ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NY原油(WTI)バレル108ドル台へ反落は世界景気回復に安心感?(28日:CNBC Asia電子版)

2012-02-28 11:23:40 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


朝日二ュ―スターを27日夜たまたま見ていたらジャ―リストの重信メイさんが出演しておられた。最近のシリア情勢について「アメリカは本物の戦争は出来なくなっている。情報戦争に切り替えた」と話した言葉が印象に残った。彼女は1月2日にシリアに入り8日まで滞在した。反アサド、親アサドでメディアは報道している。しかし、現地で見たものは必ずしもそうではない。5000人以上の死者が出ている。中身を聞けば、反アサドと親アサドで死者は半分半分のようだと話していた。

カタール、アルジャジ―ラが連日シリア情勢を報道している。重信さんの話を聞いていると、国民投票に賛成しているデモ隊の写真は載せる。しかし、近くの別の場所では、国民投票に反対する3000人以上のデモが同時に行われていたが報道しなかった。こういう話を聞いていると、アルジャジ―ラに限らず、分け隔てなく報道しているわけではないことが分かる。ニュースそのものを鵜呑みにするなと、しごく当り前のことを重信メイさんが教えてくれた。シリアは既に内戦状態にある。既得権を守ろうとするロシアとリビア同様トップを倒して利権を復活させたい欧米資本との生臭い争いが背後にあるようだ。

生臭いニュースとして28日朝放送のロシアRTRがプーチン暗殺計画が発覚、容疑者が取り調べを受けている映像を写していた。これも作られた話と思いたくないが、ロシア大統領選挙を目前にしてなぜいまこの手のニュースを流したのか。プーチンの支持率が複数のロシアのシンクタンクなどの調査で65%前後高いとロシアRTRが流していた。プーチン首相はこの日、ロシアは、ミサイル防衛システムのバランスを崩すことはない。ロシアは他のいかなる国からも指図されないと発言をしたとロシアRTRが紹介していた。明らかにアメリカを意識した発言であろう。プーチンがロシアの大統領になることはほぼ間違いないと見られている。そうなれば中国も黙っていないだろう。日本政府やマスコミ報道を全て信用できないということではないが、ひとりひとりが情報戦争に振り回さないようにする日々心掛けることが益々求められそうだ。

28日朝の「ワールドWaveMorning」(世界の扉)でユーロ誕生20周年にからみマーストリヒト大学での討議の様子を詳しく紹介、ユーロが通貨統合のみでスタートして今日まで来たが、これからは、財政統合も視野に入れた、規律を守りながら経済成長をも同時に進める課題に取り組まざるを得ないだろうとヨーロッパ駐在、市瀬卓記者の解説を交えながら報道していた。ドイツZDFは「ギリシア支援策のドイツ連邦議会投票に先立ち、メルケル首相は、ユーロを失えばヨーロッパの成功はない、私はリスクをとる。無謀なことはできないなどと演説した。連邦議会は1,300億ユーロの第2次ギリシア支援策を承認可決した。一息ついたはずだった。ところが与党から一部造反者が出た。初めてのケースだ。メルケル首相の政治生命に明らかに打撃だ」などと解説していた。

27日、週明けのNY株式市場は、メキシコでのG20でヨーロッパ金融危機の対応策を先送りしたことを嫌気して、NYダウははじめ100ドル以上値下がりした。その後、米住宅指標が予想を上回ったあと持ち直し、先週末比横ばい、1ドル安、12,981ドルで取引を終了した。朝6時台放送の米ブルームバーグに出演した20年キャリア―と紹介されたディ-ラ―、Ken Polcari氏は「ダウ13,000ドルをトライしてはその都度押し戻される。マ―ケットは方向感を失い、混乱している」などと答えていた。

「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三井住友銀行、森谷亨氏は「1月の米中古住宅販売が予想の1%増に対して2%増えた。その他製造業指数も改善したことが相場を支えた。IMFによる増資が見送られた結果、ユーロが売られ、ドルもつれて値下がりした。1ユーロ=1.33ドル後半、1ユーロ=107円前半までユーロが値下がりした。2月29日にECBによる3年物国債への融資額がいくらで決まるか、3月1日のバ―ナンキ発言を注目している」などと話していた。NY為替市場では、1ドル=80.56~58円、1ユーロ=107.87~9円で取引された。

