シオカラトンボ（スケッチ＆コメント）

シオカラトンボ

江嵜企画代表・Ken


先日スケッチしておいたシオカラトンボを本日彩色した。子供のころからおなじみのトンボである。水芙蓉を描いていたら、人なつっこく周りを旋回しながら棕櫚の木の根元に止まった。思い出したようにまた飛び立つ。止まったところをさっとスケッチした。

　全開の芙蓉に蜜を求めて蜂が飛んでくる。シジミチョウも飛んでくる。どうやらシジミチョウは満開の小菊がお好きなようだ。虫さんに確かめてみたことがないので定かでないが、蓼食う虫も好き好きという言葉が昔からある。人もえらそうなことをいっているが所詮は生き物の一部だから同じだろう。

　ヤフーのブログでシオカラトンボを検索した。湿地帯や田んぼなどに生息する中型のトンボ。日本全土のほか、ロシア（極東）、中国、韓国、台湾などに分布する。平地や湿地やため池にごく普通な種で市街地などにも広くみられる。日本でもっとも親しまれているトンボのひとつとあった。

　画面左すみに穂先が見える草が猫じゃらし（えのころぐさ）である。抜いても抜いてもはえてくる。ヤフーで猫じゃらしを検索した。猫の首のところをじゃらすところから「猫じゃらし」という名がついた KKとあった。（了）

米4～6ＧＤＰ年率4％増と米商務省発表、ドル買われ、ＮＹ為替市場で、一時、1ドル＝103円台

（学校で教えてくれない経済学）


エボラ出血熱の感染が過去最高の規模で拡大、医療チームを率いていたシェイク・ウマル・カーン医師（39）が死亡したと31日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で香港ATV,英BBC,ドイツZDF,豪ABC,フランスF2と放送順で続き、最後に朝7時台放送の米ABCは4人のアメリカ人が新たに感染、直ちに隔離病棟に入れられたとトップで取り上げた。フランスF2は今年は数ケ月で650人が死亡、死者が数千人の規模にまで拡大する可能性が出てきたと伝えた。エボラ熱がやっかいなことはウイルスが特定できていない。治療法が確立されていないことだ。早めの検査で対応してほしいと呼びかけていた。

シンガポールCNAはウクライナ軍と親ロシア派との戦闘がエスカレートし、マレーシア航空機事故調査団は現場に入れず4日間足止めされていると伝えた。ドイツZDFはＥＵがアメリカと足並みをそろえて対ロシア制裁を金融、兵器など制裁対象企業拡大を決めた。今回の制裁強化でプーチン大統領が政策転換するかについては全く未知数だと解説した。豪ABCは欧米諸国はロシアに圧力をかけるべく対ロシア制裁強化を発表した。オーストラリアは制裁に参加していない。西洋側の協力がないとロシア経済に大変な打撃になる。豪外相が遺体収容ができない現状は人道問題だと語ったと伝えた。ロシアRTRはラブロフ外相は米ケリ―国務長官がウクライナに停戦を呼びかけた日に対ロシア制裁強化が発表された。常軌を逸していると話した。ウクライナ東部では30日にもウクライナ軍の砲弾が撃ち込まれ市民多数が死傷したと伝えた。

ドイツZDFはイスラエルがガザ地区にある国連避難所をミサイル攻撃し、国連事務局員5人を含め15人が死亡したと伝えた。ドイツZDFはドイツ国内で反ユダヤ人運動が街頭デモにとどまらずインターネットへ無記名の書き込みが増えている。今までユダヤ人を意識せずにドイツで暮らしてきたがドイツからの移住を真剣に考え始めたと語るあるイスラエル人の様子を映していた。ドイツZDFによればイスラエル、ネタ二ヤフ首相は「ハマスが攻撃をやめない限りイスラエルは砲撃をやめることは出来ない」と語ったと伝えた。

