「NATO緊急会合が24日開催されバイデン米大統領が出席する。対ロシア追加制裁、ロシア産原油禁輸が討議されると見られる。プーチン露大統領は「非友好国」との取引でロシアルーブル建てとすると発表した。ルーブル相場が8%上げた。」と24日、WSJ紙電子版が伝えた。24日のNYタイムズ電子版は「ロシアのウクライナ侵攻後1月が経過した。ウクライナで多くの都市が壊滅的被害を受けた。一方、NATOの分析ではウクライナの対戦車砲によるロシア地上軍攻撃でロシア軍は所期の成果を上げていない模様だ。②米国の新規コロナ感染者数は2万9,288人、26%減、死者数は1,009人、30%減少した。」と伝えた。
24日、ロイタ―電子版は「24日、NY株式市場は原油高を材料に1%以上値下がりした。米国の店頭ガソリン価格はガロン4.33ドルを突破した。1年前と比べ同1.35ドル値上がりした。一部試算では家計消費を1所帯当たり最低で月50ドル圧迫する。一方、原油高が代替エネルギー投資と電気自動車へ投資家の関心を高め関連銘柄の株価が動意づいた。」と伝えた。ゼレンスキー、ウクライナ大統領が24日、日本の国会で12分間、オンライン演説を行い対ロシア制裁強化を呼び掛けた。全般的に抑制的な印象を受けた。
24日、NY市場はダウが34,358ドル、448ドル、1.29%安、S&P500は4,456と55ポイント、1.23%安、ナスダックは13,922と186ポイント、1.32%安で取引を終えた。5月FOMCで0.5%利上げ観測を受けてホームデポが317.05ドル、3.85%安と続落、1銘柄でダウを83ポイント押し下げた。ナスダックでは主要銘柄が下げる中、ドイツ初の工場開所を材料にテスラが999.11ドルと値を保った。恐怖指数VIXは23.57と2.75%上昇、米10年債利回りは2.290%と3.67%低下した。NY外為市場では1ドル=121.12円、1ユーロ=133.34円、1英ポンド=159.91円で取引された。ドル高・円安が進めば資源の99%を輸入に依存している日本経済に様々な分野で輸入コスト上昇でマイナスに働く。欧米は利上げへ舵を切った。一方、日本は頑なにゼロ金利政策を踏襲している。NY原油(WTI)はバレル114.36ドル、北海ブレントは同121.16ドルと共に前日対比5%強値上がりした。NY金はオンス1,944.20ドル、1.18%高、ビットコインは4万2,399ドルで取引された。
24日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「スナク財務相はロシアのウクライナ侵攻に伴う景気減速に対応する緊急予算案を発表、低所得層への減税はじめ優遇措置発表と英国のインフレ率を2月作成の6.2%を7.4%へ上方修正、成長率の下方修正しを国民に理解を求めた」と伝えた。ドイツZDFは「①ウクライナ軍が東部オデッサでの戦闘でロシア地上軍を撃退した。一方、黒海からのロシア艦によるミサイル砲撃が加速している、②ドイツの新規コロナ感染者数は28万3,732人と先週対比2万1,139人増加した」と伝えた。シンガポールCNAは「中国航空機墜落事故で一部ボイスレコーダーが発見された。遺体の一部が見つかった。山中と悪天候が重なり捜索は難航している。高度8,900メートルから垂直降下して激突したと見られる。原因究明が求められる。」と伝えた。(了)