27日、NY原油(WTI)はバレル1.21ドル安、108.56ドル、NY金先物はトロイオンス1.50ドル安、1,773.60ドルで取引された。27日付けのWSJ紙電子版は、G20で原油高騰に懸念が表明された。一方、イラン制裁強化を継続している。世界の原油の20%がホルムズ海峡封鎖の危機はなお収まっていない。27日、欧米がシリア中央銀行に対する資金封鎖含めシリア制裁の新たな政策をEUが発表したと書いていた。

28日朝7時37分配信のCNBC Asia Pacific電子版に、原油相場が反落した結果、景気回復に助けとなる。このところの原油相場の値上りは余りにも急激だった。原油安がNYダウの買い戻しを助けたと書いていた。過ぎたればなお及ばざるが如し。バランスを崩すとおかしくなる。人間の健康も同じである。背筋を伸ばして今日も元気で頑張りたい。(了)

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きのうの臨床実践塾

2012-02-27 21:34:18 | 診断即治療と虹彩学
最近の実践塾では、「経営学」を少しずつ取り入れています。
理由は、実技講習だけよりも、経営学を入れたほうが鍼灸技術が伸びると確信しからです。

昨日は、経営学の基礎となる論語を取り入れた内容からスタートした。

【学びて時に之を習う、亦た悦ばしからずや。朋の遠方より来たるあり、亦た楽しからずや。人の知らずしてまず、亦た君子ならずや。】
≪学んだことを時に応じて復習していれば、どんどん道理がわかってきます。これまた喜ばしいことではありませんか。学んで自分が立派になっていくと、その評判を聞きつけて、同じように学んでいる人がたずねてきます。これまた楽しいことではありませんか。しっかり学んでいるのに人から認められなくても、べつに不満に思ったりしません。これまた君子(立派な人)ではありませんか。≫


その後に、≪治療院の存在意義≫の話をしました。

【病は本人とその人の周囲の活動や権利、地位、夢、幸せなどを奪ってしまいます。重い病気になった人や、その身近な人は、「この世に病気がなかったら…」と考えた人は多いと思います。
そのような病気に対する現実を踏まえて、達成できないことを承知の上で、国民が病のない幸福な生活が送れるようにと、「病なき世界」をミッション(目的)としています。
治療に関してのバリュー(価値)は、「客観的診断と再現性ある治療」を目指し、診断と治療が一致するような実験を繰り返しながら、新理論や技術の開発をビジョン(目標)とする「即効性のある治療法の組み立て」にあります。】と。

それからビジョン(目標の可視化)について具体例を示しながら説明していったのですが、やはり参加者の目が輝いていました。

私の話だけでなく、歯科医の先生や、スプリント(マウスピース)での矯正体験をした方のお話なども交えました。

テキストは26ページもありますので、詳細の説明はできないのですが、読めばわかるように書いてありますので、ポイントだけを話しました。

このところ人数が多過ぎて、参加者の皆さんには申し訳なかったのですが、無事終了することができました。

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会議は踊る、G20,IMF支援拡大と原油相場急騰懸念して閉幕(学校で教えてくれない経済学)

2012-02-27 09:56:32 | 経済学
今年は梅の開花が平年より1ケ月近く遅い。これは60年振りの珍しい現象だと今朝放送の「モーニングサテライト」(Eco天コ―ナ―)で紹介していた。梅の開花が遅れると花見客の出足が鈍る。どうしてかと言うと、梅の開花時期がずれると桜とぶつかる。梅より桜。どうしても桜に客が取られる。梅園の収入にさらに打撃となると解説していた。

この話には後段がある。面白かったのは開花時期が遅れると花見にはデメリットだが、梅の実の収穫には様々なメリットがある。まず、寒いと害虫が減る。梅の実の凍傷害が減る。ミツバチのよる受粉の機会が増え、収穫も増えると梅の栽培農家がインタビューに答えていた。花より団子と言えば話しは飛躍しすぎるとお叱りを受けそうだが、花も実もない話しが多い今の日本だから、梅の開花が遅れて観光客の足が遠のいても、今年は特においしい梅が食べられると。物事には両面ある。悲観するばかりが能ではない。

話し変わって「ワールドWaveMorning」。カタール、アルジャジイ―ラが、連日、血なま臭い話を伝えている。アフガニスタンで米兵がコーランを焼いたことに抗議して、ついにアメリカ軍将校2人がNATO軍キャンプ内で至近距離から射殺された。タリバンが犯行声明を出したと伝えていた。ドイツZDF,米CNN,中国CCTV,ロシアRTRも今回の事件を取り上げていた。中国CCTVは、暗証番号を知らないと入れない場所で射殺された。25歳のアフガン人情報省の男に嫌疑がかけられていると断定的トーンで報道していた。

