ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

情報通(5)

2006-12-31 12:21:33 | 旅行記
台湾 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13) (14) (15) (16)



台湾のホテルを決める時も、必ず林ちゃんに聞いてから決めるようにしている。
それは、林ちゃんはかなりの情報通だからです。

「あそこのホテルは、芸能人の誰々が泊まったところで、ここのホテルは2年前に改装してきれいになっているよ」
とかと、必ずコメントが付いてくる。

台湾の事情だけなら、「ニュースでやっていたのかな?」と考えてもいいのですが、日本の芸能人についても詳しい。

こちらは、最新の、ほんとに最新の芸能ニュースのつもりで、
「あの人は、今度結婚するようですよ」と言うと、
「そうそう、あの人は、前に誰々と噂があって、その後あのドラマに出てから有名になって、それからナントカカントカ」と説明が続く。

なんでそんなに情報があるのか聞いたことがある。
「私のパソコンを開くと、最初に朝日ニュースが出てくるように設定してある。だから毎日、日本のニュースは見ているね」
とのことだった。

で、林ちゃんがお勧めのホテルは、Westin(ウェスティン)というホテル。
話によると、もう一つ同じ名前のホテルがあるそうですが、こちらのホテルは新しくて豪華な創りになっているとのこと。


外観はこんな感じで、大通りに面している。




見上げると、一般的なビルの様相なのですが、




中に入ると、何やら天井からぶら下っているのがあり、
「落ちてきたらどうしよう」と杞憂してしまう。




何がぶら下っているのか気になるので、上階から覗いてみると・・・、




軽そうな物体で、風もないのに揺れていた。




それにしてもこのホテル。
かなり装飾にこだわっていて、これは玄関を入った正面に飾られていた。




その隣にもおもしろそうなのがあるが、何なのか全然わからない。(?_?)?



もう少し近づいて見ると、麦で作ったボールであることがわかった。




ロビーのコーナーにも、こんな飾りがあり、




中央にある喫茶室の横にも、こんな飾りが。




利便もいいのですが、部屋からの見晴らしも良かった。
矢印で示したところが、世界一高いと言われる「101」




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2007年、日本は低金利から抜け出せない?-学校で教えてくれない経済学

2006-12-31 09:25:38 | 経済学
12月30日、NYの原油、債券、為替、株式市場での2006年の取引を終了した。1月1日は祭日で休場となる。翌2日もフォード元大統領の喪に服すため株式市場は休み、債券市場も短時間の商いが予定されている。

今朝のWSJ紙は2006年の株式市場について総括したあと2007年の相場は、本年後半の地合いを引き継ぐだろうとJustin Lahart記者のレポートを掲載している。12月30日、NYダウは12,463ドルで取引を終了、年初から16%値上がりした。

来年のNYダウ上昇の根拠のひとつに、2007年の利下げ期待がある。米FRBは2004年央から1.0%から上げ始め、徐々に5.25%まで来たが、今年8月に据え置いたあと横ばいである。いまなお様々な憶測はあるが、利下げのタイミングをうかがう流れに転換した。

原油相場が夏場に高値バレル80ドル目前まで急騰したが後56ドルまで急落、その後戻して現在62ドル前後と依然高値圏にはある。2007年、原油相場が安定を続ける限り、インフレ懸念の後退を意味するから買い安心感が生まれ易い。これは株価押し上げ要因だ。

住宅市場が安定に向かう兆しが見え始めたことから、債券相場がつれて値下がりし、10年物国債利回りが4.47%から4.71%まで回復した。来年早々の米FOMCでの「利上げは100%ない」だったのが今回出た住宅データを見て投資家の一部に気迷いが出ている。

10年物国債利回りが予想外にジリ高が続けば即住宅ローン金利に連動する。病み上がりの住宅市場に強烈なパンチを見舞うだろう。しかし、バーナンキFRB議長は足元の景気を引きずり下ろしてリセッションのリスクはとるまいとの見方が大勢であるようだ。

一方、12月30日のNY為替市場は、1ユーロ=1.3201ドルとややドルが売られた。欧州でのマネーサプライが急増していることからECB(欧州中央銀行)が再利上げに踏み切るとの観測が流れた結果、金利差を材料にユーロ買いの流れに変化はないようだ。

ドルは、対円では1ドル=119.01円と買われた。日銀の金融政策が不透明だが金利差からみて、年明け早々の利上げがないと相場は読み始めているのかもしれない。対ユーロでも円売りが継続している。1ユーロ=157.19円で、ユーロは対円で1年で11%値上がりした。

