描き納めの花が水仙となった
江嵜企画代表・Ken
個人的に様々なことがあった2019年もあと残り1時間を切った。近くの阿弥陀寺からの除夜の鐘が聞こえる。水仙は11月に入ってほどないころから咲き始めていたが、ここへ来て一気にエンジン全開、大合唱を始めた感がある。
スケッチはほぼ1週間前に描き上げていたが大晦日の本日、ようやく彩色することができ内心ほっとしている。耳下腺腫瘍手術に際し、メスを入れる場所柄、大袈裟でなく、今年は無事年越し出来ないこともあるべしと覚悟して手術台に乗った。
水仙が今年描き納めの絵となった。時に水仙の絵を取り出しては2019年の出来事を感慨にふけりながら、振り返ることになるにちがいない。健康のありがたさをしみじみ味いながら送る日々が続いている。
水仙は香りの花としてもよく知られている。香料として利用されているとヤフーのブログに出ていた。心地よい香りとひとことでは表現できない。曰く言い難い香りという言葉があるが、それに近い。そこはかとなく醸し出す香りにこそ水仙の人気の秘密が隠されているいるように思う。
ヤフーで水仙の花ことばを調べた。白、黄、その他の色によって違う。白色の水仙の花言葉は「神秘」、「尊重」である。清々しい雰囲気を漂わせる花の印象から連想されたと出ていた。
水仙の英語名はnarcissus.カタカナ読みはナルシッシス。そこから水仙の花ことばのひとつにナルシストがあるとヤフーに出ていた。自分の美しさにうぬぼれて結果として身を滅ぼしてしまうというギリシャ神話をルーツとする。慢心するなという教えかもしれない。
この度は幸いにしていただいた健康に感謝し、終わりよければ全て良し、一陽来復、希望を持って2020年を楽しみにして迎えたい。(了)