ロシアRTRも時間を割いて今回の米将校射殺事件を報道「NATO幹部クラスの射殺は前例がない。コーランを焼いた兵士は公開処刑すべきだと叫んでいる。事件直後、クリントン米国務長官は謝罪した。謝罪は受け入れれないと叫び、抗議デモは6日目に入った。コーランを焼いたことでイスラム全体へ波及する気配さえ出て来ている」などと紹介していた。

シリアで新憲法の是非を問う国民投票が実施されたとアルジャジ―ラが放送冒頭で取り上げていた。シリア国営放送は多数の市民が投票所に詰めかけている。その間、ダマスカスから150キロ離れたホムスでは反体制派へのシリア政府軍の砲撃が続いている。訪問先モロッコでクリントン米国務長官は「アサドは反政府デモは全てテロリストだと思い込まされている」などとアメリカとして、シリアの現状について、内戦の様相を深めていることを初めて示唆する発言を行ったと解説していた。

ドイツZDFは「大統領は一期7年変更なし。野党バーク党からも選ばれるとの文言が入れられた。しかし、実態は、ごまかしで、現政権は10数年居座る。反政府派を権力から退ける狙いで用意された国民投票だ」との専門家の見方を紹介していた。フランスF2はキリスト教徒との対立が背後にある。ホムスでは爆撃が日常茶飯、行われている。今回の国民投票はまるでパロディだ」などと解説していた。

「モーニングサテライト」の話を戻す。NY市場が日曜日、休場で、経済関係では、先週一気にユーロ、ドルが対円で買われ、1ユーロ=110円台、1ドル=81円台が継続するかどうかについて、三菱UFJ証券、塚田常雅氏が出演「MBS(住宅ローン担保証券)金利とブレント原油相場」と題してドル/円,ユーロ/円相場が動いていると解説していた。

氏の解説によれば「MBS金利が上昇するとドル相場が上がる傾向が見られる。一方、ブレントオイルが上がると円が売られる傾向が出ている。米国では住宅市場に底入れ感が出て来ている。一方、ブレント原油相場はバレル125ドルを超えた。日本はブレントオイル輸入が今後益々増える。高い原油輸入が増えれば日本の貿易収支は確実に悪化する。円売り材料になりやすい。」などと解説していた。

メキシコで開かれていたG20(主要20ケ国・地域財務相・中央銀行総裁会議が、日本時間、27日朝6時半に終幕した。詳細不明であるが、IMFからの資金供給量増加と原油相場急騰に対して懸念が表明されたと伝えらえる。要は何も決められなかったということを確認する会議に終わったのであろう。困ったことであるが、イソップ物語の「猫の首に鈴をつける」話しに行きつく。

「長老は言いました。皆の者、妙案がある。猫がやってくるのを事前にキャッチするのだ。猫の首に小さな鈴をつけるのだ。」と。『さすがに長老のいうことは違う』と大勢のネズミはいいました。その時、ある一匹の若いネズミが言いました。「長老のいうことは妙案かもしれません。でも、一体、誰があの猫の首に鈴をつけるんですか。」と言いました。その場に居合わせたネズミ全員が「おれはいや」「僕もいや」「わたしも遠慮します」と言いながら黙りこくってしまいました。

「へタな人生論よりイソップ物語」(植西聰著:河出文庫)を座右に置いて、ギリシャ問題の原点ここにありと、日々、実感している次第である。(了)

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サイネリア(スケッチ&コメント)

2012-02-26 07:04:23 | スケッチ


サイネリア

江嵜企画代表・Ken



フラワーショップ「潤」で目にとまった花があった。以前にも
描いた記憶がある。鉢植えで透明のビニールでカバーされていた。
名前を見たらサイネリアと書いてあった。

自宅に持ち帰ってカバーを外したが、葉っぱが巻きあがったままで、
まるで寝癖がついたようで、絵にならない。数日テーブルの
上に置いて眺めていた。ころはよしと昨晩一気に描いた。