お金の借り手のない日本の金融機関は運用先に内外の国債以外に選択肢がない。短期金利で見れば米国5.25%、EU3.50%、日本0.25%である。米国が利下げの流れだと、米国は日本の利上げに圧力をかけて米国債を日本に買い続けさせる魂胆かもしれない。日本政府も国債の暴落は望まない。日銀の再利上げが視界からどんどん消えていく気配である。(了)

江嵜企画代表・Ken



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川湯での食事(^○^) (4)

2006-12-30 10:15:07 | 旅行記
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川湯は、日本様式を取り入れたレストランで、中国語が耳に入ってこなければ、全くの日本です。

料理の多さに多分、ビックリ仰天(・o・) だと思いますが、とりあえずカメラに収めた全部の料理をアップしてみます。

まずはテーブルに着いて、メニューを確認。




台湾へ来たら、やっぱ「台湾ビール」でしょう。
ビールの横にあるのはオレンジジュース。




はい、お造り。
疑問に思う方もいると思いますが、今、台湾でも日本食ブームなんです。




お造りだけでビックリしてはいけない。
にぎりもあるのです。




ここからは中華料理、と言うより「台湾料理」。
これは確か豚肉の塩漬けだったと思う。




これは、シイタケと何とかマメ。




これはニガウリの炒め物で、私も好きな一品。




これは蒸し鶏で、中華圏へ行くと、たいてい出てくる。




これは私の大好きな「家常豆腐」(ジャーチャンドウフ)と言う家庭料理。




これは青菜の炒め物だったと思いますが、ちょっと汁が多いですねぇ。




これが何だったか思い出せない。




これはチクワのように見えますが、たしか腸詰だったような気がする。




これも何だったか思い出せない。m(_ _)m 




このチャーハンはとってもとっても美味しかった。
10点、10点、10点、10点、9点、10点、・・・という感じでしたね。




そろそろお腹がいっぱいになってきたところで揚げ物というのは、日本の配膳と似ていた。




この鍋は、ここの名物だそうで、すごく深みのある味で、残った汁で「おじや」を作るとおいしいだろうなー。




「はい、おやつ」
という感じで、饅頭(マントウ)が出てきた。




そしてデザートがでてきた。




いやー、楽しかった、美味しかったとお店を出て、




温泉の入り口で、人が通らない時を見計らって、パチリ!




勘違いさせてもいけませんし、名誉のためにも書いておきますが、一緒に行った人数は、赤ちゃんも入れて総勢14名です。
14名で食べたのです。
4~5人でこれだけの料理を食べたのではありませんよ!

で、こんな料理を食べながらダイエットの話をするのですから、先は見えているようなものです。(^^;
コメント (4)
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川湯(3)

2006-12-30 08:53:42 | 旅行記
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台湾へ行く時は、友達の林ちゃんに電話を入れて予定を聞くようにしている。
その時、必ず聞かれるのが「どこか行きたい所がありますか」で、それに対する返事はいつも「お任せします」です。

そして返ってくる返事は、「もう連れて行く所ないですね」です。(^○^)
台湾に行くたびにいろんな所へ連れて行ってもらったので、もう連れて行く所がなくなってしまったのです。

しかし、しかしです。
行くたびに変ったレストランや料理屋さんへ連れて行ってくれるので、内心それを楽しみにしていることは間違いない。

これは、川湯温泉というところで、台北の北側にあるのですが、まるで日本の小さな温泉町に来た感じがします。

ここから料理屋さんへ降りて行くのですが、




降りきったところから見上げてみると、こんな感じで、まるで日本。




こんなふうに、金魚がいたり、




建物は日本風で、




こんなふうに、温泉旅館のような建物があったりしますが、




トーテムポールは、ちょっと異色感がありましたねー。





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米景気早期改善は痛し、かゆしか?-学校で教えてくれない経済学

2006-12-29 23:03:10 | 経済学
今朝のWSJ紙によれば、米国の投資家が年明けのFOMCの会合で、大方の利下げ期待を裏切り、現在の金利水準を当面据え置き、様子見期間を長めに切り替えるとの疑念を再び持ちはじめたのではないかとの投資家不安を生み、それが12月28日のNYダウの前日比9ドル安に現れたのではないかとScott Patterson記者がレポートしている。

全米不動産協会は、12月27日、11月の米住宅販売件数が、エコノミストの減少予測に反して0.6%増と10月の0.5%増に続いて増加したと発表した。

民間予測機関のConference Boardは、12月の消費者信頼感指数が、11月の105.3から109へ改善したと発表した。エコノミストの予測は102.5であった。

