ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ギリシャが問題なのはわかった。日本はどうするのかが見えて来ない(学校で教えてくれない経済学)

2010-04-30 08:51:28 | 経済学
「ギリシャ危機は欧米が新興国に追い抜かれる時代の序章か」と小見出しをつけ、近着のニュ―ズウイーク誌日本版に、ラ―ナ・フォル―ハ―記者(ビずネス担当)が、ギリシャ債務問題に絡めて、「世界経済の上下が逆転する」とのタイトルで、「イギリスもアメリカも笑っておれませんよ。」と書いていた。

「最近のヨーロッパでは失態が続いている。第一の誤りが、ギリシャが途上国並みの高い利回りの国債を発行した。ヨーロッパの上をゆく「劣等生」イタリアの債務はギリシャの5倍、破産寸前にある。ドイツは近隣諸国救済に嫌気してユーロから離脱しようとしている。イギリスの債務は、過去8年間急速に膨らんだ。アメリカ政府はリスクの高い株式を大量に保有している。これに対して貧困国は、より安全な米短期国債を保有している。短期国債の57%は外国が保有している。」と指摘した。

「メキシコやポーランドの方が、ギリシャより信用格付けは上だ。IMFは融資財源を7,500億ドルへ3倍に増やしたが、中国の外貨準備高はIMFの3倍の2兆4000億ドルである。アメリカの高速道路は老朽化し、携帯電話の電波は途切れがちだ。新興国の消費者は、ようやくお金を使いはじめた。ギリシャのような小国に投資してビズネスを始める人なんかいない。」と書いていた。

「16世紀以前は、中国とインドが1人当りGDP(国内総生産)で、ヨーロッパを上回っていた。19世紀にヨーロッパが逆転した。この両者の関係が再び逆転しつつある。50年には中国、インドなど新興国が世界経済に占める比率は60%に達する。欧米の大企業が上海やムンバイへ有能な重役を送り込むのは当然だ。」と書いていた。

ニュ―ズウイーク日本版最新号は、「ゴールドマン叩きの罠」のタイトルで、ファリ―ド・ガリア国際版編集長が、ゴールドマン・サックスに批判が集中しているが、感情的なバッシングは、アメリカの金融規制をゆがめると警告する記事を掲載していた。

29日のNYダウは、122ドル高、11,167ドルで取引を終了した。NYダウ急反発は金融株高がリードした。問題のゴールドマン株は前日の153ドルから160ドルへ急反発した。米FRBが実質ゼロ金利を長期に据え置くと声明文で確認したこととSECがゴールドマンを詐欺容疑で提訴、米上院公聴会も追求したがネズミ一匹出て来ないと見たのであろう。

EU委員会は29日、近日中に、ギリシャ支援策でEU,IMF、ギリシャで合意に達すると発表した。NY外国為替市場で1ユーロ=1.32ドル台(124円)へ小幅反発したにすぎない。ポルトガル、スペインに続きイタリアにまでギリシャに始まった財政破たんのドミノ倒しが続くと「水鳥」は見ているのであろう。日本はどうするかが見えて来ない。(了)

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日本には国益という言葉はあるのか?今朝の世界のニュ-スを見て考える(学校で教えてくれない経済学)

2010-04-29 09:07:10 | 経済学
FOMC(米連邦市場委員会)は、28日、政策金利を現行の0から0.25%据え置きを決めた。声明文の中で①現在の金利水準を「長期間(extended period」維持するという文言を削除しなかった。②米国労働市場は改善を始めている(begin to improve)と指摘したことを好感して、ヨーロッパにおける金融不安を抱えながらも、28日のNYダウは前日比53ドル 高、11,045ドルで取引を終了したと28日付けのWSJ紙は報じた。

今朝のNHK・BS「ワールド二ユース」は、ドイツ、フランス、イギリスのテレビ局が揃って米格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)がギリシャ、ポルトガル債券の格下げ発表を取り上げ、今後のヨーロッパ経済に与える影響を詳しく報道していた。

ドイツZDFは、格付け会社は果たして正しい判断を下しているのかどうか。今回の金融危機を引き起こした米金融機関は最高の評価トリプルAだった。評価される企業から格付け会社は金をもらっていると格付けの中身、やり方そのものに疑問を呈していた。

ドイツZDFは、5月9日のドイツ地方選挙を控えて、ドイツ国民の70%近くがギリシャ支援に反対している。IMF専務理事はドイツ財務相と会いドイツの協力を求めた。しかし、メルケル首相は、ギリシャの自己努力が先だと繰り返したと報道していた。