ヤフーで調べた。キク科ぺリカリス属/原産地:アフリカのカナリア
諸島/学名:Senecio cruentosと出ていた。詳しく調べてみると、
①開花時期:12~4月、②草丈:20~40cm、③花径:2.5~7cm
④花色:紫、桃色、青など、⑤日当たりを好む、⑥花言葉:元気、
常に快活などと出ていた。

サイネリアは、原産地がカナリア諸島なので、冬の平均気温が18℃ぐらい、
夏の平均気温が24℃くらいと涼しい。日本の夏に耐え切れず枯れてしまう。
サイネリアは上から下に咲くタイプの花と出ていた。

花言葉を見たら色別に出ている。①紫:悩める思い出、喜び、
②青:恋の悩み、③白:望みある悩み、④青紫:元気とあった。
選んだ花はたまたま紫だった。

昨晩、ほんの2~3時間だったが、集中して描いた。彼女から
本当に元気をもらった。サイネリアさん、ありがとう。(了)


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NY原油【WTI】一時バレル110ドル、NY為替、一時、1ドル=81円(学校で教えてくれない経済学)

2012-02-25 10:34:36 | 経済学
小学3年の孫と昨年秋一緒に植えたチューリップの球根が芽を出し、日に日に大きくなっていると彼女の母親のメール経由で知らせた。「おじいちゃん、花が咲くのが楽しみです」と返事が折り返し来て、元気をもらった。こちら神戸もひところは朝7時前でも真っ暗だった。日の出時間が一気に早まり、春が確実に近付いていることを教えてくれる。

「ワールドWaveMorning」を見ることから一日がはじまる。ドイツZDFが24日、チュニジアで開かれた「シリア友人の会」で、シリア、アサド政権に対し、戦闘の即時停止や人道支援を等を決議した。ロシアと中国は不参加だったなどと伝えていた。英BBCは「対シリア有志連合」と訳して、当の会合を紹介した。一方、ロシアRTRは、プーチン支持率が66%であると伝え、ロシアの核センターの会合に出席したプーチン首相が「ロシアは核軍縮に参加しない」と語ったと紹介したあと、「シリア友人グループ会議」の様子を伝える放送の中身が面白かった。

ロシアRTRによれば、「アメリカはシリア政府を除外した。ロシア、中国は、当の会合に招かれなかった。アメリカはロシアと中国を友人とみなしていない。ロシア、中国の国連での拒否権行使に対する報復である。アメリカは、アサドをリビアのカダフイと同じシナリオで描いている。アメリカとフランスはシリアでのロシアと中国の権益を取り戻そうとしている。強いシリアはシリア国内では支持されていない」などと解説していた。

所変われば品変わる。お決まりのパターンである。「コップの前だけから見ていると間違う。」と昔、朝日新聞の天声人語を書いていた笠信太郎さんが名著「花見酒の経済」に書いておられる。国連とアラブ連盟は、「共同特使」に国連前事務総長のコフィ・アナン氏を任命した。ロシアと中国は、アナン氏に仲介権限を与えることには賛成していると伝えられる。外交とは文字通りかけひきそのものである。

外交と言うことでは、香港ATVが、北朝鮮とアメリカ特使との会談についてアメリカ特使、グリーン・デービース氏が「外交は一朝一夕には解決しないものだ。数週間かかることもあるし、数ケ月かかるものもある。北がテーブルについたことに意義がある。」と語ったと伝えた。「今回の北朝鮮とアメリカとの会合は北京のアメリカ大使館で開かれた。北に対する食糧援助と引き換えに6ケ国協議で核問題での北の譲歩を引き出すことが目標だ。食糧支援で進展がなかった。」などと香港ATVが解説していた。

24日、NY株式市場は、NYダウが、一時、前日比100ドル近く上げる場面もあったが、後下げ、結局、前日比ほぼ横ばいの1ドル74セント安、12,982ドルで取引を終了した。朝6時台放送のブルームバーグニュ-スに出演したナイトキャピタルアメリカのあるアナリストは「取引量が6億株ない。短期では問題ないが、長期間に薄商いが続くと問題だ」と浮かぬ顔で語っていた姿が印象的だった。アジア株に投資家の関心がシフトしている。

「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三井住友銀行、森谷亨氏は「最近、ユーロ、ドルが値上がりしていますが今後の見通しを聞かせて欲しい」と尋ねられて「ギリシャに対する金融支援の動きに安心感が生まれたことが背景だ。ミシガン大学の消費者信頼感指数など米景気データが改善していることも背景にある。一方、NY原油相場が一時、バレル110ドルを突破した。シリア、イラン問題など原油の供給不安が台頭している」などと解説していた。