シカゴ購買マネジメント指数によれば、米中西部の景況感は、12月は11月の49.9から52.4へ改善した。エコノミストの予測は50.5であった。

一連の米国の強い景気データ発表を受けて、NY為替市場では、米債券が売られ、10年物国債の利回りは年4.696%まで上昇した。NY為替市場では、ドルは金利据え置き期待を反映して、対ユーロでは1ユーロ=1.3146ドルと下げ渋り、対円では1ドル=118.91円と小幅上昇した。現在の為替相場は金利差を敏感に反映する流れが続いている。

住宅市場改善の動きでは、米商務省は、12月26日、11月の新築住宅販売が3.4%増加、11月の販売価格は前年同月日比では15%値下がりしたが、7月から値下がり率が落ち、ここ数ヶ月は安定して改善していると発表した。このままのペースを持続すれば2007年のかなり早い時期に住宅需要は回復し、米国景気にも好影響をもたらすとの見方が浮上している。

特にエコノミストの見解に迷いが出ている要因のひとつが米住宅価格の改善である。11月の中間値段帯の住宅価格が一年前の237,900ドルから251,700ドルへ値上がりした。値上がりした米北東部の住宅販売が増え、値下がりした米南部の住宅販売が減少している。

相場は人の心の鏡である。下げ相場では買い気は生まれない。一端、上げ相場に変ると不思議と流れが上向く。買い気が生まれ、つれて売り上げも増える。これは魚釣りでも同じである。これでもかこれでもかとエサを下へ、下へと押しつけると魚は怖がってエサを食べない。エサを徐々に上へ持っていくと魚はエサに飛びつくと釣りマニアから聞いた。

米住宅冷え込みは峠を越したと投資家は嗅ぎつけたのかもしれない。早期利下げを織り込みつつ手前勝手にNYダウは上げてきた。景気回復も早過ぎれば金利の番人バーナンキさんを刺激する。今朝のNYダウの様子見は痛し痒しの投資家心理を鏡に映している。(了)

江嵜企画代表・Ken



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タマネギダイエットのその後(2)

2006-12-29 17:19:49 | 食と健康
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台湾の林ちゃんに教えてもらった「タマネギダイエット」は、

ええーっと、タマネギダイエットは、ですねー。

毎日タマネギ2個を食べなければならない精神的苦痛に、毎日が痩せる思いで(笑)、苦しさに負けてしまい、とうとう断念してしまいました。

何年か前にも、すごい粗食を続けながら、
「これだと、私たちはできても、多くの人には無理だろう」
と途中で止めたことがありましたが、今回も同じような感覚がありましたので、一ヶ月ほどで断念したのです。(←は~い!全て弁解です)

しかし、確かに肝臓にはいいような気がしましたし、カエルのお腹みたいになることもありませんでした。



あれっ?
カエルをモチーフにしたら似ている(・o・) って・・・、


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原油下げ、米住宅事情改善兆しでNYダウ102ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2006-12-28 10:34:18 | 経済学
原油相場が暖冬を材料に下げ、11月の米住宅販売が改善の兆しを見せたことを材料に買い安心感が広がり、12月27日のNYダウは、前日比102ドル高い12.510ドルで取引を終了した。ハイテク株主体のNasdaq指数もS&P500種指数も共に値上がりした。

12月27日のNY原油先物相場は、前日比バレル76セント下げ60.34ドルで取引された。イランの核開発阻止を狙いとした国連制裁措置に原油輸出が言及されていないとの二ユースが原油の売り材料にされたようだ。暖房需要の最も多い米北東部の気温が来年8日まで下がらないとの長期予報が出たことも原油相場の値下がりを助けた。

12月27日、米商務省は、11月の戸建住宅販売数量が、エコノミストの予測の1.6%増を上回る3.4%増の年104.7万件と発表した。また、中間値段帯の住宅価格が10月の243,800ドルから25,170ドル(約2,900万円)へ上昇したことも米景気に好材料と受け取られた。

米住宅データの発表を受けて、12月27日のNY債券市場は、債券が売られ、10年物国債利回りは年4.65%台へ上昇した。ただ、NY為替市場ではドルは売られ、1ドル=119.11円から1ドル=118.75円へ、1ユーロ=1.3098ドルから1ユーロ=1.3124ドルとドルが値下がりした。金利高を材料に通貨を買う流れには変化はないと見られている。

対ユーロでのドル売りユーロ買いは、UAEが外貨のドルの比率を10%から2%へ下げると発表したことも響いたようだ。ただ、UAEの外貨保有高は250億ドルと少なくドル売りの直接の材料ではないとの指摘もある。