30日、NY市場は、米FOMC会合でイエレン議長は「インフレ率がいつまでも2%を下回って推移する可能性は多少後退したと委員会は判断した」とする一方で「労働市場にはいまだ過剰なゆるみがある。」と語った。FRB(米連邦制度理事会)は債券買い入れ額をさらに月額100億ドル縮小、250億ドルとすることを決めた。10月度のFOMC会合の時点でゼロとなることを示唆した。一方、米商務省は、30日、今年4~6月米GDPが年率換算で4.0%増加したと発表した。これを受けて債券が売られ、10年物米国債利回りは2.56％台へ上昇、すでに上昇幅を拡大していた2年物国債利回りがさらに上昇した。30日NY市場は米国経済堅調を好材料とする一方、利上げ懸念からNYダウは前日比31ドル安、16,880ドルで取引を終えた。利上げ期待からドルが買われ1ドル＝102.83円、1ユーロ＝137.72円、NY原油（WTI）はバレル100.27ドル、NY金はオンス1,294.30ドルと共に売られた。（了）

マレーシア航空機撃墜後状況一変、EUは金融、軍民両用品b、兵器、石油設備対象に制裁強化決める

（学校で教えてくれない経済学）


イラン・イラク戦争下の1988年7月3日、ペルシャ湾のホルムズ海峡上空でイラン航空655便が撃墜され子供66人含む290人が死亡した。7月17日、ウクライナ東部、内戦地帯上空でマレーシア航空17便が撃墜され子供80人を含む298人が死亡した。ホルムズ海峡では米海軍ミサイル巡洋艦『ビンセンス』号のウィル・ロジャーズ艦長が民間機をイラン軍F14戦闘機と誤認した。ウクライナでは親ロシア派の武装勢力がマレーシア機をウクライナ軍軍用機と間違えたとみられる。26年前、アメリカは多くの嘘を重ね、イラン航空機のパイロットに責任をなすりつけた。ロシア当局は撃墜事件後、責任逃れの嘘を重ね、ウクライナ政府を非難している。アメリカはようやく96年、遺憾の意を表明しイラン政府に1億3,180万ドルの賠償金（内遺族への補償6,180万ドル）の支払いに同意した。

ウクライナの親ロシア派を支援していたロシア、ウラジミール・プーチン大統領を「戦犯」扱いするだけでは問題は解決しない。こうした惨劇は戦闘地域と日常生活が交錯する場面では起きやすい。両者を完全に分ける努力が必要だ。それ以上に重要なのは、おぞましい失敗を犯したらすぐにミスを認めることだ、とフレッド・カプラン（米外交問題評議会研究員）が近着、8月5日号ニューズウイーク誌日本版に書いた。カプラン氏は当時ボストン・グローブ紙の記者で、事件を報道、米当局者の嘘が露呈していくのを目のあたりにしたと書いた。

7月30日朝放送のドイツZDFは「EUは29日、外相級会合を開き,対ロシア制裁強化措置を決めた。①ロシア中央銀行による欧州域内で外国為替取引制限、②新規の武器輸出禁止、③高度ハイテク製品の取引規制が含まれる。天然ガス関連は除外した。今回の制裁措置により30万の雇用減と輸出20％減の影響が出ると試算している。」と伝えた。英BBCは「マレーシア航空機を撃墜した親ロシア派をロシアは支援した。多くの犠牲者を出したヨーロッパの対ロシア制裁強化が一気に高まった。経済制裁強化は双方に痛みが伴う。」と伝えた。ロシアRTRは「ウクライナ軍のドネツク共和国攻撃が続いている。29日も民間人含む15人が死亡した。ラブロフ外相とケリー国務長官と電話会談で、ウクライナは停戦に合意したとロシア外務省は伝えた。一方、EUは対ロシア制裁を金融、石油、兵器、軍事民事両用の業界を制裁対象とした。欧米市場に損失が出るとみられる。」と解説した。