イギリスBBCは、エコノミストをスタジオに呼び、ギリシャは問題だというが、イギリスは大丈夫なのかと質した。「イギリスの国債はこの日も大量に買われている。ただ、ヨーロッパ大陸の経済にイギリスも依存している。ギリシャ信用不安を契機に、ポルトガル、スペイン、アイルランドへ波及すればイギリスも安心できない」と答えていた。

今朝のBBCは、ブラウン首相が遊説中、一般市民とやり取りしたあと、マイクを外さず車に乗り込んだ。その時の私的な会話がラジオで全文流された。マスコミの前ではにこやかに応対する。裏に回ればひどいことばでご婦人を罵っていたと大騒ぎになった。あわてたブラウン首相が当のご婦人宅を急遽訪問、謝罪するというドタバタ劇を紹介していた。

ロシアRTRは、メドベージエフ首相がデンマークを訪問した際、ロシア人がポーランド人を大量虐殺した「カチンの森事件」の資料を始めて公開したと話した。KGBは何かの機会で表に出るとまずいので全文破棄した事になっていた。その文章がモスクワの公文書館に保管されていた。RTRは拡大コピーをテレビ画面に出して詳しく紹介していた。

今朝2時間ほどの世界のニュ-スを見ていて、いつものことだが、日本だったらどうするだろうかと考え込んでしまった。物事には全て裏と表がある。当然の事ながら、それぞれの国益に照らして報道しているのであろう。日本に国益という言葉はあるのだろうか。(了)

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ギリシャ国債3段階格下げ嫌気、ユーロ急落、NYダウ213ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2010-04-28 10:44:44 | 経済学
「格付け会社は、放火犯が消防士のようなものだ。」と叫ぶイギリスBBCのレポーターの声を捉え、アメリカの格付け会社S&P社が、ギリシャ国債格付けを3段階引き下げ、ポルトガル国債は2段階格下げを発表したニュ-スをNHK「おはよう世界」が流していた。

NY外国為替市場で、ユーロが1ユーロ=1.31ドルまで値下がりした。ユーロは対円でも売られ、1ユーロ=122円台で取引された。ドル、円共に対ユーロで買われた結果、ドルは、対円では、ほぼ変わらず、わずかに円高の1ドル=93.12~16円で取引された。「おはよう世界」では、英国、フランス、スペインの放送局全てがギリシャ問題、ユーロの値下がり、27日から始まった米上院公聴会の様子を詳しく報道していた。

27日のNY株式市場で、ギリシャ長期債券の格下げ、ドイツのメルケル首相が改めてギリシャ支援に慎重な発言をしたことで欧州株が軒並み下げ、その地合いを受け継いで、NYダウは、前日比213ドル安、10,991ドルで取引を終了した。
 
日経CNBCテレビで、米公聴会の様子を日本時間朝7時ごろまで見ていた。テレビ画面
の右隅に、NYダウとゴールドマンの株価を交互に写していた。NYダウは刻々下げたが、ゴールドマンの株価はほとんど動かず、前日比ほぼ横ばい、1ドル高い153ドルで取引を終了した。株が下げた結果、債券が買われ、10年物国債の利回りは3.693%へ低下した。

ゴールドマン問題に関する公聴会では米大統領選挙を戦ったマケイン議員もゴールドマンCEOをチクチクつついていた。しかし、「顧客の利益より自社の利益を優先した」とする追求をゴールドマン側は一切否定した。公聴会も結局ショ―で終わる印象のみが残った。

27日夜、朝日二ユーススターの番組で、米国の議員には最低5人の弁護士が付いている。ゴールドマンを守るために金がばらまかれているとコロンビア大学の教授が出演して話していた。トヨタのときもそうだった。今回の米金融規制法案を巡る審議も今朝の公聴会も所詮、弁護士を儲けさせるためのイベントだと思ってクールに見ておいた方がいいだろう。

「おはよう世界」はロシアテレビが、ウクライナ議会がロシア軍艦の30年駐留を可決、その見返りにロシアは天燃ガスを30%引きで供給することになったと紹介していた。イギリスBBCは、総選挙戦で3党首とも肝心の財政削減の具体的内容に触れていない。マニフエスト通りやれないことは明白だ。国民は全く知らされていないと批判していた。

