この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

九州国立博物館の特別展『台北 國立故宮博物院 神品至宝』に行ってきました。

2014-10-11 21:26:27 | 日常
 今日は九州国立博物館の特別展『台北 國立故宮博物院 神品至宝』に行ってきました。
 ぶっちゃけあんまり乗り気ではなかったんですよね。
 と言っても別にまったく興味がなかったというわけではないのです。
 ただ、特別展開始第一週目で、しかも三連休初日であれば来場者も半端なく多いだろうなと思ったんです。観に行くのはある程度客足が落ち着いてからでよいだろう、そう考えてました。
 それが今日観に行くことになったのは一つには自分の山口行きが中止になったからというのと、もう一つはお袋が今日行くことを希望したから、です。
 というのも特別展の特別展示品である【肉形石】が10/20までの展示で、今日観に行かなければおそらく観れないだろうと思われたんですよね。
 そんなわけで早起きして(というほど早起きではないけど)大宰府まで出かけてきましたよ。
 来場者は思ったほど多くはなかったです。それでも開場するまで三十分近くは待ちました。

 で、実際【肉形石】を見ての感想です(写真は当たり前ですがありません。撮影禁止だったので。)。
 自分は【肉形石】ってたまたま採れた鉱物が肉にソックリだった、スゲェ!みたいなものを想像していたんですよ。
 でもそうじゃなくて、実際は【肉形石】には染色、加工が為されてるんですよね。
 実も蓋もないことを言ってしまうと、肉に見えるように色を塗った石が肉に見えるのは当たり前なんじゃないかと思ったりして、、、中国四千年の美術の一品にケチをつけてゴメンなさい。汗。

 さらに言っても詮無いことを言いますが、この特別展では係りの人から歩きながらの鑑賞を求められたんですよ。
 それは来場者が多かったので仕方のないことではあるのですが、歩きながらの鑑賞で感動するってことはあり得ないですよね。
 感動するってことは、つまり魂を奪われるってことじゃないですか。魂を奪われ、息をすることさえ忘れそうになる。視線を動かすことままならず、身動きすることすら出来ない。
 それが感動するってことじゃないでしょうか。
 それを、「はい、歩きながらの鑑賞をお願いしま~す」なんて言われてせっつかれたら、感動は出来ないですよね。
 自分はそれが美術史史上最高の芸術品であっても、歩きながらの鑑賞では感動しない自信があります。
 感動しようがないですもん。

 そんなわけで自分はこの特別展では特別感動はしなかったんですが、それはひとえに自分が捻くれ者であるからかもしれません。
 審美眼に自信がある方や、一般の人は行ってもいいと思いますけどね。
 自分はカボチャドキア国立美術館の方がはるかに感動しましたが…。
コメント (3)
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三連休は山口に♪

2014-10-10 22:19:04 | 旅行
 低級遊民さんが高速道でのドライブに無上の悦びを見出すように、自分は夜の一般道をドライブすることが好きです。
 夜のドライブがなぜ好きかって、それは必然的に車中泊と対になるからなんですけどね。
 
 車中泊を貧乏臭いと言って嫌う人もいますが、いや、車中泊が貧乏臭いことはまったくもって否定しませんが、やっぱりそれなりに楽しいものがあるのです。
 例えて言うならば、狭い車の中で一晩過ごすことは、子供のころ、押入れの中で秘密基地ごっこをしたときの楽しさに通じるものがあるかなぁ、、、ないかもしれないけど。笑。

 ドライブをするたびに車中泊をするのか、それとも車中泊をするためにドライブするのか、自分でももはやどちらなのかよくわかりませんが、ともかく九州管内ではこれまでいろんなところに行きましたよ。
 思いつくまま挙げていくと、佐賀の武雄、長崎の佐世保、大分の竹田、宮崎の高千穂etc。
 その中でもお薦めは熊本の人吉ですね。
 人吉は温泉が充実しているだけでなく、球磨川でのラフティングといったアトラクション的な要素もあれば、クラフトパークでの鍛冶体験といったマニアックなイベントもあり、静と動、どちらの面白さもあるのです。
 また是非行ってみたいなぁ、、、今度はさすがに一人きりというのは嫌ですが。ラフティングで客が自分一人(!)っていうのは悲し過ぎます!