24日付けのWSJ紙は原油高騰の背景について以下のように書いていた。「供給不安が原油相場を上昇させている。NY原油(WTI)は、ここ1ケ月で11%、今週のみで6%急騰した。24日の110ドル突破にはオバマ大統領が、23日の演説でガソリン不足は1日や1週間で解決出来ない。時間のかかる問題と述べたことも影響している。24日、原油上昇に加えて、ガソリン相場がガロン30セント急騰をとらえ、共和党候補が、カナダからのガスパイプライン建設を拒否した結果だとオバマ政権のエネルギー政策を厳しく非難した。原油、ガソリン高騰が大統領選挙の争点に急遽浮上して来ているようだ。

さらに同電子版は、「このところの原油相場は、リスクプレミアムがバレル10~20ドル上載せされている。大統領選挙が終わればガソリンの卸売値段はこの日のガロン3ドル50セントが2ドルまで下がるだろう」との専門家のコメントを紹介していた。米大統領選挙の渦中にある。オバマ政権はイスラエルに甘い顔が出来ない。アメリカがイランに強攻姿勢を取らざるを得ないことも原油高騰の背景にあるのであろう。

ひとの顔がそれぞれ違うように、世の中には様々な見方が存在している。特に物事に政治が絡むと益々複雑になる。相場嫌いの人が日本人には多い。しかし、相場は意外に物知りだから、実益に即結びつく保証は全くないが、参考にするには、十分値すると常々思っている。(了)

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日銀総裁、国債利回り上昇懸念、国会答弁で:23日付けWSJ紙電子版(学校で教えてくれない経済学)

2012-02-24 10:00:29 | 経済学
日銀の白川総裁が、国会審議で、日本国債の利回り上昇リスクを警告したと23日付けWSJ紙電版に出ていた。日本国債利回りは現在1%をわずかながら割っている。米国は2.0%である。同記事によれば、日本国債の利回りが、仮に2008年6月に記録した年1.895%並みになれば、都市銀行に3.5兆円、地方銀行に2.8兆円の損害が出る。現在、日本国債を都市銀行は44%、地方銀行は21%それぞれ保有していると書いていた。

同記事は、日本人の貯蓄率は現在5%まで低下している。ゼロ金利とデフレ長期化で日本人の預貯金は目減りを続けている。2010年代の近い将来、マイナス圏に入ると専門家はみていると紹介していた。日本国債はギリシャなど外国の国債と比較して、100%近くを日本人が保有している。だから安心だと言うことになっているにすぎない。

日本国債は、銀行と保険会社併せて65%を占める。一方、国の収入の50%が国債頼りである。日本国債の利回りが今後上昇することははっきりしている。元本は抑えることが出来ても利払いの増加を防ぐことはできない。消費税を5%上げても焼け石に水である。日本の新聞テレビが取り上げなくとも、WSJ紙が取り上げたことを頭に入れておきたい。

一方、23日、NY株式市場は、NYダウが前日比46ドル高、12,984ドルと当面の目標13,000ドルにあと6ドルに迫った。米新規住宅着工件数堅調が相場を支えたと今朝朝6時台放送の米ブルームバーグのアナが紹介していた。「ワ―ルドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券、キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「ドイツ、アメリカの景況感が改善した。特にドイツifo指数が7ケ月以前の水準まで回復、米新規失業保険申請件数が4年振りの低水準を記録した。ただ、NY原油相場が高騰、バレル107.83ドルを記録した。つれてガソリン店頭値段が危機ラインのガロン4ドルを超えて来たことが今後のNY株式市場の頭を抑えるだろう」などと解説していた。

テレビ東京系テレビ番組「モーニングサテライト」で、欧州委員会が、ヨーロッパの2012年経済成長率を昨年予測の0.5%増を0.3%減へ下方修正したと紹介していた。国別ではギリシャマイナス4.4%、イタリア1.3%減、スペイン1.0%減、一方ドイツプラス0.6%、フランス同0.4%で明暗が分かれている。問題のギリシャは前回見通しはマイナス2.2%だった。一連の緊縮財政実施で一段と下方修正された。成長がなければ税収も増えない。年末にかけてギリシャ破たんの話題は尽きないであろう。

