ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ポインセチア〈スケッチ&コメント)

2008-10-31 08:58:40 | スケッチ


ポインセチア

江嵜企画代表・Ken



 神戸三宮の例のフラワーシォップ「潤」を覗いたら三段重ねの棚一杯にポインセチアが縦横並べられていた。余りに色鮮やかだったので衝動買いして自宅でスケッチした。
 ヤフーExciteニュースをクリックしてポインセチアを調べた。メキシコなど中南米が原産で、現在のように広く園芸植物として栽培されるようになったのは19世紀になってからである。
 植物学者でもあり、メキシコ駐在のアメリカ大使でもあったジョエル・ロバート・ポインセット氏(1779~1851)が、1825年にアメリカに持ち込み栽培したのが、世界中に広まったきっかけとあった。
 ポインセチアの赤い部分は花でない。中心にあるちょっと黄色く見える小さな粒粒だけが花である。赤い部分は苞という。 苞がなぜ赤いのか。受粉を助けてくれる昆虫を呼び寄せるためで、赤い苞を取ってしまうと虫たちが集まらないと書いてあった。妙に感心した。
 日本では植物人間という決していい意味に使われない言葉がある。これほど植物にとって失礼なことばはないと常々思っている。
 植物は動物や鳥のように歩いたり飛んだり出来ない。しかしながら本当に強いのは植物ではないか。
 歩けるうちが花と時間が許す限りあちこち出かけるのがすっかり習慣になってしまった。〈了)

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米FOMC0.5%利下げ、NYダウ74ドル安、NY原油一時68ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-10-30 13:11:52 | 経済学
 注目のFOMC(米公開市場委員会)が10月29日開催され、短期の政策目標金利を現行の年1.5%から0.5%下げ年1.0%とすると決めた。2004年6月水準に戻った。同時に出した声明文では「米国景気の下振れリスク」を指摘し、「状況によっては適切な措置〈利下げ〉を取る」と指摘した。
 FOMCの決定を受け、NYダウは一時300ドル以上上げていたが、引け15分前から「0.5%利下げは景気回復にはなお不十分」として急落、前日比74ドル下げ、8,990ドルで取引を終了した。投資家の不安心理が収まっていないことを正直に示した。
NY原油〈WTI〉先物市場は、FOMCが0.5%利下げを発表、声明文で追加利下げを示唆したとして、一時バレル68.30ドルまで値上がり、67.50ドルで取引を終えた。利下げは景気回復にプラス、需要は増加する。足元のガソリン在庫は減少していると評価した。
NY金先物相場は、トロイオンス775ドルまで値上がりした。追加利下げ期待からドル相場は下落する。ドルが下がれば、安全パイとして金市場へお金が流れる。銅,スズ、アルミなどその他非鉄金属相場も値上がりした。穀物相場も小麦、大豆、トウモロコシいずれもストップ高水準まで値上がりした。ドルが下がればお決まりのコースであるから分かり易い。
NY外国為替市場では、FOMCの発表を受けて、ドルがユーロ、英ポンド、スイスフランに対して値下がりした。1ユーロ=1.2934ドル、1英ポンド=1.6347ドル、1ドル=1.1324スイスフランで取引された。一時1ユーロ=1.30ドル台までユーロ買い戻しが進んだ。
今朝のWSJ紙によると、米FRBは、資金不足から通貨が暴落しているブラジル、メキシコ、韓国、シンガポールの4ヶ国に対して合計300億ドル(約2兆9000億円)資金供給した。パキスタンは手持ち外価が枯渇してパキスタンルピーが暴落している。ハンガリーはIMFからの資金供給だけが頼りと伝えられる。
二ユーズウイーク日本版〈11月5日号〉によると、韓国ウオンの急落を紹介、韓国の不動産バブル崩壊は目前で、「李明博大統領は崖っぷちの韓国を救えるか」という記事を掲載している。韓国ではウオン急落は政権の生命線を揺さぶるお家の一大事であると捉えている。
韓国ウオンは売られている。日本円は買われている。円はドルの値下がりにも関わらず1ドル=97.22円で取引された。ユーロが上げ、1ユーロ=127.70円と小幅円が売られた。ECB、英中央銀行の利下げ期待から日銀の利下げがなければ円相場は堅調に推移するだろう。 
日銀が政策金利を現行の年0.5%を0.25%下げる方向で検討していると昨日、報じられた。日銀が0.25%利下げすればせっかくの円相場上昇にブレーキがかかることになるだろう。
日本のGDPに占める輸出のウエートは直近で18%である。個人消費は55%を占める。円相場が安くなれば輸出企業にプラスになる。輸出が落ち込めば輸出関連企業に働く200万人の雇用を直撃すると危機感を煽っている。国益とは何か。国民の視点が欠落している。
原油相場が値上りし、自国通貨〈日本円〉の値打が下がればどうなるか。韓国が分かり易く教えてくれる。一方、米国は政策金利を1.0%へ引き下げた。0.75%下げを期待していたためNYダウは値下がりしたと今朝のブルームバーグは解説した。利下げはモルヒネである。ドクター・バーナンキは副作用承知でモルヒネを処方した。米国経済は重篤である。(了)

