プーシキン美術館展が大阪・国立国際美術館で4月2日まで
開かれているので出かけた。
アンリ・マチスの「金魚」、オーギュスト・ルノワールの「黒い服の娘たち」、
クロード・モネの「白い睡蓮」、ポール・ゴーギャンの「彼女の名は
ヴァイルマティといった」、パブロ・ピカソの「アルルカンと女友達」など
話題作一挙公開である。
平日お昼すぎ時間帯もものともせず時間の経過と共に次々と
人が増えていったから当展覧会の人気のほどがわかる。
19世紀末から1917年のロシア革命までの短い期間に、ロシアの
実業家のシチューキンとモロゾフ2人の収集品のなかから特選
50点が用意されたと言うだけあり見ごたえがあった。
ゆったりとした会場の雰囲気もいい。随所に腰を下ろす場所が
用意されている。お年寄りに限らず座りながら気兼ねせずに
名画を鑑賞できるのはありがたいことである。
たまたまポール・ゴーギャンの絵「彼女の名はヴァイルマティといった」
の前で腰を下ろしたときにスケッチした。
音声ガイドを@500円で借りると35分で21の作品の
解説を聞くことが出来る。ゴーギャンの絵には音声ガイドから
次のような解説が流れた。
『西洋文明から逃れ夢の島タヒチに渡った翌年に画かれた絵。
マウイ族の創生の神話に基づく。島の娘ヴァイルマティと少女の
魅力に魅せられて天から降りてきた神の子オロが後ろに立つ。
恋人を表すタヒチ伝統の彫像をバックに入れている。少女の
エジプト風の横顔に印象派を越えた装飾的効果を狙った。
内面の神秘性・精神を表そうとした。マチスにも強い影響を与えた。』
東京国立博物館で開催された1994年のバーンズコレクションにも
圧倒されたが、今回のシチューキン・モロゾフコレクションはそれに
引けを取らぬ内容である。美術愛好家必見の展覧会であると思われる。(了)
江嵜企画代表・Ken
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)
開かれているので出かけた。
アンリ・マチスの「金魚」、オーギュスト・ルノワールの「黒い服の娘たち」、
クロード・モネの「白い睡蓮」、ポール・ゴーギャンの「彼女の名は
ヴァイルマティといった」、パブロ・ピカソの「アルルカンと女友達」など
話題作一挙公開である。
平日お昼すぎ時間帯もものともせず時間の経過と共に次々と
人が増えていったから当展覧会の人気のほどがわかる。
19世紀末から1917年のロシア革命までの短い期間に、ロシアの
実業家のシチューキンとモロゾフ2人の収集品のなかから特選
50点が用意されたと言うだけあり見ごたえがあった。
ゆったりとした会場の雰囲気もいい。随所に腰を下ろす場所が
用意されている。お年寄りに限らず座りながら気兼ねせずに
名画を鑑賞できるのはありがたいことである。
たまたまポール・ゴーギャンの絵「彼女の名はヴァイルマティといった」
の前で腰を下ろしたときにスケッチした。
音声ガイドを@500円で借りると35分で21の作品の
解説を聞くことが出来る。ゴーギャンの絵には音声ガイドから
次のような解説が流れた。
『西洋文明から逃れ夢の島タヒチに渡った翌年に画かれた絵。
マウイ族の創生の神話に基づく。島の娘ヴァイルマティと少女の
魅力に魅せられて天から降りてきた神の子オロが後ろに立つ。
恋人を表すタヒチ伝統の彫像をバックに入れている。少女の
エジプト風の横顔に印象派を越えた装飾的効果を狙った。
内面の神秘性・精神を表そうとした。マチスにも強い影響を与えた。』
東京国立博物館で開催された1994年のバーンズコレクションにも
圧倒されたが、今回のシチューキン・モロゾフコレクションはそれに
引けを取らぬ内容である。美術愛好家必見の展覧会であると思われる。(了)
江嵜企画代表・Ken
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)