学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表
ウオールストリートジャーナル電子版は、1月28日、
ベトナム政府は、鳥インフルエンザによる死者がここ
1ケ月で10人に達したと発表したと伝えた。
今回死亡した患者は32歳の男性で、北ベトナムで養鶏場を
経営していた。高熱、咳、呼吸困難の症状でハノイの病院に
1月12日から入院していた。
現在66歳と30歳の男性と10歳と13歳の少女はH5N1型
ウイルス反応を示していると報じられた。
13歳の少女の母親はアヒルを料理した後鳥インフルエンザに
かかり1月21日に死亡した。母親から感染した可能性がある。
昨年1年で、鳥イフルエンザでベトナムで30人、タイで12人が
死亡した。
正月には約20万人が都市から農村へ帰省するといわれる。
しかもベトナムでは正月料理にニワトリが伝統的に用意される
ことから、ベトナム衛生当局は、鳥インフルエンザに大量感染する
ことを怖れている。
対策として生の鶏肉を避け、必ず火を通して食べるよう指導している。
昨年、ベトナム政府は正月休み期間中のニワトリ料理と販売を禁止した。
今年はいまのところそのような禁止措置は実施されていない。
ベトナム衛生当局は、鳥を捌く際マスクと手袋の使用と
皮膚に傷があれば鳥に触れないよう勧告している。
WHO(世界保健機関)は鳥から人への感染を警戒してきた。
ここへ来て、人から人への鳥インフルエンザの流行の可能性も
再三警告している。
最近のケースとして、Nguyen Thanh Hungさん(42歳)の兄 は、
ハノイから100キロの田舎で、鳥イフルエンザで死亡した。
弟のHungさんは、兄の葬儀のあった1月11日当日は微熱程度
だったので2日後に診察を受けた。ところが兄と同様鳥インフルエンザ
H5N1に感染していたことがわかった。Hungさんは3日間、41℃の熱が
続いた。現在は落ちついているという。
鳥インフルエンザにかかるとワクチンも確たる治療方法もない。
患者の70%以上が死亡している。死亡率が極めて高いことが
特徴である。
日本では昨年、京都丹波での養鶏場で鳥インフルエンザ感染が
確認された。20万羽以上のニワトリが処分された。日本では
鳥インフルエンザの死者はいまのところ発表されていない。
そのせいもあってか関心もほとんどない。
浅田農場から鶏卵を一括購入していた大手スーパーが
JR神戸住吉駅ビル中にある。その店の卵売り場も鶏肉売り場も
1年前の騒ぎがうそのように静かである。
神戸は、1月17日、震災10周年を無事迎えることが出来た。
ありがたいことである。ただ、神戸の経験が生かされて、日本の心臓部
首都圏がなにか具体的な防災対策を打っているのかというと
寒々しいばかりと伝えられる。
鳥インフルエンザ死者、ベトナムではここ1ケ月で10人目。
他人事ではないだろう。
事を荒立てる必要はさらさらないが、余りにも忘れ易い日本人の
国民性には、同じ日本人の一人として、ただただ呆れるばかりである。(了)
ウオールストリートジャーナル電子版は、1月28日、
ベトナム政府は、鳥インフルエンザによる死者がここ
1ケ月で10人に達したと発表したと伝えた。
今回死亡した患者は32歳の男性で、北ベトナムで養鶏場を
経営していた。高熱、咳、呼吸困難の症状でハノイの病院に
1月12日から入院していた。
現在66歳と30歳の男性と10歳と13歳の少女はH5N1型
ウイルス反応を示していると報じられた。
13歳の少女の母親はアヒルを料理した後鳥インフルエンザに
かかり1月21日に死亡した。母親から感染した可能性がある。
昨年1年で、鳥イフルエンザでベトナムで30人、タイで12人が
死亡した。
正月には約20万人が都市から農村へ帰省するといわれる。
しかもベトナムでは正月料理にニワトリが伝統的に用意される
ことから、ベトナム衛生当局は、鳥インフルエンザに大量感染する
ことを怖れている。
対策として生の鶏肉を避け、必ず火を通して食べるよう指導している。
昨年、ベトナム政府は正月休み期間中のニワトリ料理と販売を禁止した。
今年はいまのところそのような禁止措置は実施されていない。
ベトナム衛生当局は、鳥を捌く際マスクと手袋の使用と
皮膚に傷があれば鳥に触れないよう勧告している。
WHO(世界保健機関)は鳥から人への感染を警戒してきた。
ここへ来て、人から人への鳥インフルエンザの流行の可能性も
再三警告している。
最近のケースとして、Nguyen Thanh Hungさん(42歳)の兄 は、
ハノイから100キロの田舎で、鳥イフルエンザで死亡した。
弟のHungさんは、兄の葬儀のあった1月11日当日は微熱程度
だったので2日後に診察を受けた。ところが兄と同様鳥インフルエンザ
H5N1に感染していたことがわかった。Hungさんは3日間、41℃の熱が
続いた。現在は落ちついているという。
鳥インフルエンザにかかるとワクチンも確たる治療方法もない。
患者の70%以上が死亡している。死亡率が極めて高いことが
特徴である。
日本では昨年、京都丹波での養鶏場で鳥インフルエンザ感染が
確認された。20万羽以上のニワトリが処分された。日本では
鳥インフルエンザの死者はいまのところ発表されていない。
そのせいもあってか関心もほとんどない。
浅田農場から鶏卵を一括購入していた大手スーパーが
JR神戸住吉駅ビル中にある。その店の卵売り場も鶏肉売り場も
1年前の騒ぎがうそのように静かである。
神戸は、1月17日、震災10周年を無事迎えることが出来た。
ありがたいことである。ただ、神戸の経験が生かされて、日本の心臓部
首都圏がなにか具体的な防災対策を打っているのかというと
寒々しいばかりと伝えられる。
鳥インフルエンザ死者、ベトナムではここ1ケ月で10人目。
他人事ではないだろう。
事を荒立てる必要はさらさらないが、余りにも忘れ易い日本人の
国民性には、同じ日本人の一人として、ただただ呆れるばかりである。(了)