ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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2019年、描き納めの花が水仙となった(スケッチ&コメント)

2019-12-31 23:37:21 | スケッチ



描き納めの花が水仙となった

江嵜企画代表・Ken



個人的に様々なことがあった2019年もあと残り1時間を切った。近くの阿弥陀寺からの除夜の鐘が聞こえる。水仙は11月に入ってほどないころから咲き始めていたが、ここへ来て一気にエンジン全開、大合唱を始めた感がある。

スケッチはほぼ1週間前に描き上げていたが大晦日の本日、ようやく彩色することができ内心ほっとしている。耳下腺腫瘍手術に際し、メスを入れる場所柄、大袈裟でなく、今年は無事年越し出来ないこともあるべしと覚悟して手術台に乗った。

 水仙が今年描き納めの絵となった。時に水仙の絵を取り出しては2019年の出来事を感慨にふけりながら、振り返ることになるにちがいない。健康のありがたさをしみじみ味いながら送る日々が続いている。

 水仙は香りの花としてもよく知られている。香料として利用されているとヤフーのブログに出ていた。心地よい香りとひとことでは表現できない。曰く言い難い香りという言葉があるが、それに近い。そこはかとなく醸し出す香りにこそ水仙の人気の秘密が隠されているいるように思う。

 ヤフーで水仙の花ことばを調べた。白、黄、その他の色によって違う。白色の水仙の花言葉は「神秘」、「尊重」である。清々しい雰囲気を漂わせる花の印象から連想されたと出ていた。

 水仙の英語名はnarcissus.カタカナ読みはナルシッシス。そこから水仙の花ことばのひとつにナルシストがあるとヤフーに出ていた。自分の美しさにうぬぼれて結果として身を滅ぼしてしまうというギリシャ神話をルーツとする。慢心するなという教えかもしれない。

この度は幸いにしていただいた健康に感謝し、終わりよければ全て良し、一陽来復、希望を持って2020年を楽しみにして迎えたい。(了)

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週明け30日、NY市場でダウ一時210ドル安、ドル売られ、1ドル=108.86円、ドル売り・円買かいの思惑くすぶる(学校で教えてくれない経済学)

2019-12-31 10:03:48 | 経済学
薄商いの中、週明け30日のNY市場は、ダウは28,462ドル、183ドル、1.6%安、ナスダック、8,946,0.7%安、S&P500,3,221,0.7%安と揃って値下がりした。株安で債券が買われ10年物米国債利回りは1.94%から一時1.88%迄下げた。株安、利回り低下でドルが売られた。円が対ドル、対ユーロ、対英ポンドで上げ、1ドル=108.86円、1ユーロ=121.99円、1英ポンド=142.70円で取引された。特にこの日は、対円でのドル売りが目立った。30日付のブルームバーグ電子版に「来年1月は対ドルで円の買い場だ。過去10年で7勝3敗と歴史が教えていると楽天証券のアナリストが話した」と書いた。ここ1年、ドル円相場は狭いレンジの中での動きに終始したことから相場を動かしたいとの思惑が透けて見える。ドル売り・円買いにリードしたい思惑がそのまま30日のNY外為市場で表面化した。

NY原油(WTI)はバレル61.66ドルと小幅安も「原油供給不安が和らいだ」ことで相場はしっかりしているとブルームバーグは書いた。NY金はオンス1,517.75ドルと小幅下げたが1,500ドル台に上げた後、値を保っている。この日の「NY株安、NYドル安の流れが安全パイとして円買い、金買いを支えた」とブルームバーグは専門家の見方を紹介した。米商務省は11月の米貿易赤字が632億ドルと2016年10月以来最低を記録したと発表した。しかし、2019年通して見れば大幅貿易赤字は減っていない。米貿易赤字を減らすことが2016年就任以降のトランプ米大統領の政策の一貫したターゲットである。特に対中国貿易での赤字が目の敵にされ米中貿易戦争が始まった経緯がある。中国通信社が「劉鶴副首相が1月4日からの米中貿易協議に出発する。」と伝えた。30日のWSJ紙は「ホワイトハウス経済問題諮問委員会議長で対中国タカ派のピーター・ナバロ氏は「米中貿易「第一段階」調印は“In the Bag”(成功間違いない)と語った」と書いた。