マニフエストを真に受けるとどうなるか。いずこも同じであろう。選挙公約は破られるために存在しているようなものかもしれない。格付け会社はマッチ・ポンプといったBBC記者の指摘は的を得ている。程度問題だが、騙されないようにしないと生きられない。(了)

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1ユーロ=125円、1ドル=94円の恩恵を日本人は忘れている(学校で教えてくれない経済学)

2010-04-27 10:41:02 | 経済学
米財務省は、米大手銀行のシティグループ普通株77億株の27%を保有している。その内の15億株を売却することを決めた。保有シティ株全てを売却すれば財務省は320億ドル(約3兆円)の売却益を手にすると27日付けのWSJ紙に出ていた。

27日のNY株式市場は、キャタピラーの好決算を材料に、NYダウは、はじめ50ドル上げていた。米財務省によるシティー株売却のニュ-スに加えて、米上院での米金融規制法案審議が大詰めを迎えていることから、金融株が軒並み急落、先週末比横ばいの11,205 ドルで取引を終了したとNHK・BS「おはよう世界」が解説していた。

「おはよう世界」では、ドイツのメルケル首相が、ギリシャ支援に慎重発言を繰り返している。これに対して週末開かれたEU外相会議で、ルクセンブルグがドイツの態度を厳しく非難した。EUの足並みは揃っていないとフランステレビ(F2)を紹介していた。

スペインテレビ(etv)は、ギリシャがユーロから離脱すれば、債務返済不能になる。そうなれば、国としても成り立たない。目先、ギリシャは、5月19日に、115億ユーロ調達を迫られている。しかし、ギリシャはドイツ頼みである。そのドイツは2週間後の選挙を控えて、メルケルは身動き取れなくなっていると解説していた。

27日のNY外国為替市場では、底流ではユーロ先安懸念の中、ギリシャがEUとIMFに支援要請したことを受けて、ユーロは小康状態を維持している。1ユーロ=1.33ドル、1ユーロ=125.90円、1ドル=94円で取引された。

27日のNY原油(WTI)先物相場は、バレル92セント安、84.20ドルで取引された。NY金先物相場はオンス40セント高と小動きに終始した。このところ投機筋の買いで上げていたプラチナもオンス1,740ドルで落ち着いた動きであるとWSJ紙は伝えていた。

米国での不景気は美術館運営にも影響が出ていると23日付けのWSJ紙が紹介していた。4月27日から始まる「メトロポリタン美術館収蔵ピカソ展」は、同館常設コレクションに含まれるピカソ作品493点の内300点を展示する。美術館の緊縮予算と寄付金の減少からコストのかかる他美術館からの借り入れ、巡回展示を減らすためであると書いていた。

ピカソ作品が300点見られると聞いただけで、ピカソファンならずとも腰を抜かす。円高を生かしてNYへひとっ走りという方もおられるかもしれない。一方、観光で飯を食っているギリシャで、27日もストで島めぐりのフェリ―が出ないと外電が伝えていた。

1ユーロ=125円、1ドル=94円の恩恵を受けていることを日本人は忘れている。(了)

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安藤背信、5-8で敗れる、甲子園(スケッチ&コメント)

2010-04-26 09:09:31 | スケッチ


安藤背信、5-8で敗れる、甲子園

江嵜企画代表・Ken



中学・高校同窓のK君から甲子園の切符が取れたから行かないかと約1ケ月前に電話があった。当時まだ足痛が残っていたが、4月25日にもなれば暖かくもなるしと思い、OKを出していた。幸い痛みもすっかり取れた。天候もよし。午後2時からのゲームを楽しみにして出かけた。

試合開始30分前に球場に着いた。阪神甲子園球場の周りには、大勢の野球ファンがつめかけていた。球場の中も次々と席が埋まった。試合が始まる頃になるとほとんど満席となった。

相手がにが手の中日だったが、甲子園3連戦の頭2つをタイガースが取って臨んだ試合だったので球場の雰囲気はルンルンそのものだった。ところが水を差したのは投手安藤である。立ち上がりの良くないのは承知していたが、いきなり4番ブランコに3ランである。それで後締めればまだ、試合になった。1点を追加されたところで安藤は交代を告げられた。当然であろう。後続2人の救援投手も締りがない。4回終わったとこころで0-8。試合の興味は完全に喪失した。