 そんなわけで車で五、六時間の距離で行ける範囲内の観光地はほぼ行き尽くした感があります。それ以上の長距離になるともはや車中泊をするどころではないので、鹿児島とかはあまり行く気になれません。
 といいつつ一般道を十九時間かけて鳥取に行ったことがありますけどね。笑。

 今度の三連休、どこかに遠出したいなぁと思って、山口に行くことを思いつきました。
 山口は前から行ってみたいところがあったんですよね。
 それは山口の秋穂東というところにある《ギャラリー&カフェAUTOMATON(オートマトン)》
 ここはオートマタ作家の原田和明さんの作品を展示しているのです。
 オートマタというのは要はからくり工芸のことなのですが、自分はそういった細工物が好きなんですよね。
 季節的に車中泊をするのも今の時期がギリギリなので、今度の三連休に行くことにしました。

 自分はどこかに旅行に行くことに決めると、その地域のことを出来る限り調べるようにしています。
 世の中には旅行はすべてノープランで行く、人との出会いを大切にしたい、といったアナログな発言をする人もいますが、自分はそうではありません。
 天神の街中をうろついていて不思議博物館にたどり着くことがあるか?門司港をぶらぶらしていてカボチャドキア国立美術館に行きつくことがあり得るか?そんなことはあり得ないですよね。
 不思議博物館にたどり着くのも、カボチャドキア国立美術館に行きつくのも、徹底的にネットで情報を調べた人のみだと思います。

 で、いろいろ山口のことを調べたのですが、これがまた困りました。
 山口、AUTOMATON以外に行きたいと思うところがない。笑。
 このブログに何度か出てくるK野くんがちょうど山口出身だったので、山口のお薦めは何かないかと尋ねたところ、いくつか教えてくれました。
 例えば、AUTOMATONがある秋穂は車エビの養殖が盛んなので、秋穂に行ったら車エビを食べたらいいですよ~と言われました。
 そっか、車エビが名産なのか、と思って家に帰って調べてみたところ、確かに秋穂は車エビの産地ではあったのですが、めっちゃ高かったです。八千円の会席とか手が出ないっつーの。何で養殖なのにそんなに高いんだ…。

 他にも自分で調べて、山口のお土産で「かすてらせんべい」なるものを見つけました。
 今さらせんべいの生地がかすてらだろうがバームクーヘンだろうがそれ自体は特に驚くには値しないのですが、このかすてらせんべい、切りやすいようにブリキ製の小型ノコギリがもれなくついてくるそうです。
 ノコギリがもれなくついてくるせんべいって!!何じゃそりゃ!!
 と思って、山口に行ったら必ず手に入れよう、そう思いました。
 
 しかしこの段階になって一番肝心なことを忘れていたことに気づきました。
 それはAUTOMATONの開館日です。
 何となくギャラリー&カフェって書いてあったから、三連休など人出が見込めるときは開いているものと勝手に思ってました。 
 でも本業はあくまでオートマタ作家なのでそうとは限らないはず…。
 それでメールで問い合わせてみたんです。
 そしたら返事が来て、三連休は開いていませんとのことでした。
 うん、よかった、現地に行ってそのことを知る羽目にならなくて。笑。

 というわけで三連休、やることが無くなっちゃったよ~。
 まぁ台風も来ることだし、家で大人しくしとこうかな。
 明日はもしかしたら九州国立博物館に行くかも、です。お袋が乗り気なんですよね。でもめちゃめちゃ人が多そうだ…。
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君の名は。

2014-10-09 22:37:26 | 戯言

 半年もの間、見向きもしなかったことを本当にすまないと思っている。

 でも、気づいてしまったんだ。

 もう君なしでは生きていけないってことを。

 浮気性なぼくのことを君は許してくれるだろうか?