クリスマス前の記事で少し古いが、24日付けロイター通信で、コラムニスト、JeffreyGoldfarb氏は「党派対立が激化している米議会であるが、反中国ムードでは一致する。」と書いた。同氏によれば「①香港民主化デモを支持する法案を可決した、②新疆ウイグル人権問題の中国政府非難決議を採択した。拍車がかかる反中国ムードで政治の分野から金融・投資分野へ中国締め出しの動きが拡大している。現在、NY株式市場に172の中国企業が上場している。時価総額が1兆ドルを超えた。内半分以上がアリババが占める。年6,000億ドル運用している米政府系年金ファンドのひとつが中國株価指数MSCIへの組み入れから外すと発表しただけで株価が急落する。いまMSCIから中国企業外しが拡大している。共和党のルビオ上院議員の法案提出の動きもその一つだ。中國企業への反感の高まりと群衆心理は、公的、民間を問わず、確実に、米国に根をおろしつつある。」と書いた。

日本ではワシントンの空気は伝わりにくい。第2次世界大戦直前まで米ラジオ放送が伝える米国出征兵士動向が逐一本国に打電されたが大本営は無視した。聞く耳を持たない上司に恵まれないほど不幸はない。リーダーは曇りなき目で2020年をリードして欲しい。(了)

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たかがペットと、言うなかれ、されどペットである、特にペットの医療費が高すぎるとの声に耳を傾けて欲しい(学校で教えてくれない経済学)

2019-12-30 11:56:54 | 経済学
お一人でお住いの方でペットを飼っておられるさるご婦人からたまたまいただいたメール交信で医療費がお医者さんの言い値で高いという話を知った。医療費が高いが、保険に加入している所帯はほとんどないと「保険クリニック」の500人(男女同数)対象者のかなり古いが2015年実施のアンケート調査結果がヤフーのブログに出ていた。調査後15年以上経過しているので実態と異なる恐れが大いにあるが、ご参考にしていただければありがたい。

同調査によれば①ペットを飼っている割合:3所帯に1、②単身者(15)、家族6人所帯(60),2人(37),3人(29),4人(39),5人(10)などと単身者より家族が多い所帯にペットを飼う人が多い。③何を飼っているか。犬(81)、猫(50),金魚・鯉(22)、亀(11),熱帯魚(9),小鳥(7),爬虫類(5)などと犬、猫が多い。④ペットを飼うきっかけは。家族が飼いたがった(56),家族の一員(48),拾った(23),もらった(19),一人暮らしだから(6)と,家族が飼いたがった、家族の一員が多い、 ⑤ペットを飼ってよかったのは何か。癒される(131),遊び相手(59),家族との会話が増えた(46),運動不足解消(19),1人でも怖くない(17),規則正しい生活が出来る(16),防犯のためになる(15)などと「癒される」がダン突のトップだった。⑥ぺットを飼っていて困ったことは何か。家を空けられない(82),匂い(48),掃除が大変(41),世話・手間がかかる(39),治療費が高い(37),お金がかかる(36),予防注射代が高い(29)などと出ていた。

筆者は来年で25年目を迎える阪神・淡路大震災前までは里でワンちゃんを飼っていた。週1のタイミングで実家に出向き、老親の確認の仕事もあったが、ワンちゃんの散歩に出かけていた。里の家も自宅も共に全壊、大阪に一時避難、人間様の生活に追われて、犬のケアを十分出来ないまま生き別れする辛い経験が忘れられない。全壊した自宅では金魚を飼っていた。自宅のピアノも飛んだが、金魚の水槽は跡形もなく姿を消した。犬も金魚にも可哀そうなことをしたとの思いがいまだに抜けずペットとの縁がない状態が続いている。

再度ヤフーのお世話になる。ペットを飼う人の5つの心理や特徴が出ていた。①癒しを求めている。飼い犬の顔を見ていると日常の嫌なことも忘れてしまう。②寂しい気持ちを紛らせて欲しい。一人暮らしを始めた人に多い。③世話好き。子供が独立したあと自分の手で愛情を注いで自分のことを必要とされたい。④元々、動物好き。⑤結婚慾があまりない人にもペットを飼う人が見られるなどと出ていた。ヤフーの記事には最近、心無い飼い主が一時の気まぐれでぺットを飼ってみたが飼ってみて初めて経済的負担が大きく止む無く手放した。その結果多くの犬、猫が殺処理されるケースが増えていると書き加えていた。