シンガポールCNAは「周永康、元常務委員が「重大な規律違反」で拘束された。規律違反とは一言でいえば「汚職」をさす。今回の発表は驚きではない。周氏は昨年12月以降軟禁状態にあった。」と伝えた。中国CCTVは「周永康氏が規律違反で身柄を拘束された。」と短く伝えた。上海RTSは「マイクロソフトふくむ4社に独占禁止法違反で中国当局は調査を開始した。」と伝えた。ちなみに上海福喜食品の親会社OSIはアメリカ企業である。

7月29日、NYダウは前日比70ドル安、16,912ドルで取引を終えた。為替は1ドル＝102.09円、1ユーロ＝136.89円、原油は100.97ドル、金はⅠ，298.30ドルだった。（了）

米畜産業界団体、「日本との交渉で絶対例外は認めるな。関税はゼロ」と米議会に圧力

（学校で教えてくれない経済学）


ワシントンDCの地下鉄駅構内の通路足場と側壁に「日本よ。自由貿易の意味を知れ。日本との交渉に絶対例外を認めてはならない」と全米畜産農業団体が広告を出したと29日朝放送のNHK/BS「キャッチ！インサイト」コーナーで布施谷博人ワシントン特派員がレポートしていた。「日本はアメリカの豚肉の最大の輸出国、日本に例外を認めると他国との交渉に悪影響をもたらす。」と年一度開かれるワールドポークエキスポ会場で「あくまで関税はゼロだ。」と全米400の畜産業者で構成する団体のジョルダーノ副会長が先の布施屋記者のインタビューに答えていた。40数年前、ワシントンDCを舞台に日米繊維交渉が行われた。ニクソン大統領が1968年の大統領選挙で繊維輸入規制を公約、米繊維業界の支持を得て大統領に当選できた。繊維業界の恩義に報いるため日本政府に圧力をかけた大昔の苦い出来事とどうしても重なる。11月米中間選挙。11月はAPEC総会開催とも重なる。日米繊維交渉から敢えて教訓を学べば①守れない約束はするな。②すぐにばれる嘘はつくなであろう。

NHK/BS「ワールドニュース」を見ることから一日がはじまる。シンガポールCNAは「つかの間の休戦のあとガザ攻撃が再開された。国連安保理は即時停戦を求めたがイスラエル、ネタニヤフ首相が「国連による停戦決議案の中身がまるで体をなしていない。絶対に認められない。」と猛反発する様子をテレビ画面に映していた。一方、シンガポールCNAは「中国政府が今年1～6月の経済統計が昨年の伸びを上回った。しかし、昨年低く見過ぎたデータとの比較である。統計の中身をよく分析する必要があるだろう。」と解説していた。上海RTSは「中国経済が改善したとのデータを受けて、上海株価指数が今年最高値を更新した。」と伝えた。上海RTS記者のインタビューに「数年前の値段が今年やっと値上がりした。」と個人投資家が答える様子を映していた。上海RTSは「賞味期限切れの肉を販売していた上海福喜食品の親会社、米食肉大手OSIグループCEO,シェルダー・ラビンCEOが記者会見して謝罪した。しかし、具体的な説明は一切なかった。一方、香港マクドナルドは福喜食品から一切購入していないと説明していたがこの日の記者会見でデービッドマクドナルドCOOは一転して購入していたと認めた」と伝えていた。

ドイツZDFは「ウクライナ東部、マレーシア航空機墜落現場近くで戦闘が継続しており、国際調査団は現場立ち入りを見送った。一日延ばしするたびに真相の解明は遠のくばかりだ。」と伝えた。ロシアRTRは「マレーシア航空機撃墜は、ロシア領内からミサイルが打たれたとするアメリカの発表は全くのでっち上げだ。調べればすぐにわかる。最先端のIT技術の時代で考えられない。確固たる証拠をアメリカは出すべきだとラブロフ、ロシア外相は語ったと伝え、プチン大統領が「ロシアの武器は外国に依存してはならない。製造技術の独立性は経済のみならず政治リスクにつながる」と語る様子をテレビ画面に映していた。