 たぶん、いや、確信を持っていえることだけれど、君は何事もなかったかのようにぼくを迎え入れてくれるだろう。

 そして、ぼくのことを優しく包んでくれるに違いない。

 何もかもを承知の上で受け入れてくれる。

 そう、すべてはお見通しなんだろう?

 ぼくの性格も、ぼくの行動も全部。

 ときどき君のことが恐ろしくなるんだ。

 ぼくのことをすべて見抜いているんじゃないかって。

 でも、君なしでは生きていけない。

 これから、君の元へ行くよ。

 君の名は掛け布団。

 この冬もまた、愛し合おう。



2008-10-06 00:13:39の記事の再掲載です。
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現在購入を考えているDVD一覧。

2014-10-08 22:21:39 | 旧作映画
 昨日の記事で『ヒドゥン・フェイス』のDVDが欲しい!とのたまったので、今日は現在購入を考えているDVDを(購入を考えてるといってもお金がないので正確には欲しいな!って思ってるだけですけど)書き出してみたいと思います。
 自分がDVDを欲しいと思ってるぐらいですから、当然お薦めの映画ばかりですよ。
 偏っているけどな!!


*購入予算はあくまでブックオフなどで見かけて、これぐらいの金額だったら買ってもいいかな~という額。実際そこまで安いってことはない。


『シュガーマン 奇跡に愛された男』
 いや、このDVDは本当に買おうと思ってるんですよ。そのためのアマゾンのギフトカードも用意してるし。でも何だかんだで後回しになって未だ購入に至らず。やばい、ギフトカード、使用期限が切れたかも。購入予算¥3000。

『ヒドゥン・フェイス』
 昨日も書きました、おっぱいがいっぱいの映画です。購入予算¥2500。

『トライアングル』
 この映画も何度も見たい一本です。非常にレベルの高い世にも奇妙な物語的作品。購入予算¥2000。

『白雪姫と鏡の女王』
 童話をモチーフにした作品は幾千ありますが、これはその中でも突出した面白さだと思います。購入予算¥2000。

『ローン・レンジャー』
 評判、興収ともにイマイチな一本ですが、個人的に大好きな作品です。廉価版が出たら買おうと思ってます。購入予算¥1000。

『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』
 これも廉価版待ちの一本です。もう少し先のことだと思いますけどね。購入予算¥1000。

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
 これも廉価版待ち。購入予算¥1000。


 改めて書き出してみると、廉価版待ち以外のDVDって4作しかありませんでした。アマゾンで購入したとしても12000~13000円ぐらいじゃないでしょうか。
 それぐらいの額を捻り出せない自分って、、、何だか悲しくなってしまいました。
 冬のボーナスが出たら買おう!!
 あくまで出たら、の話。。。ぐすん。
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地元のツタヤに文句を言いたいこと。

2014-10-07 21:48:28 | 旧作映画
 本記事は拙ブログには珍しく(ないかもしれませんが)下ネタが含まれています。そういった記事が苦手な方は読まない方が賢明ですし、逆に下ネタ好きな人は「この程度で下ネタかよ!」と怒り出すかもしれないので、やっぱり読まない方がいいかもしれません。明日はどっちだ。


 地元のツタヤに文句を言いたいことがあります。

 きっかけはとあるホラー映画ブログで『ディスコード』というホラー映画がかなり良いように書かれていたことでした。
 そうか、そんなに面白いんなら見てみようと思って、地元のツタヤに借りに行ったんですよね。
 ジャケットを準新作コーナーで見た記憶があったので、探したのですが、見つけきれませんでした。店内検索をしてもヒットせず、そのときはホラー映画のジャケットなんてどれも似たり寄ったりだし、自分が見たと思ったのも別の作品なのだろう、そう思いました。