あとは、試合そっちのけで、級友との談義を楽しむことが出来て幸いだった。好試合の時は十分時間をとってスケッチも出来ない。幸か不幸か、この日は負け戦である。時間をかけて球場の様子をスケッチした。緑の芝生が見事に映えていた。今年オフに全面張り換えたと聞いている。

このところめっきりご婦人の姿が増えた。子供づれも多い。それも赤ちゃんを連れたご婦人も目立つ。ご婦人では比較的お年をお召しになった方が確実に増えたようだ。球場も美しくリニューアルした。中でもトイレが見違えるようにきれいになった。ご婦人客にも安心して球場に足を運んでもらえるのかもしれない。

今年のプロ野球はセントラルでは巨人が頭ひとつ飛び出した感じである。パシフィックではロッテが快走を続けている。タイガースは梅雨ころから例年ずるずると後退する。この日投げた安藤のように、投手力は見劣りする。0-8のあと1点入れた。6回に鳥谷が満塁ホームランを打った。4万6,000人のタイガースファンも溜飲を下げたであろう。

ペナントレースはまだ始まったばかりである。諦めないで貪欲に優勝を目指して欲しい。(了)

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ギリシャ『支援は、治療でない。バンドエイドだ。』日本はどうなのか?(学校で教えてくれない経済学)

2010-04-25 13:48:58 | 経済学
ワシントンで週末開かれていたG20の会合では、なんらの具体的成果なく閉幕したと今朝のWSJ紙は伝えていた。ほぼ同じタイミングで、ギリシャ政府は、EUとIMFに併せて450億ユーロ(約5兆5,000億円)の融資を要請した。ギリシャは3,000億ユーロの借金を抱えており、今回の救済措置は、「cure(治療)ではない。Band-aid(応急措置)に過ぎない」と書いていた。

ギリシャ国債は、財政赤字悪化を材料に急落(金利は急騰)、一時、10年物国債の利回りは9%に迫った。現金の返済もままならない。EUとIMFに払う金利は5%であるが、ギリシャの借金が減らない限り利払いだけでGDPの13%を占めるとWSJ紙は分析していた。

一方、23日のNYダウは、米新規住宅販売が助成措置の助けもあって予想以上の伸びたことを材料に前日比70ドル高、11,204ドルで取引を終了した。米FRBの利上げは年明けまでないと賢い「水鳥」は踏んだのであろう。今朝のWSJ紙は、米FRBが買い上げ保有している1.1兆ドル(約100兆円)の住宅ローン担保証券の扱いが注目されると書いた。

23日、NY債券市場は、株高の影響もあるが、債券が売られ、10年物国債の利回りは、年3.770 %から同3.813%へ急騰した。米FRBは、現在、金融危機対策からの「出口」戦略を模索している。「出口」戦略の一つとして、住宅担保証券の「買い」を3月末に中止した。
米FRBもいつまでも持ち続けられない。「売り」のタイミングが注目されている。

ギリシャの「噴火」はいつ爆発を始めるか予測がつかない。ただ、アイスランド火山活動は沈静化した。欧州の空港はほぼ全面的に復旧したと外電は伝えている。火山活動の規模に1から8まである。今回のアイスランドの噴火はせいぜい2ないし3だったそうだ。

WSJ紙は、1815年4月5日、旧東インド、現インドネシアのSumubawa島のTambora火山噴火は規模にして6だったと書いていた。火山灰、溶岩など10倍だったそうだ。推定117000人が死亡した。それは始まりで、その後、世界中で気候異変が起り、中国(米)、欧州(小麦、トウモロコシ)で凶作が相次ぎアイルランドでは疫病で65,000人が死亡した。

1816年、米ニューイングランドでは,夏に霜が降り、バージニアでは6月に雪が降り、7月4日の米独立記念日にも雪が積もった。コネチカット州では8月1日には初霜が降りた。トマス・ジェファソン元大統領はコ―ン畑が不作で1000ドルの借金をしたという話も残る。東部から西海岸への移動を速めたのはTambora噴火の影響だと書いていた。天明大飢饉も噴火が関係していたと専門家は指摘している。アイスランドも他人事で済ませないだろう。

「治療ではない。バンド・エイド。」日本人のことを言われているようで落ち着かない。(了)

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菓子メーカーM社の株主総会風景(スケッチ&コメント)