28日、NYダウは小動き22ドル高、16,982ドルで取引を終えた。NY為替は1ドル＝101.84円、1ユーロ＝136.85円、NY原油は101.67ドル、NY金は1,303.30ドルだった。（了）

芙蓉全開（スケッチ＆コメント）

芙蓉全開

江嵜企画代表・Ken


こちら神戸も梅雨明け宣言の翌日から1週間以上、猛暑が続いた。久しぶりにしのぎやすい朝を迎えたところで今を盛りと咲く芙蓉をスケッチした。前日の日曜日、スコールのようにどっと降った雨のお蔭か、木も花も生き生きしていた。

ヤフーのブログで芙蓉を検索した。アオイ科の落葉低木。夏から秋にかけて葉の付け根に淡色の大きな花弁を開き、一日でしぼむ。秋の季語。月の出を芙蓉の花に知る夜から。鳴雪、と出ていた。フヨウと区別するために「水芙蓉」とも呼ぶ。

①芙蓉はハスの花の古名。「太液の芙蓉、未来の柳」と源氏物語「桐壷」にある。
「芙蓉の顔（ふようのかんばせ）、柳の眉」。「ハスの花のように美しい顔。美人の顔の形容。
浄瑠璃、国姓爺合戦にある。②芙蓉峰は富士山の異称とあった。

芙蓉をスケッチしていたとき、塩辛トンボが飛んで来た。わたしも描いてよと云わんばかりに何度も旋回した。棕櫚の根っこのところで羽を休めたところをもう一枚スケッチした。機会見つけてトンボを彩色してみたい。

前日の雨こそまさに干天の慈雨と呼ぶにふさわしい。人、虫、花、木、生きとし生ける物すべてが雨のお蔭で生気を取り戻したようだ。（了）

臨床実践塾で久々に一穴鍼法を公開しました

予備知識としての回内と回外
図のように肘関節を90度屈曲し、手の平が上を向くように回旋する運動を前腕の回外、手の平が下を向くように回旋する運動を前腕の回内と言います。
前腕の回外に関わる代表的な筋肉として上腕二頭筋、回外筋、前腕の回内に関わる代表的な筋肉として円回内筋、方形回内筋などがあります。

※寝た状態で写真のように手の平を天井に向けるのが、腕全体の回外といいます。

今回の臨床実践塾は、“できる鍼灸師になる”というのがテーマでしたので、できる鍼灸師と思われている方々の理由の紹介、できる鍼灸師になるためのブランディング方法、「診断から導き出す治療の方法」として、問診、脈診、脊椎診、六臓診（検証診）などの診断結果から、その治療法を選ぶかということをお話しました。

実技では、モデル2人に出てもらい、JAA（関節調整鍼）で使う脊椎診の練習方法を解説しました。
その次には、誰に、何を、どのツボを使って、どのようにして治療し、どのようにして治療効果を証明していくかという実技も行いました。

実技用のマットを3枚準備してありましたので、参加者の皆さん全員にパパパッと代わりばんこに仰臥位になってもらい、手の平がどこを向いているのかを見ました。
つまり、回内、回外を診たわけですが、全員が終わってから仰臥位になってもらった説明をしました。

該当する方が4～5人いましたが、その中からわかりやすいと思われた2人を選び、仰臥になってもらいます。
脈診とか六臓診とか脊椎診などの他の診断は一切せずに、「腕が回内ぎみ」という状態だけの診断です。

最初の方は、膻中辺りを参加者の方に押圧してもらい、膻中に痛みのあることを確認してもらいました。
腕が回内ぎみになるということは、内側下側の経絡や筋肉に 経筋腱収縮牽引 が起っていると考えます。

そうすると、腕の内側下側には、「厥陰心包経」と「少陰心経」の経絡が流れていますので、「厥陰心包経（心筋）」や「少陰心経（心臓全体）」に異変が起っていると考えることができます。

