一時1ドル₌101円台(学校で教えてくれない経済学)
アメリカの4~6月期のGDP速報値が前期比1.2%増にとどまった。29日のNY外為市場は敏感に反応してドルが売られ,1ドル=102.05円、1ユーロ₌113.96円で取引された。ドルは一時、101円台まで値下がりした。29日の日銀の金融緩和策が「小粒」との評価が影響した。黒田総裁の任期は2018年4月まで。2%の物価目標を掲げて威勢よく飛び出し,マイナス金利まで踏み込んだが、デフレからいまだに脱却できない。アメリカ景気が大きく改善しない限り本物のドル高・円安は望めないとの見方で専門家の間ではほぼ一致している。
一方、NYダウも予想外に弱い米GDP統計に反応、大きく下げたが後戻して24ドル安、18,432ドルで取引を終えた。 NY原油(WTI)はバレル41.60ドルへ小戻したが週間でみれば大きく値下がりした。1年半前に原油はドラム缶一杯相当のバレル当たり100ドル以上していた。一時26ドルまで値下がり後50ドルまで戻したが再び下落今40ドル 近辺まで下げている。ドライブシーズン入りでも原油、ガソリンがだぶついているためだ。電力用に使われるブレントオイルもバレル43ドルまで値下がりしている。ドル安を材料に29日NY金は小幅戻してオンス1,349.00ドルで取引を終えたが、昔、有事の金と騒がれたひところの輝きは見られない。
30日朝放送の英BBCは「米大統領民主党候補にヒラリー・クリントン氏が正式に選ばれた。クリントン氏は核のボタンをトランプ氏に任せられないと語って会場の喝采を浴びた」と伝えた後「サンダース氏自身クリントン候補を支持したが、サンダース候補を支持したグループの多くがヒラリー氏の演説中、後ろを向いてあからさまに抗議の意思を表した。」と伝え、その時の様子を映していた。30日朝7時台の「キャッチ!世界のトップニュース」の『@NYCコーナー』で、ニューヨーカーになぜクリントンに反対が多いのかとのインタビューの答えでは、彼女は大企業のためだけに働いている、リビア領事館事件、メール問題だけでなく言い訳ばかりしていつもすり抜ける、うそつきだ。オバマの政策を継承しょうとして改革に期待できないという点でほぼ一致していた。一方トランプ氏も危なくて選べない。共和党内の亀裂は深刻。不人気同士の争いの後に、11月には新しい米大統領が選ばれる。
英BBCは米大統領選報道のあと「英国南部に建設予定のヒンクリーポイント(HinkleyPoint)原子力発電所について英国政府は最終判断を延期する」と28日発表したと伝えた。同発発電所は建設費が現時点の計算で180億ポンド2兆5,000億円と巨額である。2つの原子炉のうち一つはフランス企業EDF社が2/3,今一つは中国企業で1/3を出資する。英国がEU離脱を選択した今、余りに巨額な資金を要することに加えて、国の根幹を左右する安全保障上の問題を外国任せにしていいのかという見方が改めて浮上している。NHK/BS「キャッチ!世界のトップニュース」のキャスターはメイ新首相の意向が働いたとする見方が強いと解説していた。フランスF2は「英国政府はヒンクリー原子力発電所建設計画についてお祝いになるはずの調印式前日に結論を先延ばしした。」と伝えた。(了)
アメリカの4~6月期のGDP速報値が前期比1.2%増にとどまった。29日のNY外為市場は敏感に反応してドルが売られ,1ドル=102.05円、1ユーロ₌113.96円で取引された。ドルは一時、101円台まで値下がりした。29日の日銀の金融緩和策が「小粒」との評価が影響した。黒田総裁の任期は2018年4月まで。2%の物価目標を掲げて威勢よく飛び出し,マイナス金利まで踏み込んだが、デフレからいまだに脱却できない。アメリカ景気が大きく改善しない限り本物のドル高・円安は望めないとの見方で専門家の間ではほぼ一致している。
一方、NYダウも予想外に弱い米GDP統計に反応、大きく下げたが後戻して24ドル安、18,432ドルで取引を終えた。 NY原油(WTI)はバレル41.60ドルへ小戻したが週間でみれば大きく値下がりした。1年半前に原油はドラム缶一杯相当のバレル当たり100ドル以上していた。一時26ドルまで値下がり後50ドルまで戻したが再び下落今40ドル 近辺まで下げている。ドライブシーズン入りでも原油、ガソリンがだぶついているためだ。電力用に使われるブレントオイルもバレル43ドルまで値下がりしている。ドル安を材料に29日NY金は小幅戻してオンス1,349.00ドルで取引を終えたが、昔、有事の金と騒がれたひところの輝きは見られない。
30日朝放送の英BBCは「米大統領民主党候補にヒラリー・クリントン氏が正式に選ばれた。クリントン氏は核のボタンをトランプ氏に任せられないと語って会場の喝采を浴びた」と伝えた後「サンダース氏自身クリントン候補を支持したが、サンダース候補を支持したグループの多くがヒラリー氏の演説中、後ろを向いてあからさまに抗議の意思を表した。」と伝え、その時の様子を映していた。30日朝7時台の「キャッチ!世界のトップニュース」の『@NYCコーナー』で、ニューヨーカーになぜクリントンに反対が多いのかとのインタビューの答えでは、彼女は大企業のためだけに働いている、リビア領事館事件、メール問題だけでなく言い訳ばかりしていつもすり抜ける、うそつきだ。オバマの政策を継承しょうとして改革に期待できないという点でほぼ一致していた。一方トランプ氏も危なくて選べない。共和党内の亀裂は深刻。不人気同士の争いの後に、11月には新しい米大統領が選ばれる。
英BBCは米大統領選報道のあと「英国南部に建設予定のヒンクリーポイント(HinkleyPoint)原子力発電所について英国政府は最終判断を延期する」と28日発表したと伝えた。同発発電所は建設費が現時点の計算で180億ポンド2兆5,000億円と巨額である。2つの原子炉のうち一つはフランス企業EDF社が2/3,今一つは中国企業で1/3を出資する。英国がEU離脱を選択した今、余りに巨額な資金を要することに加えて、国の根幹を左右する安全保障上の問題を外国任せにしていいのかという見方が改めて浮上している。NHK/BS「キャッチ!世界のトップニュース」のキャスターはメイ新首相の意向が働いたとする見方が強いと解説していた。フランスF2は「英国政府はヒンクリー原子力発電所建設計画についてお祝いになるはずの調印式前日に結論を先延ばしした。」と伝えた。(了)