筆者には先に触れた大災害時における特に愛犬との辛い別れがある。数十年まえの話だが、子供の頃、あとから引っ越ししてきた方が「お宅の犬の匂いが困る。処分して欲しい」と苦情を受けたときには子供心にも怒りを覚えた。日本はいま、ますます世知辛い世の中になって来た。人間様とぺットといかに折り合いをつけるかも社会問題化するかもしれない。特に医者の言いなりに高額の医療費を払わされている現実にもっと目を向ける必要があるだろう。一本のメールではあったが、ペットとは何か。ペットといかに付き合うか、いろいろ考える機会が与えられた年の暮れとなった。(了)

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除夜の鐘を昼撞くことに変更したら参拝客が増えた?!、一方、和歌山県北山村が花粉症に効く柑橘類ジャバラのお陰で過疎村から長者村に変身(学校で教えてくれない経済学)

2019-12-29 07:43:20 | 経済学
「除夜の鐘」を午後11時から正午に鐘を撞くことに変更したところ参拝者が増えたと語る雑誌「月間住職」(興山寺)矢野澄道編集長の話がヤフーのブログに出ていた。矢野編集長によれば「そもそも昭和2年にNHKラジオが上野「寛永寺」に頼んで生中継したのが契機で行事になった。江戸時代、寺の鐘は時報の意味を持つ。明けの六つ(午前6時ごろ)、正午、暮れ六ツ(午後6時ごろ)に鐘を撞いていた。真夜中の午前0時には多くの人は寝ており鐘を撞くニーズがなかった。行事と言うのは本来、人々の求めに応じて変わって行く。高齢化が急速に進んだ今「除夜の鐘」を昼に撞くのは自然の流れかもしれない」と話している。

2019年、日本で開かれたラグビーワールドカップで日本が様々な国籍がルーツの選手がひとつになり始めてベスト8達成、「ワンチーム」という言葉が流行語の一つに選ばれた。ニューズウイーク(MW)誌日本版12月31日号でコラムニストの石野シャハラン氏は「日本には「沈黙は金」という言葉がある。イランという海外にルーツを持つ者として郷に(黙って)従えの「ワンチ―ム」だったらとても怖い。高齢化・少子化に伴う人口減少が予想される。より多くの外国人を呼び寄せる魅力がこれからの日本に必要だろう。」と書いた。

先のNW誌は2020年の争点をまとめている。米国はトランプ米大統領が2020年大統領選で勝利する可能性が高まっていると書いた。中国に関して「「皇帝」習近平は盤石に非ず」と題して産経新聞、矢野明夫氏は「最近の中国のインターネットの書き込みに「李鴻章」という歴史上の人物の名前がよく出てくる。「李鴻章」が習近平の側近である劉鶴副首相を指す隠語になっている。「李鴻章」の後ろにいる「西太后」を打倒せよ」という書き込みが続く。「西太后」は習近平の隠語である。2019年は①米中貿易戦争、②香港問題、③経済減速、④台湾問題と習近平政権を悩ます一連の問題が一気に噴出した。米中貿易戦争ではアメリカに屈服したとして習近平は保守派の猛反発を受けている。①11月の米大統領選挙、②2月の香港立法会選挙、③1月の台湾総統選挙の勝敗如何では共産党内から習政権を疑問視する声が公然と出て、権力闘争が激化する可能性もある。」と書いた。興味深い記事だった。

2019年は、ラグビーワールドカップで日本国籍を取得した選手の活躍が話題になったが、年初に横綱白鵬が日本国籍を取得したという話が出た。一方、日本人で日本のパスポートを取得すればVISAなしで世界で190ケ国に入国できる日本は世界に希にみる国であることが知られていない。ただ、日本のパスポートを保持している日本人は全体の23%に過ぎない。取得者の半分以上は10~30代が占めるがニーズがない高齢者の増加も影響している。