年齢からして、まだ心臓が弱っているとは考えにくいし、回内の角度からしても心臓ではないと判断しまし、心包経が原因だと思いました。
回内の角度が強い場合は、心経の経絡流注の位置を見てもわかるように、強い経筋腱収縮牽引が起るからです。（上の写真を参照）

腕に回内が起っていると、バンザイの格好をした時に腕が挙げにくいものです。
そこで、心包経を整えるために、右肝査穴を指で押しました。
かなり痛そうでした。(^_^;)
なぜ肝査穴を押したかといいますと、木(肝・胆)は筋肉や腱を主っているからで、肝胆経が弱いと、心包三焦経も弱くなっているからです。

もう一人の方は、バンザイが上手くできない状態でしたので、指では刺激が弱いと思いましたので、鍼を使うことを承諾してもらいました。

5番鍼で右肝査穴に刺鍼して、ちょっと捻鍼を加え、立ちあがってもらってからバンザイをしてもらいましたら、会場から「おおーっ！」とか「ええーっ」という声が聞こえました。スッとバンザイができたからです。

初めての参加者が驚くのはいつものことですが、前から参加している方々まで、「エエーッ！」という顔していたことには、私のほうが驚きました。
前々から参加している方々なら、このブログでもある程度は解説しているので、多分知っていると思っていたからです。

今回の臨床実践塾のビデオも、DVDにして販売させて頂きますので、編集ができるまで少々お待ちください。

欧州株安、米耐久財受注データ嫌気、ＮＹダウ123ドル安、ウクライナ情勢悪化でドイツ対ロシア向け輸出

15%減（学校で教えてくれない経済学）


台湾トランスアジア航空機墜落事故の責任はすべて私にあると同社会長は25日、遺族に謝罪したと26日朝放送のシンガポールCNAが伝えた。韓国KBSは、梅畑で発見された遺体は、韓国船セウォル号、兪炳彦会長本人であることはDNA鑑定、身長、歯型などから間違いない。しかし、死因は特定できなかったと国立科学捜査研究院が発表したと伝えた。韓国KBSは舛添東京都知事と会談した朴韓国大統領は「正しい歴史認識のもとに両国関係は進められるべきである」と語った。朴大統領は「従軍慰安婦問題は単に二国間の問題にとどまらない。人権問題である。」と語った。舛添東京都知事は安倍首相に伝えると語った。朴大統領と日本の政府要人との会談は1年5ケ月ぶりであり今後の成り行きが注目される」と伝えた。フランス、オランド大統領は「アルジェリア航空機5017便墜落事故で乗客乗員合わせて118人生存者はいない。悪天候も要因の一つだと25日、語る様子を26日朝6時放送のフランスF2が伝えていた。

ドイツZDFは「ケリー米国務長官はイスラエル、ハマス双方に一時的停戦を呼びかけた。双方は１日停戦に合意したと伝えた。ベルリンでは500人規模の反ユダヤ人デモが連日行われている。ドイツ人の多くはショックを受けている。」と伝えた。ドイツZDFはマレーシア航空機墜落現場から中継したZDF記者は機体の残骸、乗客のパスポートなどが事故後1週間後も散乱している。あまりにも多くの証拠品が隠滅されていることが分かった。まるで墜落がなかったかのように戦闘が連日続いている。」とレポートしていた。ロシアRTRは「ウクライナ軍の砲弾がドネツク人民共和国警察に撃ち込まれた。一方、マレーシア航空機のボイスレコーダー、フライトレコーダーはイギリスの航空機事故調査機関に到着した。当局者は『我々は犯人探しが目的でない。』と話した。「当局は何を公表し、何を公表しないかについて任されているのです。」と解説していた。この手の解説は日本のメディアはまずやらない。何を隠して何を表に出したか。表に出されたニュースや情報を鵜のみにすることなく一端テーブルの上に並べてみて分析検討する訓練を日本の若者も実行して欲しいと思う。