 しかし別の日、ツタヤ店内をうろついていて、あることに気づきました。
 以前確かにここで借りた『ヒドゥン・フェイス』という作品のDVDがない…。
 そのことに気づいたのは本当に偶然で、自分の記憶力や観察力が優れているとかそういうわけではありません。

 『ヒドゥン・フェイス』という映画がどんな作品なのか、説明するのはすごく難しいです。
 といってもストーリーはごくシンプルなんですけどね。ただ、どういう映画なのか説明するだけで即ネタバレになりかねない、そんな映画なんです。
 普段自分はネタバレなんてまったく気にません。このブログで映画レビューを書くときもそうですし、逆に人様の書いた映画レビューを読む時もそうです。
 ネタバレしたからといって面白さが半減するような映画は最初からその程度の映画なのだ、というのが持論です。
 しかしながら『ヒドゥン・フェイス』という映画に限っては出来る限り事前に情報は仕入れずに見た方が良いです。ストーリーはもちろんのことジャンルも知らない方がより楽しめます。

 ただ一つだけ言えるのはおっぱいがいっぱい出てくる映画だ、ということです。
 自分もこう見えて男の子(?)ですから、女性のおっぱいは嫌いじゃありません。むしろ大好きです。
 けれど、昔からおっぱいの出てくる映画はくだらないものばかりだと思ってました。
 必然性があれば脱ぎます、というのは落ち目の女優の常套文句ですが、映画のヌードシーンに必然性なんてありゃしないですよね。ただの男性の観客へのサービス以外の何ものでもない。
 見えそうで見えないように撮る方がよほど演出としては高度だろう、なんてことをずっと思ってました。

 そんな自分の偏見を打ち砕いてくれた映画が『ヒドゥン・フェイス』なんです。
 『ヒドゥン・フェイス』にはおっぱいがいっぱい出てきます。しかも必然性のあるおっぱいが。
 いっぱいのおっぱいに乾杯♪
 とりあえず「ぱい」を3つ並べてみました。笑。

 で、そんな記念碑的映画が、確かに借りたはずのツタヤにないのです。
 たぶん、ですが、通常のレンタルショップだとDVDは新作→準新作→旧作の流れになるところ、地元のツタヤでは新作→準新作となって、旧作となる段階で一部がランダムに撤去されているのでは、と思われます。
 どこのレンタルショップにも事情があるでしょうから、すべての新作映画のDVDを入荷しろ、とは言いません。
 でも一度入荷したDVDを旧作の段階で撤去しなくていいじゃん!!って言いたいです。

 まぁ今述べたことはすべて状況証拠の積み重ねで推測にすぎず、『ディスコード』も『ヒドゥン・フェイス』も入荷したDVDが破損して廃棄しただけかもしれませんが…。



 というような記事を書いていたら、『ヒドゥン・フェイス』のDVDがすごく欲しくなっちゃいました。
 久しぶりにアマゾンでぽちっとするかなぁ。
 いや、そうすると歯止めが効かなくなるのが目に見えてるからなぁ。
 『ヒドゥン・フェイス』、実に恐ろしい映画です…。
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音楽が希望の光になる時、『ジャージー・ボーイズ』。

2014-10-06 22:10:11 | 新作映画
 クリント・イーストウッド監督、ジョン・ロイド・ヤング主演、『ジャージー・ボーイズ』、10/5、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2014年37本目。


 今月観に行くことを決めている映画は、つまり前売り券を既に購入している映画は、ってことですけど、18日に公開される『泣く男』だけなんですが、他にも気になる映画は何本かあります。
 中洲大洋劇場で25日から1週間の限定で公開される《シッチェス映画祭》なんかそうですね。
 上映スケジュールが確定していないので、どの作品が鑑賞できるかもわかりませんが、どれか一本ぐらいは観たいと思っています。『パトリック 戦慄病院』か『モーガン・ブラザーズ』が面白そう。
 その他現在上映中の映画にも気になる作品がいくつかあり、そのうちの1本がこの『ジャージー・ボーイズ』です。