「除夜の鐘」の話題でも高齢化と過疎化が背景にある。その一方で先日NHKの「シブ5時」で過疎だった和歌山県北山村がジャバラという柑橘類が花粉症によく効く。粉にしてマグロの餌に入れたら美味になったことで長者村に変身と明るいニュースもあった。捨てる神あれば拾う神ありというではないか。2020年は心機一転元気を出して乗り切りたい。(了)

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年末を控えてNY市場超閑散、一方、ことし生まれの日本の子供86万へ減少、映画「女はつらいよ」を制作して欲しい(学校で教えてくれない経済学)

2019-12-28 10:24:13 | 経済学
NY市場は27日、S&P500が過去最高値を付けた後反落、薄商いの後、ダウは、28,645ドル、先日比ほぼ横ばいの23ドル、0.1%高、ナスダック、9,006,0.2%安、S&P500、3,240,変わらずで取引を終えた。米債券が買われ、10年物米国債の利回りが1.87%へ低下した。NY外為市場ではドル売り、ユーロ買い、円買いの流れから、1ドル=109.47円、1ユーロ=122.44円、1英ポンド=143.30円と英ポンド買戻しの動きが見られた。NY原油(WTI)はバレル61.67ドルと堅調、NY金もオンス1,515.35ドルで小幅安も1,500ドル台を維持したと27日付けロター電は伝えた。

米中貿易戦争に巻き込まれた2019年のNY市場は乱高下した。それでも過去最高値を更新した。相場の世界では「まだは、もう」「もうは、まだなり」という格言がある。下世話な例えで恐縮だが、十二分に血を吸ったやぶ蚊だ。早晩、叩き落されると言われながらも年初からNY市場は、23%上げた。まだ、さらに上値を目指すのか。もう、腹いっぱいだから一転、下げるのか。27日夜のテレビ番組で関係者が蘊蓄を傾けて持論を開陳しておられた。日経ダウはNYダウの写真相場であることをさる識者が披露した。「2020年前半5月まで堅調を維持する画夏場以降下げる。年末にかけて再び上がる」との御託宣だった。予想は外れるためにあるという御仁も多い。2020年は米大統領選挙が11月3日にある。年明け早々から何が飛び出すか全く読めないトランプ米大統領を世界が注目している。

日本の年金ファンドが内外の株価次第で運用が左右されるから年金生活者にとっても見逃せないテレビ番組だが一般は見ない。日本では郵便局は大好きだ。だから今回のような事件にも見事に騙さる。庶民の知識不足をいいことにして足元を見て騙す方が悪い。しかし、米びつの底がつきかけた老後の資金で、日々目減りする年金生活だから騙されないようにしないといけない。しかし、日本では株の話は喫茶店でもタブーである。競馬や宝くじには目がない御仁には特にタブーだ。2020年はシートベルトを外せないことだけは確かだろう。

2019年も4日を残すのみとなった。近くの喫茶店でも「よい年をお迎えください」とマスターなどに口々に挨拶して客人が店を出ていく。自宅近くに住吉神社、弓弦羽神社がある。弓弦羽神社は、「弓弦」と書いて「ユヅル」と読む。羽生結弦選手が2014年のソチ冬季オリンピックで優勝する直前に、文字は違うが、名前の発音が「ユヅル」が縁で参拝した。その時、絵馬を奉納したことが話題になり、一気に「全国区」になった神社である。その年の干支の絵が描かれた5勺舛が元旦参拝者に数量限定ながら、銘酒「灘五郷」から3社のお酒とともにゲットできることから、今年も大勢の参拝客が訪れるだろうと喫茶店の話に花が咲いた。神さんはお礼にお参りする場所で古来、賽銭箱は置いていなかったと、既に鬼籍に入られた西宮神社の吉井貞俊権宮司さんからお聞きした。神さんはお願いする場所でないからだ。

今年生まれの子供が86万人と発表された。映画「女はつらいよ」を制作して欲しい。(了)

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玄関ホール風景スケッチ画展示at神鋼記念病院皮膚科廊下(スケッチ&コメント)

2019-12-27 20:04:31 | スケッチ

at神鋼記念病院皮膚科廊下


at神鋼記念病院皮膚科廊下

江嵜企画代表・Ken



神鋼記念病院皮膚科にここ2週間、蕁麻疹再発で、週2回治療に通っている。27日皮膚科の患者待合室に入った時、「江嵜さん、先日いただいた「玄関ホール風景」のスケッチ画飾りましたよ。ご覧になって下さい。」と係の看護婦さんに声をかけられた。