2010-04-24 09:10:07 | スケッチ


菓子メーカーM社の株主総会風景

江嵜企画代表・Ken



地元神戸に本社を置く、2011年に創業80周年を迎える菓子メーカーM社の株主総会に出席した。いつものように会場の様子をスケッチした。

M社はチョコレートの製造販売からスタートした。現在でも売り上げの30%はチョコレートが占める。創業当時、当社は、新しい文化を根付かせようと、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣を紹介したと、当社発行のCSR誌にある。

足元の業績は、厳しい。今期7,400万円の赤字を出し、6円配当から2円減配した。事業報告のあと,恒例により質疑応答が行われ、男性5人女性2名計7人が質問した。

冒頭かなりの年配②見えた男性は、①当社は宣伝が十分でない、②行動力が乏しくおとなしいと問題提起した。いきなり、おとなしいと言われたK社長は、私もおとなしく見えるが実は暴れん坊だ。内はメラメラと燃えて行動していると答えた。

テレビ、雑誌は重要だが、宣伝効果の測定が難しい。現場の販売を重視している。当社は①見えているか、②言っているか、③聞けるかの3点をモットーに現場の販売を重視している。

第1に、お客さんの姿が見えているか?事業状況が見えている?第2に、お客さんに商品について話しているか?会社の方針を伝えているか?第3に販売員が店頭で客の声を聞いているか?徹底するよう注意していると答えた。

自分はメタボだと前置きしたある男性は、甘いものはメタボに悪いという風潮だが、商品開発はどうなっているのか?と質問した。

当社の経営方針は、お菓子を通して、ロマンを味わっていただくことでお客さま満足度を高めるよう努力している。チョコレートはカロリーは高いが、からだには優しい。健康については、商品に工夫していると自負していると答えていた。

しばらく厳しい状況が続きそうだ。1000株のしがない株主だが、内にメラメラと闘志を秘めているとのリーダーの言葉を信じて期待したいと思いながら、家路についた。(了

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つくづく日本は平和である。ギリシャゼネスト、観光どころでない(学校で教えてくれない経済学)

2010-04-23 09:00:34 | 経済学
「アクロポリスを見るのを楽しみにギリシャに来た。ストで中に入れない。」「島めぐりする予定がフェリ―がストで欠航し、ダメになった。」とアテネで観光客が話す様子をフランステレビ(F2)の映像を22日朝のNHK・BS「おはよう世界」が流していた。

財政悪化を理由にギリシャ政府は公務員人員整理、年金削減を柱に緊縮政策を発表した。これに猛反発した公務員がゼネストに入った。「ここ2ケ月半で4回目のゼネストである。役所、病院、裁判所に加え、民間も一部店を閉め、麻痺状態に陥った。」と報じていた。

ドイツZDFテレビは、「EU統計局は、ギリシャは2009年の財政赤字額が、政府が昨年発表したGDP(国内総生産)に占める赤字の比率12.7%を13.6%へ修正した。さらに拡大するかもしれない。ドイツの財政負担が当初の倍以上に膨らむ。」と解説していた。

ギリシャ財政赤字悪化の発表を受けて、ムーディーズがギリシャ国債をA2からA3へ格下げを発表した。あと債券相場が急落、10年物国債の利回りは9%近くまで上昇した。ドイツ国債の利回りは3.1%台である。利回り格差が5%以上に拡大した。22日の欧州株価が急落、不安人気がNY株式市場にも波及し、NYダウは、一時、前日比100ドル以上下げた。

22日のNY外国為替市場では、ギリシャ財政赤字拡大懸念を嫌気して、ユーロが売られ、一時、1ユーロ=1.31ドル台までユーロが値下がりした。対円では、1ドル=93.41~45円、1ユーロ=124.04~09円で取引されたと「おはよう世界」で紹介していた。

22日のWSJ紙は、ギリシャ財政赤字はさらに拡大する。ギリシャ財政は、事実上デフオルト(債務不履行)に既に陥っている。450億ユーロの救済では収まらない。最低600億ユーロを必要とするだろう。1ユーロ=1.20ドルまで下げるとの一部見方を紹介していた。

22日のNYダウは、取引終了にかけて急速に値を戻し、結局、前日比9ドル高、11,134ドルで取引を終了した。「おはよう世界」に出演した大和証券キャピタルマネジメント、アナリストのシュナイダ―・ケイコ氏は、「この日の午後、オバマ大統領が、ウオール街まで出て来て、金融規制法案成立に理解を示して欲しいと訴えたが爆弾演説でなく、これまでの内容の繰り返しだった。」として、市場が安心感を取り戻した結果であると解説していた。