 なぜこの映画が気になるようになったかというと、購読しているテレビブロスの映画レビューで、3人のレピュアーがそれぞれ★4つ、★5つ、★4つ半、平均すれば★4つ半という驚異的に高い評価だったんですよね。事前にチェックしてなくても、こりゃ観に行かねばなるまい、ってものです。

 で、実際鑑賞しての感想ですが、、、いやぁ、観に行ってよかったです。
 クリント・イーストウッド、齢84にしてまた傑作をものにしたと思います。

 自分はアメリカンポップスにはまったく疎くて、恥ずかしながらこの作品で描かれた「ザ・フォー・シーズンズ」というグループ名も初耳でした。
 ただ、終盤に流れる【君の瞳に恋してる】という楽曲だけは知っていて、それは主にルー大柴がテレビのバラエティ番組に登場する際に流れていたからなのですが、そのときはノリのいい曲だなぁぐらいにしか思ってませんでした。
 しかしそのノリのいい曲がまさかこんな挫折と絶望の果てに生み出されたものだとは!
 自分は決して音楽がなければ生きていけないという人間ではありませんが、音楽が希望の灯りになる得るということを、この映画を観て、あらためて知りました。

 この映画、フツーの映画ではあり得ない演出が為されています。
 どういうことかというと、登場人物がスクリーンのこちら側、観客に向かってしゃべりかけてくるのです(あり得ないと言いつつ、よく見かける演出ではある。最近では『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でもディカプーが観客に向かって話しかけていた。)。
 最初のうちはすごく違和感があったのですが、それもすぐに感じなくなり、鑑賞後にはその演出が実に効果的だったことに気づかされます。
 もしかしたら元が舞台劇だったからかもしれませんが、そうだったとしてもそれを採用するイーストウッドは只者じゃないと思いました。

 自分は本当に音楽に疎くて、前述の通り音楽がなければ生きていけないというような人間ではないのですが、そんな自分がこれほどまでに感動するのですから、日々の生活の中で音楽が重要な意味を持つという人、音楽が生きる支えになっているという人、単純に音楽が好きという人はこの映画は必見だと言ってよいと思います。
 あまり派手な宣伝も打たれず、内容もどちらかと言えば地味で、有名な俳優も出ていないので、たぶん上映期間は長くないと思われます。すでに公開されて1週間が過ぎているので、興味がある方は出来るだけ早く観に行った方がいいですよ。 
 

 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)。
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反省出来ること、出来ないこと。

2014-10-05 22:16:02 | 戯言
 荒らしについて書いた記事に、館長から、
>なんかえらいことになっている。。。
というコメントがあって、「え?」と思いました。
 書いた本人からしたら、そんな特別“えらい”ことを書いてるつもりはなかったんですよね。
 荒らしをネタにして記事を書くことは別に初めてってわけではなかったし、それで何か問題が起こったこともないし、いつも通りのノリで書いたつもりだったんです。

 でも書いた当人はいつも通りのつもりでも、第三者の目から見て“えらい”ことであるなら、実際“えらい”ことなんでしょう。
 以後反省し、荒らしをネタにして記事を書くのは止すことにします。
 っていうか、館長、“えらい”ことってそういう意味なんですよね?
 全然違ったりして。汗。