一方、25日、NY市場では、NYダウは前日比123ドル安、16,960ドルと3営業日続落した。10年物米国債利回りは2.467%へ低下した。NY為替市場では、1ドル＝101.82~86円、1ユーロ＝136.73~86円で取引された。NY原油（WTI）はバレル102.69ドル、NY金はオンス1,303.10ドルで取引された。26日放送の「キャッチ！世界の情報」番組の「経済情報」コーナー出演の三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「6月の米耐久財データが予想を下回ったことと前月データの大幅下方修正を材料に売られた。ドイツ景況感指数が3ケ月連続で低下、欧州株が下げたことも響いた。ロシアからの資金流失が続いている。ロシア中央銀行は年8％へ利上げを発表した。7月の米雇用統計を注目している。」と解説していた。

ドイツZDFは「ウクライナ情勢悪化でドイツの対ロシア輸出が5月までで15% 減少した。経済制裁強化でライバル国に市場が奪はれると警戒感が出て来ている。」と伝えた。（了）

ウクライナ、台湾、そしてアルジェリアで１週間に明民間航空機３機墜落、一方、米国債売られ、

１ドル＝１０１．８０円へドル高・円安（学校で教えてくれない経済学）


アルジェリア航空機5017便（乗客乗員116人）がアフリカ西部ブルキナファソの首都ワガドゥグからアルジェに向かう途中消息をたった。フランスの戦闘機が同機の残骸を発見したという情報もある。同機のパイロットが「こちら5017便、嵐のためルートを変更する」との連絡後音信が消えたと25日朝7時台放送の米ABCニュースが伝えていた。フランスF2は25日朝6時の放送でアルジェリア航空機（フランス人59人）が行方不明と伝え、番組に出演したフランスFabius外相がテロ事件含めあらゆるケースを想定してフランス政府は対応すると語る様子を映していた。シンガポールCNAは25日朝4時の放送で「台湾澎湖航空（トランスアジア航空）機（乗客54人乗員4人）機が着陸に失敗47人が死亡した。当局は着陸条件を満たしていたと発表している。プロペラ機７２型です。」と伝えた。

英BBCは「マレーシア航空機が撃墜されてから１週間が経過した。乗客乗員298人全員が死亡した。犠牲者のうち194人がオランダ人だった。114人の遺体が確認された。」と伝え英BBC記者を墜落現場に派遣、現場は機体の残骸や遺体の一部には目じるしの小旗が立てられている。」と報告していた。豪ABCは「マレーシア航空機撃墜事件の調査のためにロンドン駐在のオーストラリア警官を待機させている。事故現場付近から20キロ地点ではウクライナ軍と新ロシア派尾の戦闘が続いている。」と伝えた。日本では日本人が乗っていないとわかると報道しない。欧米のメディアの航空機事故ではなぜ事故が起こったのかからはじまり航空機事故再発防止に向けて正面から取り組むことが一般的である。先の米ABCはここ1週間で3機立て続けに飛行機事故が発生した。ジェット機の機能含めなぜ事故が起こったのか、だれの責任か。そのためにも証拠集めが求められると解説していた。

マレーシア航空機撃墜関連のニュースとしては25日朝放送の「キャッチ！世界の情報」に出演したWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏は、WSJ紙7月20日付記事で「マレーシア航空機株の大半を保有している政府系ファンドの関係筋の話として、早ければ8月にも非公開化に踏み切る可能性があると書いていたと紹介した。また、21日付のWSJ紙で「マレーシア航空搭乗員がわずか4ケ月の間に2度も大事故に見舞われた事で動転、一部が飛行機に搭乗できないままの状態が続いていると書いたと紹介していた。航空機事故から離れるが、22日付のWSJ紙はドイツ銀行米法人の財務報告書が『質が悪く、不正確で、信頼できない』とＮＹ連銀が公表したと書いたと紹介していた。日本でも信用を失うことは信用にゼロを掛けることを意味するという言葉がある。平気で賞味期限を改ざんした上海福喜食品は中国のケースだがその最たるものであろう。日本人自身も他山の石としてほしい。