23日のNY外国為替市場では引き続きユーロが対ドルで買われ、1ユーロ=1.3364~67ドルまで上昇した。つれて1ユーロ=16.85~88ドルまでユーロが値上がりした。ドルが対ユーロで売られ、つれて、対円でも売られ、1ドル=79.94~97円まで値下がりした。NY金先物は、ユーロ高を受けて、トロイオンス1,784.90ドルまで値上がりした。(了)

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昔、日本でも100円ショップが賑わった時代があった?!、1ドル=80円台復活で真実味

2012-02-23 12:12:09 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



イラン問題を23日放送の「ワールドWaveMorning」「世界の扉」コーナーで特集、イラン国民は通貨レアルの50%暴落,輸入インフレが直撃、市民は苦しい生活を余儀なくされている。輸入ガソリンが手に入らないため国内産の粗悪ガソリンで大気汚染が深刻化している。3月予定の国会議員選選挙は来年のイラン大統領選挙の前哨戦と見られているが、アハマディネジャド派とイラン最高指導者、ハメネイ師派の勢力は拮抗している。益々アハマディネジャドの反欧米、反イスラエル政策がエスカレートする可能性がある。イランは改めてIAEAによる核施設立ち入りを拒否したなどと解説していた。

「イラン危機、戦争は回避できるか」のタイトルで二ュ―ズウイーク(NW)誌日本版最新号が駅売店に昨日水曜日から並んでいる。日本に住んでいると緊迫感は伝わらないが「イスラエルによるイラン攻撃が一触即発の状態」と書いていた。「ベンヤミ・ネタ二エフ、イスラエル首相は、イランの脅威を煽って首相に返り咲いた。対イラン強硬路線は今後も変わらないだろう。」などと山田敏弘記者は書いていた。別ページで「万一、イスラエルとイランの間で戦争が始まっても、オバマは多面的で自制の利いた、全面戦争未満の対応をするだろう。それがまたイスラエルが焦る理由でもある」などと書いていた。

先のNY誌は、「同盟国を見捨てるオバマ」というタイトルで,フォ―クランド問題でイギリスに肩入れしない。オバマ政権下、アメリカが同盟国にとって頼りがいのない国になってしまった。イギリスで唯一残っていた航空母艦アーク・ロイヤルを昨年退役させた。戦闘機シ―ハリアー50機も米海兵隊に売却した。かって90隻あった戦艦は30隻に減った。アメリカはイギリスを助けないから、仮にアルゼンチンが英海軍基地を制圧した場合、イギリスのフオークランド奪還はほぼ不可能だろうと書いていた。沖縄基地問題に対するアメリカの考え方は同根だと思っておいた方が、想い人、アメリカに振られた後の傷がまだしも少なく済むだろう。

一方、習近平国家副主席のトルコ訪問の様子を今朝の「ワールドWaveMorning」は、中国CCTVと上海RTSの放送を時間をとって詳しく紹介していた。トルキスタン問題でトルコ政府に「一つの中国」を容認させる狙いが習副主席の発言でありありと出ていた。香港ATVも習副主席トルコ訪問の様子を伝え、国連安保理でのシリア決議案に中国がロシアとともに拒否権を行使したことに習副主席は触れ「それぞれの国の自主的処理を中国は尊重する」と中国の拒否権行使を正当化したと習氏発言を解説していた。

先のNW誌は、米アイオア州を27年振りに訪れた時の習氏のリラックス振りを紹介、「素顔をめったに見せない次期中国のトップの笑顔は本物か」と書いていた。同誌は「謎の男を読み説く5つのヒント」と別ページで「重慶での幹部失踪事件という爆弾を抱えている」と書いた。アメリカに始まり、アイルランド、最後はトルコと全て計算し尽くされたシナリオに従った次期中国トップのお披露目旅行が終った。昨日アメリカ政府はフクシマ原発事故発生直後から詳細にまとめた議事録を発表した。ご当地日本には議事録がないとケロリと言ってのけた。独立国家として恥ずかしくないのだろうか。習近平副主席の動静も、日本政府は、アメリカ政府から入手するのかもしれない。

22日のNY株式市場は、ユーロ圏経済の先行き懸念と米住宅データが期待はずれだったことから、前日比27ドル安、12,938ドルで取引を終了した。NY原油(WTI)相場はバレル3セント高、横ばいの106.28ドル、NY金先相場は、中東情勢緊迫からトロイオンス12.90ドル高、1,770.70ドルで取引された。23日朝8時44分着信のCNBC Asia Pacific 電子版は、このところ低迷相場がを続いていたプラチナ相場が供給不足を材料に5ケ月振りの高値を更新したと書いていた。投機資金がきな臭いにおいを嗅ぎつけて来たのであろう。一方、NY外国為替市場では、引き続き日本円が売られ、1ドル=80.24~32円、1ユーロ=106.30~35円で取引された。