 個人的にはその前日に書いた記事の方がよっぽど問題になるのではないか、と思ってました。
 何しろHNとはいえ、知人を指して「恩知らず」と罵っているのですから。
 その知人が記事を読んだら当然不愉快に思うでしょうからね。それぐらいのことはさすがに自分にもわかります。
 でもこの件に関しては何も反省はしていません。反省はしたくない。
 だって、その彼のことを恩知らずだなと思ったのは事実なんですから。
 もちろんそう思ったことを胸に秘めたまま付き合いを続けることは出来ます。
 でもそれはしたくなかったんです。
 自分は誰彼構わず罵っているわけではありません。
 コイツには言うだけ無駄だな、と思った人には、その人にどれほど欠点や短所があろうが、何も言いません。
 件の彼に「恩知らず」だと言ったのは、その欠点を直して欲しかったから。
 そうすることで関係が壊れたとしても、そのときはそのときだろう、と思ってました。
 仮に誰かに直して欲しいことがあったら、自分は陰でコソコソ言ったりせず、直接言います(件の知人にももちろん直接言いました。軽く流されましたが。)。それでもダメなようだったらブログに書きます。
 低級遊民さん(仮)、男同士で駄弁っていて、下ネタで盛り上がるのは構わないと思うよ。でも女性に直接デリカシーのないことは言うもんじゃないよ。
 それがあまりに目に余るようであれば、自分は低級遊民さんと縁を切るから。
 自分みたいな人間から縁を切られても低級遊民さんにとっては痛手でも何でもないかもしれないけど、自分はもちろんそんなことは望んじゃいない。
 だから、反省して、お願いだから。


 荒らしをネタにして記事を書くことは今後自重しますが、荒れる記事を書くことを止めようとは思いません。
 例えばしばらく前に『猿の惑星:新世紀(ライジング)』のレビュー記事を書きましたが、この記事は荒れても仕方がない、荒らし上等、そんな覚悟の上で書きました。
 実際は荒れるどころかコメント一つつかなかったので、一人相撲もいいところでした。
 やっぱり自分みたいな弱小ブロガーが何を言ったところで、右からも左からも注目されることはないということなんでしょう。
 でもあの記事を書いたことを後悔はしていません。大事なことを言ったつもりです。


 そんな感じでこれからも反省出来ることは反省して、反省出来ないことは反省せずに行きたいと思います。
 まぁ改まって言うことでもないんですけどね。笑。
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2014年劇場鑑賞映画一覧(9月末まで)。

2014-10-04 11:05:25 | 新作映画
 2014年も気がつくと残り三ヶ月になっちゃいましたね。
 むぅ、、、早いな!
 何だか本当の自分はまだ2014年の5月ぐらいの世界にいて、9月の世界で、むぅ、、、早いな!と呟いている夢を見ているような気がします。
 いや、自分でも何を言ってるかわかんないけどね!


 以下リンク先は拙ブログのレビュー記事です。


 1.『インシディアス 第2章』(1/13、Tジョイ久留米にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★

 2.『エンダーのゲーム』(1/18、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞)
   お気に入り度は★☆、お薦め度は★☆

 3.『ザ・イースト』(2/1、TOHOシネマズ天神にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★☆

 4.『スノーピアサー』(2/8、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞)
   お気に入り度は★★☆、お薦め度は★★☆

 5.『マイティ・ソー/ダークワールド』(2/11、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞)
   お気に入り度は★★☆、お薦め度は★★☆

 6.『LIFE!』(2/13、イオンシネマ筑紫野での試写会にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆

 7.『ラッシュ/プライドと友情』(2/14、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★

 8.『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2/22、TOHOシネマズ天神にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★

 9.『麦子さんと』(2/23、シアターシエマにて鑑賞)
   お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★☆

 10.『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(3/7、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★☆

 11.『ホビット 竜に奪われた王国』(3/9、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にてIMAX3Dを鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★

 12.『ロボコップ』(3/16、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞)
   お気に入り度は★、お薦め度は★

 13.『ワンチャンス』(3/18、Tジョイ久留米での試写会にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★

 14.『ダラス・バイヤーズクラブ』(3/21、KBCシネマにて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★

 15.『LEGO® ムービー』(3/30ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★

 16.『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(4/12、Tジョイ博多にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★

 17.『MUD マッド』(4/13、シアターシエマにて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★

 18.『キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー』(4/20、109シネマズ佐賀にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★★★☆