 主治医の今泉基佐子先生から「自分の診察室にだけに飾るのはもったいない。総務に話して見る」とは、前回の診察の際に聞いていた。「我が子」にまさかこんな風に早くも再会出来るとは予想していなかった。

 今泉先生に診察の際「早速、廊下に展示いただき、誠に光栄です。ありがとうございます。」と話したら「実は病院玄関にどうかと言いましたのよ。「それは、ちょっとね、と言われました。こんなところで済みません。」と話され、また改めて恐縮した次第である。

内科医さんの待合室に干支の色紙などを飾っていただいいる。さる歯医者さんの待合室に閲覧できるようにファイルされたスケッチを紹介いただいている。しかし、今回の様に、病院の廊下に展示されたのは初めてだった。

看護婦さんの話では「皆さん絵を見て、お話しておられますよ」とのことで「誠にありがたいことです」と返事した。

たかがスケッチ、されどスケッチと自画自賛している次第である。(了)

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米雇用状況安定でNY株最高値更新、一方、米大統領選挙で誰が米大統領に選ばれるかが2020年の最大の争点と近着NW誌(学校で教えてくれない経済学)

2019-12-27 09:39:35 | 経済学
アマゾンが年末商戦で過去最高を記録したと伝えられアマゾン株が4.5%急騰した。米新規失業保険申請件数が22万2,200件と小幅ながら減少、米労働市場堅調を裏付けた。NY原油(WTI)が米原油在庫減を材料にバレル61.63ドルへ反発、シエブロンなど石油株を押し上げた。先行き経営不安のボーイング株続落を相殺してクリスマス明け26日のNYダウは引けにかけて買い戻され28,621ドル、105ドル、0.4%高、ナスダック、9,022、0.8%高、S&P500、3,239、0.5%高と揃って値上りした。

26日のNY外為市場では、債券が買われ、米10年債利回りは下落したが、株反発を受けてドルが買われた。1ドル=109.63円、1ユーロ=121.71円、1英ポンド=142.53円と対円で主要通貨が値上がりした。通常ドル上昇で売られるNY金もオンス1,515.85ドルと値を保った。26日付けWSJ紙電子版は米ドル高で米企業業績の10~12月決算を押し下げ始めたと指摘した。米ドル高の中もこのところの原油高でカナダドル、豪州ドルなど資源通貨に買い戻しが見られると26日付けロイター通信が伝えた。相場の流れが必ずしも一方向に向かっていないことが26日の市場で垣間見える。

12月31日付け近着の二ユーズウイーク(NW)誌日本版はIssues2020,2020年の世界を読み解くと「特集号」をまとめている。2020年の最大のテーマは残念ながら東京五輪ではなさそうだ。誰が2020年11月3日の米大統領選挙に勝つかに世界の関心が集まっている。NW誌は「秋の大統領選挙でトランプ氏は再選されるのか」と題してNW誌コラムニスト、サム・ポトリッキオ氏は「トランプは、ただ無能と言うだけではない。歴代大統領にない私利私欲だけの腐敗した人物である。そんな「問題児」に2期目の可能性が高まっているのは「好調な経済」と「候補者が乱立する民主党のお陰だ。」と総括した。「バイデンは民主党候補で首位を走っているが、77歳と高齢、選挙活動で訪れる州の名前を頻繁に間違えたり、とんでもない発言をしている。2位のサンダースは78歳、心臓発作の経験者で、民主党員ですらない。有力候補だったウオーレンの支持率が急落している。混乱の中、前NY市長で資金力ならトランプの15倍あるブルームバーグの支持率が20%になった。先の選挙で敗れたヒラリー・クリントンの支持率が21%とバイデンより多い。これから先何が起こるか分からない。民主党は候補者選びで大混乱している。」と書いた。

