上部胸椎で歪みが出て肩の高さまで違っています
この方は、去年の9月中旬に、右腰に違和感を覚え整形外科を受診し、神経注射を打ち、投薬を続けていたそうです。
しかし、10月には少し歩くのも痛みが出ていたそういです。
そして、11月になって当院に来られたのですが、症状からして「腰椎椎間板ヘルニア」と診断しました。
ですから、治療は、
・せんかん鍼
・骨格矯正鍼
・足関三穴
・巨鍼療法
・脊柱鍼
などをしました。
しかし、その場では良くなるのですが、2~3日もすると痛みが出ていたようです。
なので、その原因は「肝」からの経筋腱収縮牽引にあると考えました。
それは、上の写真を見るとわかると思いますが、腰椎での歪みはそんなに強くないものの、上部胸椎が右に「くの字型」に曲がっているのがわかるはずです。
つまり、腰椎は整っても、上部胸椎に「経筋腱収縮牽引」が残っていると、そこに引かされて痛みが出ているのです。
これはちょっとレベルが高くなるので、詳細は省きますが、そのようなことが原因になる事もあると思っていただければいいと思います。
ですから、「腰椎椎間板ヘルニア≒腰椎の問題」と考えずに、腰椎に異変を与えている原因を探る事が大切だと思うのです。