 19.『アメイジング・スパイダーマン2』(4/26、TOHOシネマズ天神にて鑑賞)
   お気に入り度は★★、お薦め度は★★☆

 20.『プリズナーズ』(5/6、Tジョイ博多にて鑑賞)
   お気に入り度は★★、お薦め度は★★

 21.『オー!ファーザー』(5/25、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★

 22.『X-MEN:フューチャー&パスト』(5/31、ユナイテッドシネマキャナルシティにて鑑賞)
   お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★

 23.『グランド・ブタペスト・ホテル』(6/8、TOHOシネマズ天神にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★

 24.『ノア 約束の舟』(6/15、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞)
   お気に入り度は★☆、お薦め度は★☆

 25.『300 帝国の進撃』(6/22、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆

 26.『渇き。』(6/27、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は☆

 27.『トランセンデンス』(6/29、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞)
   お気に入り度は★、お薦め度は★

 28.『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(7/6、Tジョイ久留米にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★☆

 29.『GODZILLA ゴジラ』(7/26、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆

 30.『るろうに剣心 京都大火編』(8/2、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★

 31.『マダム・イン・ニューヨーク』(8/23、シアターシエマにて鑑賞)
   お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆

 32.『フライトゲーム』(9/6、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞)
   お気に入り度は★★☆、お薦め度は★★☆

 33.『るろうに剣心 伝説の最期編』(9/13、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★

 34.『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(9/14、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆

 35.『猿の惑星:新世紀(ライジング)』
(、にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★

 36.『記憶探偵と鍵のかかった少女』(9/27、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞)
   お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆


 
 ★は五つで満点、☆は★の半分です。


 
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他人のミスを指摘することは難しい。

2014-10-03 20:41:12 | 戯言
 とある回転寿司でのこと。
 清算をしてもらうために呼んだ店員のおねーさんに注意書きの一文を指して「これ、何て読むんですか?」と尋ねました。


   


 おねーさんは、不思議そうな顔をしながらも「調理を始めてからのキャンセルは受けかねる場合がございます」と読み上げました。
「もう一回、そこに書いてある通り読んでもらえますか?」と自分。
「調理を始めてからのキャンセルは受けかねる場合がございます」と困惑した顔で読み上げるおねーさん。
「もう一回だけ」と言いかけて、おねーさんが泣きそうな顔になっているのに気づいて、慌ててネタばらししました。
「いや、キャンセルじゃなくてキャンセンルになってるから」
 するとおねーさんは「あ、ほんとだ!キャンセンルになってますね」と言ってニッコリと破顔しました。

 いや、意地悪をするつもりはなかったんですよ。
 ピンポイントで指差してるんだからさすがにわかるだろうって思ったんです。自分で気づいた方が本人の為でもありますし。
 でも一度「キャンセンル」を「キャンセル」と読んでしまうと、それ以外には読めなくなってしまうものなのですね。おねーさんには悪いけれど、そのことは面白いなと思いました。

 自慢じゃないですが、人の書いた文章の間違いに気づくのが得意です。
 何かしら誤字脱字がある文章に目を通すと違和感を覚えるんですよね。
 あれ、この文章、何か変だなって。

 自分の贔屓の作家さんがツイッターで『フライトゲーム』という映画の感想をこう述べていました。
映画『フライトゲーム』。様々な人種が乗った飛行機は地球の縮図。爆弾探して避難をうける主人公はアメリカ。で、犯人の動機が納得。
 避難をうける…?主人公をアメリカに例えているのですから、この場合は「非難をうける」が正しいですよね?
 
 ツイッターはそれこそただの呟き、言葉の垂れ流しですから、通常であればそこに誤字脱字があっても気にすることはありません。読み流します。
 しかし贔屓の作家となると些か話は違ってきて、ツイッターであっても文章に間違いがあって欲しくないんですよね。
 このファン心理、わかりますかね?