「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三井住友銀行、呉田真二氏は「欧州相場軟調を嫌気してNY株価は下げた。外国為替市場では、日銀による金融緩和発表の余波が継続している。一方、リスク資産が供給懸念を囃して商品市場へ流れて来ている。日本の貿易収支赤字基調が高値の原油輸入増加で長期化する。貿易収支を圧迫するからさらなる円安が予測される」などと解説していた。牛丼一杯240円と阪神御影駅前の松屋で出ている。看板を外す日が近いかもしれない。昔、日本にも100円ショップが賑わった時代があったと回顧談を語ることになるだろう。(了)

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神戸ワイワイ会at 銀河の湯(スケッチ&コメント)

2012-02-23 08:44:45 | スケッチ


神戸ワイワイ会at 銀河の湯

江嵜企画代表・Ken



従兄夫婦が幹事の神戸ワイワイ会に久しぶりに参加した。男8名女5名総勢13名が
21日午後2時にJR三宮駅南バスターミナルに集合、目的地の「銀河の湯」みのたに
グリーンスポーツホテル(078-581-1851)に向かった。

今回は「宴会パック料理一泊2食付き」コースで会費9,200円だからまずまずであろう。
六甲トンネルを出たところにあるバス停で待機、あらかじめ頼んでおいた時間に来る
ホテルからの迎えのバスに乗って10分少々で現場に着いた。早速大浴場でひと風呂
浴びたあと、午後6時から「銀河コース」というご馳走に舌包みを打った。おつくり、タイの
しゃぶしゃぶも良かったが、この日は特にビフテキがうまかった。

ひとしきり食べ終わると、お決まりのカラオケ大会である。11時まで歌い放題という
ことだったがさすがに年齢は争えない。恒例の河内音頭をカラオケをバックに踊り、
宴会は9時でお開きとなった。あと部屋に集まりこれまた定番コースのビンゴゲームに
興じた。さすがに疲れた。12時過ぎに就寝した。

神戸ワイワイ会に参加するようになって10年以上になる。会の仲間をその間数人
お見送りした。今回レギュラ―メンバーの一人が入院するため不参加だった。この日も
86歳の男性を頭に73歳の筆者がいちばん若い。残り時間がお互い少なくなっている
ことを十分理解しているから、皆さん説明抜きで人生をエンジョイしている。カラオケ大会
の様子を記録にとどめた。(了)

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スプリントを使う脊柱側弯症の治療講習会

2012-02-22 09:47:54 | 診断即治療と虹彩学
脊柱側弯症とスプリント(マウスピース)は、関係ないように考えるかも知れませんが、脊柱側弯症と顎関節は深い関係にあり、顎関節症は骨盤を含めた脊柱に原因が潜んでいる場合が多いのです。

「多い」と表現しましたが、明らかな原因がない場合は、殆どが骨格の歪みが原因です。

ですから、顎関節に異常があるから、と歯科医で歯を削って顎関節を治してもらうと、一時は顎関節も落ち着きますが、脊柱が歪んだ状態で生活することになり、後々の体調に悪影響が出てきます。

今回の講習では、その機序と矯正の原理、方法、結果を説明しながら、脊柱側弯症の治療講習を行ないます。

そのために、きょうは平野の今井歯科さん と打合せの予定を立てましたので、今井先生のところへ行ってきます。

このところ外出する時間がなかったので、久しぶりの外出です。(ノ`v`)ノ

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韓国プロスポーツ界で八百長事件広がる:21日放送韓国KBS(学校で教えてくれない経済学)

2012-02-21 10:35:37 | 経済学
ユーロ圏財務相会議結果について、日本時間午前7時段階でなお最終発表がない。ギリシャ政府との借金棒引きを協議中の民間金融機関によると、2020年までにギリシャのGDPに占める赤字比率は目標120%を満たせない。楽観的に見て129%達成との見通しを出したと21日午前7時18分着信のCNBC Asia PacificBrief 電子版は伝えた。