24日、NY市場ははじめ高く始まったが。米中古住宅販売が予想を下回ると下げ、前日比横ばい2ドル安、17,083ドルで取引を終えた。10年物米国債利回りは2.502%へ上昇、NY為替は1ドル＝101.80円、１ユーロ≒137.04円で取引された。ドル堅調を受けてNY原油（WTI）はバレル102.07ドルNY金はオンス1,290.60ドルへそれぞれ値下がりした。（了）

マレーシア航空機遺体捜索現場そばでウクライナ戦闘機2機撃墜、上海福喜食品事件で関係者5人身柄拘束

；上海RTS(学校で教えてくれない経済学）


「2014年、今年、アメリカはサウジアラビアもロシアも抜いて世界最大の産油国になった。地下深いシェール（頁岩：けつがん）層にある原油や天然ガスを掘削する技術が、エネルギー生産に革命を起こしたからだ。だが革命は永遠に続くとは限らない。」とロジャー・ハワード記者が近着、7月29日号、ニューズウイーク誌日本版に書いた。記事は続く。「米エネルギー省は最近、カリフォルニア州モンテレーのシエールガスの推定可採埋蔵量を140億バレルから6億バレルへ大幅下方修正した。さらに云えることは、埋蔵量より重要なのは採算性だ。初期投資の回収にどのくらい時間がかかるのか。リスクに見合う利益がでるのか。すべては価格次第だ。採掘した原油・ガスが高く売れなければ利益は出ない。今の国際価格が1バレル＝100ドル超だからいいが、90ドルを下回れば採算割れになる。この革命はあくまで応急処置に過ぎない。時間を稼げる間に持続可能なエネルギーの開発を急ぐべきだ。」と書いた。ちなみに7月23日、NY原油（WTI）はバレル103.12ドルで取引された。

NHK/BS「ワールドニュース」を見ることから一日が始まる。シンガポールCNAは「インドネシア大統領選で落選したプラボウォ・スピアント候補陣営が23日、連邦裁判所に25日までに異議申し立てすると発表した。5万2,000か所の投票所で不正が行われ、2000万票に疑問が残ると発表した。」と伝えた。CNAはマレーシア航空機墜落事故現場を訪れたOSCE国際監視団は『機体の残骸を見れば多くの箇所に証拠隠滅が疑われる。多くの機材が持ち出された可能性がある』と語ったと伝えた。ドイツZDFは「マレーシア航空機犠牲者の遺体がオランダの空港に到着した。オランダから2400キロ離れた場所のどこで誰が撃墜したのか不明なままだ。空港から遺体安置場所までの道路に数万人が見送った。確認された遺体は200人のみだ。遺体が運び去られた同じ時刻に、ウクライナ戦闘機2機が親ロシア派に撃墜された。マレーシア航空機墜落場所から数キロもはなれていないところで今も戦闘が続いている。」と伝えた。

一方、上海RTSは「上海福喜食品の責任者5人の身柄を上海市当局が拘束した。内部告発がないと摘発は極めて困難だと関係者は話している。アメリカでは内部告発者にインセンティブ制度がもうけられている。中国では行政者のみに権限が与えられているが制度見直しが急務だろう。」と伝えていた。香港ATVも連日、上海福喜食品関連のニュースを取り上げている。マクドナルド、スターバックス、多くのファストフード店は鶏肉をの同社から購入していた。一部メニュー替えて販売再開と伝えた。日本でもマクドナルド、ファミリーマートが上海福喜食品から鶏肉を輸入していた。専門家の意見では「不正が行われていても見抜くのは現実問題難しい。」と話している。値段を下げなければ売れないから中国からの輸入は外せない。日本人は問題が起こった時だけ騒ぐ。時間がたてばすぐ忘れるから怖い。