週末、G7の会合、引き続きG20財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで開催され、各国の金融・財政政策について意見交換が行われる。ギリシャ問題、人民元切り上げ問題も当然俎上に上るであろう。

アイスランド火山が落ち着いたらギリシャが「噴火」した。つくづく日本は平和である。(了)

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不毛の国会審議に、せっかくの元気も吸い取られてしまう(学校で教えてくれない経済学)

2010-04-22 11:52:19 | 経済学
IMF(国際通貨基金)は、最新の世界経済見通しを、今年1月出した年3.9%増から同4.2%へ上方修正した、ただし、地域によってばらつきがあり、来年は4.3% 増に据え置いた。多くの先進国では「緩慢な回復」、新興国や発展途上国では「顕著な回復」と指摘したと21日付けのWSJ紙は伝えていた。

一方、IMFは、先進国で債務が膨らみ続けている。ギリシャ問題はその先駆けである。政府発行のソブリン債に引き取り手がなくなる、ソブリンリスク危機に備えて、各国は、それぞれ、具体的に取り組む必要があると警告したとWSJ紙は書いていた。

WSJ紙は、日銀が、平成11年度の物価上昇率を現在の「マイナス0.2%」 から「ゼロ以上」に引き上げた。わずかだが、日銀が上向きへ方向を変えた。「日本の高官が日本経済に明るい展望を示す」の見出しで、珍しく日本関連の記事を掲載していた。

近着の二ユーズウイーク日本版は、「上海ルネッサンス」のタイトルで、東京VSソウルVS上海ハブ競争を取り上げ、上海に軍パイを上げざるを得ない。東京をハブ(結節点)化するには文化のあり方を根底から変える必要がある。東京はよそ者を受け入れない都市だ。ユニークな特性を持つ個性的でな偉大な都市として売り込む事だと書いていた。

日本で一杯250円の牛丼が出た。100円グッズの専門店が99円に値下げした話にもびっくりする。ユニクロも日本のような国では、デフレ時代はいいが、この先、インフレ傾向が徐々にではあろうが強まれば、客離れするであろう。日本のデパートの商品は、相対的に高すぎる。しかし日本のデパートが値段で勝負するようになると間違いなく潰れるだろう。

日本と言うことでは、昨日、国会での党首討論をテレビで見始めたところ、鳩山総理、谷垣自民党総裁お二人の余りに不毛なやり取りを聞かされ、せっかく、今日も元気で頑張ろうと思っていたところ、生気がお二人に吸い取られそうな気になって、あわててスイッチを切った。

21日のNYダウは7ドル強上げ、11,124ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では、1ドル=93.12~14円、1ユーロ=124.64~70円で取引された。原油(WTI)はバレル83.68ドルとほぼ横ばい、金先物は、オンス9.60ドル高、1,148ドルで取引された。ギリシャ支援策について21日からアテネで始まったIMF,EU,ギリシャ政府との協議が不透明と伝えられ、ユーロが売られたと今朝の「おはよう世界」(経済情報)が伝えていた。

IMFに指摘されるまでもなく、これからの時代は、[先進国停滞]、[新興国発展]の構図が鮮明になるだろう。問題はリーダーなき日本である。人任せ人生返上の時がやってきた。(了)

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芍薬(スケッチ&コメント)

2010-04-22 09:02:04 | スケッチ


芍薬

江嵜企画代表・Ken



 いつもお世話になっている御影本町6丁目の歯科医のT先生宅に見事な芍薬の花が、今を盛りと咲いていた。絵心を大いに刺激され、治療のあと、お願いして、庭に下りてスケッチさせていただいた。

 帰宅してブログで芍薬をクリックした。牡丹科、学名Paeonia、ギリシャ神話の”医の神”「Paeon」の名に由来する。Paeonはオリンポス山から取ってきたシャクヤクの根によって、黄泉(よみ)の国王「プルートー」の傷を治した。シャクヤクは、死者の国の王の病も治すほどの万能薬という事で漢方薬の中でも極めて重要な植物のひとつと出ていた。

 開花時期は、5月10日~末ごろ、中国原産,牡丹とそっくり。牡丹は“樹木”、芍薬は”草”に分けられる。牡丹が咲き終わるのを待つようにして咲くとあった。

 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美人を掲揚する言葉としても良く知られている。前々から一度スケッチしたいと思っていた花である。絶妙のタイミングでスケッチ出来、T先生に感謝している次第である。(了)

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