 どうするべきなのか結構考えました。
 一番簡単なのはそのツイートに返信をして間違いを指摘することです。
 しかしそうすることは憚られました。
 作家本人よりもむしろそのファンから「先生に恥を掻かせて!」と恨まれかねないと思ったのです。

 しばらく考えて、ダイレクトメッセージを送ることを思いつきました。
 それならその作家に余計な恥を掻かせなくて済む。我ながらナイスアイディア、と思いました。
 でもダメでした。
 ツイッターでダイレクトメッセージを送るためには相互フォローをしてなくちゃいけないんですよねぇ…。
 結局その感想ツイートが発せられて一ヶ月近く経ちますが、「避難」は「避難」のままです。
 これでいいのだろうか?と思わずにはいられません。

 文章に限らず、他人のミスを指摘するのって難しいですよね。
 タイミングもそうだし、どのように指摘すればいいのか、というのも問題です。
 っていうか、そもそもミスを指摘することが正しいのかどうかというのも考えずにはいられません。
 回転寿司の件にしてもほっとけばいいのにと言われたら、その通りですからね。
 老舗の一流料理店ならともかく、たかだか回転寿司ですしね、、、と何気に職業差別してみる。笑。

 ところで先ほど自分は人様の書いた文章の誤字脱字に気づくのが得意だ、と書きました。
 じゃあ自分が書いた文章には一切誤字脱字がないのかというと当然のことながらそういうわけではありません。
 たまに昔書いた文章を読み直すと、ちょくちょく(書いたときには気づかなかった)ミスが見つかります。
 せめて今書き上げたこの文章ぐらい間違いがないようにと、目に穴が開くほど読み返しているのですが、、、間違いがないことを祈るばかりです。
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ミステリーとしては脆弱であるが映画としてはそれなりに面白い『記憶探偵と鍵のかかった少女』。

2014-10-02 20:16:35 | 新作映画
 ホルヘ・ドラド監督、マーク・ストロング主演、『記憶探偵と鍵のかかった少女』、9/27、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2014年36本目。


 予告編を見て結構面白そうだなと思ったので、この映画の前売り券は比較的に早目に買いました。
 けれど、その後に発売されたテレビブロスの映画レビューで同じ日に公開される『ジャージー・ボーイズ』が尋常じゃなく絶賛されていたので、「うわっ、失敗した!『ジャージー・ボーイズ』の前売り券を買えばよかった!」と後悔しました。
 実際観に行っての感想ですが、『記憶探偵と鍵のかかった少女』、それなりに面白かったです。

 本作は記憶探偵であるジョン・ワシントンが主人公の超常的ミステリーです。
 記憶探偵という言葉自体は耳慣れないですが、人の記憶を直接的に探るというだけなら(作品によって記憶ではなく、夢だったり、精神世界だったりするわけですが、実質大差はない)、小説では京極夏彦の百鬼夜行シリーズに出てくる榎木津礼次郎や夢枕獏の魔獣狩りシリーズのサイコダイバー、映画では『ザ・セル』や『トランス』、あとは『インセプション』など、アイディアそのものは目新しいものではないと思います。

 それなりに面白かった、と書きましたが、本作を純粋にミステリーとして評価するとなるとかなり辛い点をつけなければなりません。
 ミステリーというものは「理」によって支配されていなければならないと自分は考えますが、本作の「理」はかなり脆弱な部分があるんですよね。
 また、終盤に明かされるミステリーとしての大仕掛けも上手く決まっているとは言い難いと思います。一言で言えばありがち。

 ただ、ミステリーとしてではなく、映画としてはそれなりに楽しめるものになっています。
 主役を演じた二人がいい。
 マーク・ストロングは『キック・アス』などの悪役でお馴染みの強面の俳優ですが、その強面の彼が精神面に弱さを抱えるジョン・ワシントンを上手く演じていました。
 ジョンを終始翻弄する「鍵のかかった少女」ことアナを演じたタイッサ・ファーミガも映画初主演とは思えない演技巧者ぶりでした。彼女は大成するのでは、とこの映画を観る限りでは思います。 
 本作は心に傷を抱えた中年男と心を閉ざした少女との歪なラブストーリーとして鑑賞するのがベストではないでしょうか。


 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)。
コメント
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