23日NYダウは26ドル安、17,086ドルも、S&P500株価指数は1,987と最高値を更新し
た。為替は1ドル＝101.47円、1ユーロ＝136.40円、NY金は1,304.70ドルだった。（了）

イスラエル米国往復便、24時間すべて運航停止と米連邦航空局発表、ＮＹダウ、米企業業績期待から61ドル高

（学校で教えてくれない経済学）


イスラエル、テルアビブ空港から1キロの至近距離にロケットが着弾したことを受けて、アメリカ連邦航空局は、24時間、暫定的に、すべての米国籍航空機のイスラエル・米国間、往復便の運航停止を発表した。これは20年前の湾岸戦争以来の措置である。一方、ガザでの犠牲者はその後も増え続けており、630人を超えた。何者かによって撃墜されたマレーシア航空機の犠牲者は22日、事故現場を離れ、ハリコフへ列車で運ばれた。193人の犠牲者を出したオランダで遺族の確認のあとイギリスに運ばれると23日朝放送の米ABCニュースが伝えた。英BBCは「マレーシア航空機事件で298人全員が死亡したがまだ一部の遺体は見つかっていない。フライトレコダー、ボイスレコーダーはマレーシア航空に渡された。あとイギリスでの分析結果を待つことになる。」と伝えた。

ドイツZDFは22日、EU緊急外相会議がベルギー、ブリュッセルで開かれ、ロシアに対する追加制裁を協議したが、合意が得られなかった。7月末に再度協議されると伝えた。ロシアRTRは「EU外相会議が開かれ、3回目の対ロシア経済制裁が討議されたが、合意が得られなかった。スエーデンやバルト3国は、プーチンは何も約束を守らなかったと激しくロシア制裁を主張し、ドイツ、フランスに圧力をかけた。イギリスもロビー活動を繰り返すアメリカの受け売りで制裁を求めた。フランスはロシアと契約済みの2隻の戦艦の残り一隻のキャンセル費用が払えないからだ。再度7月末にロシア制裁が討議される。」と伝えた。

23日朝放送のシンガポールCNAは「インドネシア大統領選挙で、ジャカルタ州知事を勤めたジョコ・ウィドド氏の当選が決まった。公式発表待ちの状態だが、53.15%の票を獲得した。」と伝えた。豪ABCは「対立候補のブラボウォ氏が選挙戦からの撤退を発表した。ジョコ候補は支持者に大ぴらな歓迎行事を控えるよう訴えた。ジョゴ氏はメガワジ全大統領を副大統領に指名した。オーストラリアとの関係強化を図るものとみられる。」と伝えた。
香港ATVは上海の食品加工会社、福喜食品が腐った肉を販売したことで牛肉、豚肉、鶏肉すべてについて保管倉庫に当局が立ち入り検査した、データ改ざんの多数の書類を押収、営業停止処分にしたと伝えた。上海RTSは上海当局は福喜食品に操業停止命令を出した。1000トンの在庫があった。販売先は150社に上る。衛生当局はフアストフード店178店を抜き打ち検査した。中国国内ではすでに５つの省に影響が広がりつつある。」と伝えていた。マクドナルド、ファミリーマートなどでは自主的に販売を停止したと23日朝放送のモーニングサテライトでもニュースとして取り上げていた。日本では鳥インフルエンザの時もそうだが、マスコミが騒げばその時だけ問題にする。自分の健康は自分で守る以外なさそうだ。

22日、NY市場では、米住宅関連統計、米企業業績堅調を背景に地政学的リスクに対する警戒感が薄れ、NYダウは前日比61ドル高,17,113ドルで取引を終えた。米債券が買われ10年物国債利回りは2.4666%へ下落した。NY為替は1ドル＝101.46円、１ユーロ＝136.62円だった。原油（WTI）はバレル104.42ドル、NY金はオンス１,306.10ドルだった。（了）