保有外貨のドル持ちを減らす動きは、スエーデン、カタール、イタリア、ロシアのそれぞれの中央銀行が発表している。一方、ロシア、スイス、二ユージーランドの中央銀行は日本円のポジション増やすと発表したと今朝のWSJ紙は紹介している。

12月27日のNYダウ上昇の背景のひとつに、フォードCEOがクリスマス休暇さなかに日本へ飛びトヨタ首脳と会談していたとのニュースが米国でも大きく取り上げられた。12月27日、トヨタ株が大幅上昇し、つれて米自動車株が反発したことが住宅株上昇とあいまってNYダウ上昇に貢献したとWSJ紙は指摘している。

昨日、トヨタ首脳はフォードとの会談の事実を記者会見で認めたが環境技術の情報交換が話題になったと言葉を濁しているが、日米摩擦を回避する狙いが大きいとの見方が大勢を占めているようだ。米国を下手に刺激して一気の円高は避けたいのが本音かもしれない。

たかが相場されど相場。相場は人の心の鏡である。2007年を占う意味でも興味深い。(了)

江嵜企画代表・Ken


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中国の虹彩学講習

2006-12-27 12:31:57 | 診断即治療と虹彩学
中国からの案内で「虹膜学の通信教育」があることを知ったので、早速申し込みをしたら、「虹膜学分析診断師培訓班」と称した虹彩学の講習を、ビデオ撮影したVCDが届いた。

ネットで、中国の虹彩学が載っているHPに、私のHPが無断転載されているので、私の名前を出すと拒否されるかと思い偽名で注文したのですが、無事VCDと同時にテキストのコピーも届きました。

その時ビックリしたことがあります。
私の本の一部がコピーされて同封されていたのです。( ゜o゜)ハッ


VCDで見ると、3日間ぐらいの講習のようですが、ベタで録画されていて、VCDで16枚もあり、かなり時間を割かないと見ることができない。

受講生は20名ほどいるのですが、オジサンやオバサンが多く、講師は山東省のなまりがあり、テキストに書かれたことを口でしゃべり、しゃべったことを黒板に書く、という手間なことをしながら講習は進められています。

内容は、今までのところですと、バーナード・ジェンセン博士の本(英語のB5版で580頁)を抜き出して読み上げているようなものです。




つまり、・・・英語が中国語に変ったようなもの?

私がこの講習を見る理由は、欧米の虹彩学者が口を揃えて「東洋人の虹彩は分析できない」と言っているのに、どのようにして分析するのかを見たいからです。

スクレオロジーで世界的に有名なDr.レオナルドも「ブラウンアイリスを分析しようとすると、気が狂いそうになる」とレオナルド通信で話していますし、日本で初めてオプトロジーのワークショップを開いた、鈴○クリスさんも同様のことを言っていました。

そして、私自身もジェンセンマップを使って虹彩分析をしようと、2年ほど苦しみに苦しみぬいた経験がありますので、中国の虹彩学(ブラウンアイリス)では、実際の分析をどのようなマップで、どのように分析するか確かめたいのです。

ブルーアイリスですと色素が薄いので、奥のマイナスサインまで見えるので、患者さんの主訴に合わせて適当に(?)解説できるのですが、ブラウンアイリスですと、色素が濃いためにマイナスサインが少なく、適当な解説できないどころか、ジェンセンマップのように細かく分けられた分析マップで分析すると、殆どがちぐはぐな分析結果になってしまうのです。
コメント (2)
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原油安好感、NYダウ64ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2006-12-27 09:48:57 | 経済学
クリスマス休暇開けのNYダウは先週末の下げ分をほぼ取り戻して64ドル上げ、12,407ドルで取引を終了した。Nasdaqは12ポイント高で2,413、S&P500種平均は6ポイント高の1,416でそれぞれ取引を終了した。

今朝のWSJ紙によれば、原油相場がバレル1.31ドル下げ61.10ドルで取引されたことが好感され、ホリデーシーズンの小売売上げが昨年の8.7%増が今年は6.6%増にとどまったことによる気迷い感をカバーしたこと、さらに年末特有の税金対策に関わる思惑が峠を越したためとのアナリストの見方を紹介している。

原油相場は、イランのウラン核開発阻止の国連決議に対するイラン石油相による強硬発言を無視して、暖冬による原油の在庫増期待から売り優勢になり値下がりが加速した。

原油相場は、一端バレル64ドルまで値を戻した。ただ、その水準を一気に抜けなかったことで利益確定の売りが出たこととOPECが決めた減産が取り決めどうり実行されないのではないかとの思惑が相場の勢いを弱めているとの専門家の見方をWSJ紙は紹介している。

