。うん、自分でも何を言ってるのかよくわからない。笑。

 この【グリーンハウス】、特別展とのコラボが売りらしく、特別展が『大ベトナム展』だったときはベトナム料理を提供していたそうです。
 う~~~ん、、、企業努力は買いだろうけれど、そんな特別展ごとに提供する料理をがらっと変えていて、料理の味のレベルは維持できるんだろうか?って余計な心配をしてしまいます。
 あ、ランチの味は正直可もなく不可もなくといったところでした。もっと「こ、これが中国四千年の味かっっ!!美味い、美味すぎる!!」みたいなものを期待していましたが、さすがにそんなことはなかったです。笑。


 食後、太宰府天満宮に参拝し、お袋が大宰府名物の梅が枝餅を買いに行くというので参道まで付き合いました。


   


 【かさの家】。評判になるだけあって結構な行列が出来てました。15分ぐらいは並んだんじゃないかな。 
 実はこの【かさの家】の向かいにも梅が枝餅屋さんがあります。


   


 【さかどや】。待ち時間1分。目の前のライバル店が繁盛していてどんな気分なんでしょうね。
 せっかくだから【さかどや】の梅が枝餅も買ってみました。1個だけ。
 2つの出来たての梅が枝餅を食べ比べてみましたよ、と言いたいところなのですが、お昼を食べたばかりでさすがにそれは無理でした。

 翌日、お昼にオーブンで温め直して食べてみました(写真は撮り損ねました。自分としたことが!)。
 味の違いはあるといえばあるかな。
 【かさの家】の梅が枝餅の方がほんの気持ちだけもちもちしていたように思えます。
 といってもこんなに行列に差が出来るほどの味の差は感じられませんでした。
 持ち帰りで買う人で並ぶ時間がない、もしくは並ぶのが嫌!という人は【さかどや】の梅が枝餅で充分だと思います。
 まぁ出来たてを食べていたら、もっと明確な違いを感じられたのかもしれませんが。

 久しぶりに大宰府に出かけたら、人が多くて少しばかり人酔いしてしまいました。しかもこの日は風は冷たく、日差しは暖かく、何だかもうよくわからない天気で、服装調節に失敗してちょっと風邪を引いてしまったようです。
 三連休最終日は大人しく家で借りてきたDVDでも見ることにします。。。 
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