21日朝7時台放送の「ワールドWaveMorning」では、ドイツZDFがユーロ圏財務相会議過程でのニュースを紹介、ドイツ、ジョイブル財務相が「我々は今日結論を出すためにわざわざブリュッセルにやって来た」と語った。しかし、第2次救済分1,300億ユーロのギリシャへの追加支援が決まっても3月20日時点でのギリシャ破たんの危機は一時的に回避されるにすぎない。ギリシャは、2010年、第1次救済1,100億ユーロを受けた。しかし、ギリシャ経済は昨年6.8%減だった。2012年は、緊縮財政、23%給与カット、年金14%カットが実施されれば、今年の景気はさらに悪化する。年末にギリシャがユーロ圏にとどまっていると見る人の数は依然として少ないとドイツZDFはニュースを結んでいた。

20日米国はプレジデントDay祝祭日で、NY株式市場は休場した。中国中央銀行が預金準備率を0.5%引き下げ発表を材料にアジア株、原油、ユーロ相場が揃って値上りしたと先のCNBC Asia Pacific Brief電子版は書いていた。原油相場はブレントオイルがバレル120ドル、軽質油WTIはWTIバレル104ドルを超えた。ユーロ相場は、対米ドルで、1ユーロ=1.3245ドルまで回復した。対円では1ドル=79.45円、1ユーロ=105円を突破、円売りが加速した。日銀の金融緩和政策発表が海外市場で予想以上にインパクトを与えた。

今朝のテレビ東京系番組「モーニングサテライト」に出演したJPモルガン証券、北野一氏は「米国景気指数が好転した。日銀が金融緩和を発表した。2年物国債の日米の利回り格差が急拡大した。それがドル買い・円売りに作用した」と解説していた。北野一氏は、「本来なら米FRBは利上げを意識しなければならない。ところが2014年後半までゼロ金利据え置きを表明した。カネ余りが投機資金を刺激した。」などと話していた。

21日付けのWSJ紙電子版を読んでいたら投機資金が牛乳市場に流れ込み、牛乳相場が急騰して来ている。牛乳相場急騰にはこのところトウモロコシなどの飼料作物相場の急騰も影響している。さらに中国向け中心にアメリカからの牛乳輸出が昨年48億ドル、前年比30%強増えたことも影響しているなどと書いていた。原油値上がりは良し悪し別にしてイランの英・仏企業への原油輸出禁止、シリア情勢悪化などある程度理解できる。日本では一部に牛乳離れが伝えられる。牛乳、お前もか、と思いたくなる。しかし、世界的な金融緩和オンパレードでヘッジファンドや投機資金が暗躍する世の中は、日本のように原材料の99%を海外に依存する国には原材料価格高騰通じて家計や企業コストを圧迫、マイナスに働くだろう。


「ワールドWaveMorning」で、中国CCTVが、習近平副主席のアイルランド訪問の様子を詳しく報道、習副主席は「ヨーロッパは戦略的パートナーだ。中国はユ―ロを重視している。相互尊重の関係にある」などと語ったと紹介していた。習氏のアイルランド訪問の様子は20日付けのWSJ紙電子版も詳しく報道、「アイルランドは来年EU議長国になる。国連人権委員会議長就任の予定である。」などと紹介、習氏の訪問先としてアメリカのあと欧州の中で唯一アイルランドを選んだ。全ては考えあっての訪問であろうと解説していた。月曜日夜、首都ダブリンを発ち、最後の訪問先トルコへ向かったと書いていた。このトルコは、いままさに紛争の拠点シリアの隣国、一方、ユーロ圏加盟に燃えている国でもある。

その他の「ワールドWaveMorning」ではロシアRTRがプーチン首相の支持率が56%を超えたと報じた。プーチン大統領当選の暁には、この先10年、日本政府もプーチンとの対峙を余儀なくされる。一方、韓国KGBは韓米軍事演習の模様とプロスポーツ八百長事件について今朝も報じていた。プロ女子バレーボール選手11名が取り調べを受けた。プロ野球、モーターボートなどにも八百長は拡大している。先輩が後輩に近づく。金をもらう。もらった金でネット賭博で儲ける構図だと解説していた。

お金は道具である。道具がなければ釘ひと打てない。しかし、道具であるお金が道具でなくなると人をあやめるから怖い。世界は金融緩和オンパレードの世の中になりつつある。お金の周辺には常に魔物が潜んでいる。将来ある若者は特にお金には注意してほしい。(了)

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