2006年をあと数日残したところで、年間で見れば、NYダウは15%強、S&P500は14%それぞれ値上がりした。2007年は米景気は減速するが、リセッションにはならない。住宅不況にも底打ち反転の兆しで、ソフトランディングの筋書きを描く向きが増えてきている。

米FRBの利下げも株式相場に織り込みはじめた。むしろ利下げのタイミングに焦点が移りつつある。懸念材料は2006年相場を引っ張ってきた米企業業績の行方である。それがどこまで鈍化するか見極める必要があろうとWSJ紙は専門家のコメントを紹介している。

ただ、例年クリスマスをはさんでの値上がりをサンタクロース・ラリーと呼んでいるが本来、根拠はない。2007年は1月までは比較的堅調である。そのあとは不透明で、データ次第で、ローラーコースターのようなぶれの激しい相場展開になると見方も紹介している。

一方、日本の株式市場は、日銀の追加利上げが当面遠のいたとの気の早い向きの観測も流れ、鉄鋼株に資金が集中している。世界的な金余りを背景にしたミニ・バブル的な様相を呈し始めているようだ。行き場のない世界のお金が株式市場へ流れ込んでいるのであろう。

NYダウに限らず、5月に調整を入れた後は、先日のタイ株式相場の暴落も局地的現象に留まった。中国株、インド株ふくめアジア株はむしろ値上がりしている。アジア勢に加えロシアのからんだ欧州勢の資金も日本市場に入り始めたとの見方もあるようだ。日本では景気回復の実感がない。株式相場だけが一人歩きしそうでなにやら不気味である。(了)

江嵜企画代表・Ken


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クリスマスギフトは贈られてもそれほど喜ばれていない?ー学校で教えてくれない経済学

2006-12-26 11:49:26 | 経済学
主著French Revolution(1837)で有名な英国の歴史家・哲学者であるThomas Carlyle(1795~1881)は経済学のことをdismal science(陰気な学問)と呼んだという記録がある。

12月23日付のWSJ紙にそのDismal Scientistが登場して、クリスマスセールと浮かれているが、実際の商売にとってどこまで効果的に働いているのかと疑問を呈しているとMark Whitehouse記者が複数のエコノミストの意見をまとめて紹介している。

一年のおしまいのごく限られた時期に、何百万人のひとが気に入らないネクタイ、額縁、トーソックスなどを買うのをやめれば、商売でもっと満足な成果があがると主張している。
George MasonUniversityのTyler Cowen教授は、贈り物を減らしたほうが経済は潤う。大部分のギフトは理屈抜きで喜ばれていないと言ってはばからない。

ただ、クリスマスを抹殺してしまえとはエコノミストは言っていない。WSJ紙のエコノミストの3人のうちの2人は、もしホリデーシーズンがなければ、消費者は自分のために買い物をしたり、例えば誕生日などの贈り物をする他の様々な機会にお金を分散して使うようになり、むしろ消費は増えるという意見である。

ペンシルバニア州のクリスマスギフト研究者、WhartonSchoolofBusinessのJoelWaldfogel教授は、「同じ金額で満足度が違う。より幸せな気分を味わうことが出来る」と言う。

小売業にとっては、田舎の宝石店からGapやWal―MartStoresに至るまで、一年の最後の2ヶ月で年間売り上げの約15%、利益の25%を稼ぐから、クリスマス抜きではやっていけないようだ。全米小売連合会(The National RetailFederation)の予測によれば、2006年のホリデーシーズンに、米国の消費者は4,570億ドル(約5兆円)、一所帯当り4,000ドル(約46万円)のお金を使う。

理屈からいえば、消費者が一年通して平均的にお金を使ってくれれば小売業にとっても結構なことである。消費者にとってもホリデーシーズンに備えて余分なお金をためておかなくて済むことになる。ところが現実はそのような傾向は一切見られない。

一方、ImpulseResearchとKFC社による消費者アンケート調査では、アメリカ人の10人に4人は、ギフトをリサイクルし、10人に7人は、送り主にわからなければギフトを返したいと答えている。ギフトカードによる贈り物が今年のホリデーシーズンで昨年より60億ドル増え250億ドル(約2兆9,000億円)に達した。

ギフトをもらっても他人は自分が思うほどには心から喜んでいないのかもしれない。(了)

江嵜企画代表・Ken


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