別の見方がある。26日付のロイター電にロイター通信コラムニストGina Chon氏は「2020年の米大統領選では経済は決め手にならない。2016年、トランプ支持の都市近郊の有権者の動向を見落してはいけない。誰が民主党候補に選ばれるかによるが、昨年末の米中間選挙で知事、議員が、2016年にトランプが勝った州や郡でシングル・イッシュー(争点)で共和党候補が負けた。ヘルスケア問題、銃規制、教育、劣化した道路が争点になり民主党が勝ったが接戦州に多い。何が起こるか読めない。父ブッシュは「It’s the economy,stupid(肝心なのは経済だ、愚か者め)」と叫んだが、ビル・クリントンに敗れた。」と書いた。(了)

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クリスマス休暇入りでNY市場、超閑散、一方、日本で、2019年生まれの子供の数86万、過去最低、安心して生めない社会への対応を無視してきた付けが出てきた(学校で教えてくれない経済学)

2019-12-25 08:37:00 | 経済学
クリスマスイブの24日のNY市場は午後1時までの短縮取引だった。25日は休場。通常の一日の取引70億株であるが24日は28億株の超閑散のNYダウは28,515ドル、36ドル、0.1%安、ナスダック、8,952、0.1%高、S&P500、3,223、変わらずで取引を終えた。ダウ36ポイント安にはボーイング株安分のみで33ポイント影響した。前日ボーイング株はCEO辞任を材料に上げた。しかし、事故機737MAXの1月からの生産停止の影響は予想以上に深刻だとの見方がある。関連企業への影響は計り知れない。全米的な影響にも広がる可能性があるとの見方もあると24日付けロイター電は書いた。

24日のNY外為市場は米債券が買われ10年物米国債利回りが1.91%台へ低下したがドルは動きなし。1ドル=109.36で取引された。対ユーロでは1ユーロ=121.30円と円高、対英ポンドでは1英ポンド=141.55円とやや円安だった。ジョンソン総選挙圧勝で1英ポンド=147円台をつけたあと5営業日、英ポンドは続落した。「噂で買え・事実で売れ」の格言通りの動きだ。24日の英ポンドの小幅反発は売られ過ぎの買戻しだと一部の為替ディーラーは見ている」とロイタ―電は書いた。NY原油(WTI)はバレル61.13ドルへ反発した。ロシアがOPECの減産幅を順守するとのニュースを受けた。NY金はオンス1,504.40ドルと1,500ポイントへ戻して取引を終えたとロイター電は書いた。

外国為替関連では2020年の米FOMCの日程が23日発表された。第1回.1月28~29日。第2回.3月17~18日。第3回。4月28~29日。第4回。7月28~29日。第5回。9月15~16日。第6回。11月4~5日と決まっているとロイター電に出ていた。ただ、2020年は米FRBは利上げもしない。利下げもしないことを先のFOMC会合で場バイエルFRB議長は明言した。そのためFOMCの注目度は例年より関心度が低下する可能性がある。

閑話休題。2020年の最大の関心事は11月3日の米大統領選挙である。あと1年は切ったが連日の様にウソも交えてツイートするトランプ大統領の言動が全く読めない。日本でもいわゆる専門家と称する方々の講演会が各機関、各所で予定されているが、専門家泣かせの米大統領のお陰で頭を抱えている方は多いと推察される。

足元の動きでは①トランプ大統領弾劾訴追裁判が年初1月から上院で始まる。上院議員の3分の2が賛成しなければ大統領弾劾は成立しない。現時点では共和党の上院議員で造反議員がどれだけ出るかがひとつのポイントと専門家は指摘している。②民主党が7月13~16日に米ウイスコンシン州ミルウオーキ―で党大会が開かれ、最終的に民主党の大統領候補が選ばれる。現時点では「左派」、「中道・右派」候補がおり、絞り切れていない。③米中貿易協議の行方、④英国のEU離脱の進展が指摘できる。日本ではその間大地震、風水害に関しては全く先が読めない。2019年生れた子供数が86万4,000人と過去最低と24日発表された。安心して子供が生める社会を放置してきた付けが目の前に出て来たに過ぎない。(了)

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ボーイングCEO辞任歓迎、中国が米製品850品目関税引き下げ発表がNY市場を支援(学校で教えてくれない経済学)

2019-12-24 10:43:10 | 経済学
週明け23日のNY市場は、クリスマス休暇中で商い閑散、①中国が来年1月1日から冷凍豚肉、一部ハイテク製品含む850品目の米国品に関税引き下げ発表、②トランプ米大統領が「第1段階」米中貿易協定署名が近いとの思惑から底固い動きが見られたが、相場をリードしたのはボーイングCEO辞任のニュースだった。NYダウは28,551ドル、96ドル、0.3%値上がり、ナスダック、8,945、0.2%高、S&P500、0.2%高と小幅続伸した。

ロイター通信によれば「ダウ96ドル高の内ボーイング株が64ポイント押し上げた。23日、737MAXの来年1月から生産停止決定などで業績悪化見通しの責任をとってボーイング、デニスミューレンバーグCEO(最高経営責任者)辞任を市場は歓迎した」と書いた。CNNテレビは日本時間23日夜、NY市場取引開始前からボーイングCEO辞任、後任にGE出身のデヴィッド・カルフォーン会長(62)が1月13日就任のニュースを繰り返し放送していた。

23日のNY外為市場では、米債券が売られ米10年債利回りが2.94%と反発、ドル買戻しから1ドル=109.38円、1ユーロ=121.30円、1英ポンド=141.59円で取引された。NY原油(WTI)はバレル60.59ドル、NY金はオンス1,489.59ドルで取引された。英ポンドは一時対円で1ポンド=147円まで買われていたが、今市場は英ポンドに見向きもしない。

余談ながら日々の上げたり下げたりの相場の動きを見ていると、更地でいま盛んに咲いている小菊の周りを飛び交うシジミ蝶の姿をつい連想してしまう。門外漢から全く見えない世界であるが、彼らはお互いに命懸けで日々せめぎ合っているに違いないであろう。23日のNY市場について市場関係者は「中国が850品目の米国品に関税を上げないと発表したことが大きい。今以上関税が上がらないということがはっきりしたことが重要だ。企業の信頼度や今後の事業環境にプラスに働く」と述べた」と23日付のロイター電が紹介していた。

23日、米商務省は、11月の新規住宅販売高が年率換算で71万8,000戸、前年比1.3%増加した。新築住宅が全体の11.8%を占める。市場関係者によれば、現在、米国住宅市場は土地不足、人手不足がネックとなり、住宅価格が手の届かないレベルまで跳ね上がっている。その中で「米FRBが11月、追加利上げもない。追加利下げもないと明確なシグナルを送った。これを受けて、米住宅ローン金利を事実上決める30年物米国債の利回りが1%下げた。少なくとも1年利上げも利下げもないと金融当局が明言したことが重要だ。」と住宅関係者が語った」とロイター電は書いた。良しあし別にして視界が開けることが決め手なのだろう。

私事ながら2019年は、1月の目の手術にはじまりしんがりは耳下腺腫瘍手術のおまけがついた。巷では白内障手術が軽く受け止められているが挿入レンズが脱臼することは専門医の間では常識だと知った。耳下腺腫瘍と聞いた時、耳を疑ったが専門医の世界では多くはないが珍しくないと聞いた。見ると聞くとは大違いだと改めて教えられた次第である。(了)

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きのうの臨床実践塾と忘年会

2019-12-23 12:04:26 | 診断即治療と虹彩学



忘年会も盛り上がりました 



昨日の臨床実践塾は、せんかん鍼や巻き肩の鍼をやりましたが、広島から来られたお医者さんが、途中からバンバンとテクニックを紹介してくれました。
耳の治療、肩関節の調整を足のツボで、、、、と、興味深いテクニックばかりでした。

面白いので、見ていたら時間が無くなり、私の講義がもう少し残っていたのですが、そのままやってもらいました。
で、忘年会の会場も予約してありましたので、私の残りの講義は「カット!」です。

それから忘年会会場に席を移したのですが、医師が3人いましたので、話が面白い。
病院での話ですので、「生きるか死ぬか」で治療している話も出てきます。
その中で興味深かったのは、
「CRPが56になった方が治ったのです」といおう話でした。

CRPは体内に炎症がないかどうかを調べる生化学検査です。
基準値は「0.30mg/dL以下」となっています。
それがなんと、なんとなんと、56mg/dLもあったと言うのです。
そして、「私も初めてあんな高値を見ました」と話していましたが、その患者さんが助かった話だったのです。

楽しかったー
勉強になったー

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