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日本の利下げ期待、NYドル98円、NYダウ889ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2008-10-29 10:48:15 | 経済学
 NY外国為替市場で、10月28日、円相場が対ドルで急落、1ドル=98円台で取引された。今朝のWSJ紙電子版によると、NYダウの10%上回る急反発と日本が利下げに踏み切るとの観測が背景にあると報じた。
 WSJ紙は日本時間水曜日〈10月29日〉日本経済新聞朝刊で、日銀が円高と株価急落で打撃を受ける国内景気浮揚を利下げにより助けることを目的に0.25%幅の利下げを視野に入れつつあると報じたと紹介した。円は対ユーロ、対英ポンドでも値下がりし、1ユーロ=125円台、1英ポンド=157円台で取引された。
 WSJ紙は、日本時間月曜日(10月27日)、日銀の山口副総裁は記者団に「当面、金融政策を変更する考えはない」と語っていたと報じた。今朝のブルームバーグ通信は、与謝野金融大臣は『利下げは景気浮揚に助けとならないが象徴的意味はある』と語ったと紹介した。
 米FRBは米時間10月29,30日に開かれるFOMCで政策金利を最低0.25%引き下げると見られている。ECBのトリシェ総裁は現行3.75%の政策金利引き下げを示唆した。英国ブラウン首相は英国中央銀行による追加利下げの必要性を強調した。独断偏見だが、日銀が欧米なかでもアメリカから利下げに対して強烈な政治的圧力を受けているのであろう。
 外国為替市場のトピックスとして、アイスランドが政策金利を6%上げ18%とすると発表した。アイスランド通貨クローネの暴落でインフレ率が15%を越えた。インフレ阻止のためとIMFから20億ドルの緊急資金支援を受けたことに対する答えである。ハンガリーその他開発途上国でもドル買いに伴う通貨急落がことのところ特に目立ってきている。
ドル買いといえば、昨晩「カレッジ芦屋」の定例のヨーロッパ歴史講座のあとの雑談でJR芦屋駅前の銀行で午前中にドル紙幣買いに長蛇の列が出来、ドル紙幣が午前中になくなるハプニングが起ったという話を聞いた。さる大手証券会社の人が、昨日、日経株価が反発のあと、個人投資家から電話がかかり放しだったと話していた。
日本の新聞だけ読んでいると円高が進むと企業業績が悪化、それに伴い一段と景気悪化が進むとの話が目に付く。ところが今朝のWSJ紙はドル相場が対円を除きこのところ軒並み上昇、個人消費回復を助けるためアメリカ人の多くはドル高を歓迎していると紹介していた。
自国通貨が値上がりすれば特に日本のような資源のほぼ100%を海外からの輸入に頼っている国は恩恵に浴する。ガソリンが値上りしたときに大騒ぎした同じ新聞がガソリンがリッター140円台に下がったことも重油値上げを反対した漁業組合のその後も取り上げない。
今朝のWSJ紙で目を見張ったのは米国政府がタリバンと和平交渉を始めたと複数の写真いりでA4サイズ5ページを割いて詳しく取り上げている。数ヶ月前には考えられない出来事だと記事に書いた。アメリカは本気でアフガンから身を引こうとしているのであろう。
アメリカは先日北朝鮮とも核施設問題である種『和解』に動いた。2009年になればアメリカに新しい大統領が誕生する。米国の大統領が変わると世界の政治、経済、軍事を取り巻く環境が変わることは歴史が証明している。先を見越した米国の一連の動きの一つだろう。
君子は豹変する。日本では変わることを極端に忌み嫌うところがある。自分で勉強もせず万事他人任せで田んぼの中で草むしりばかりしていると激動の世界から取り残される。〈了〉

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米景気後退嫌気、NYダウ203安、NY原油バレル62ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-10-28 08:55:03 | 経済学
 G7は「円相場の急騰が世界の経済と金融に脅威を与えており円相場の動きを監視し適切な行動を取る」と異例の声明を発表した。外国為替市場はG7声明を無視した。1ドル=93円、1ユーロ=1.2530ドルで取引された。口先介入は無力であることを市場は示した。
 米FRBは10月29日開催予定のFOMC(連邦公開市場委員会)で短期の政策金利を現行の1.5%を少なくとも0.25%引き下げと市場は織り込んだようだ。バーナンキFRB議長は0.5%下げて1.0%とするのではないかとの見方も一部には出ている。
ECB(欧州中央銀行)トリシエ総裁は、スペインのマドリードで講演し、「11月6日開催予定の会合で現行3.75%の政策金利を引き下げる可能性がある」と発言したと今朝のブルームバーグ通信が報じた。最大0.5%幅の利下げもありうるとの見方も出ている。
欧米が利下げし、現行0.5%の日本の利下げがないとすれば、欧米間の金利差が縮小する。為替レートは利回り有利な方向へ動く。円が対ドル、対ユーロで引き続き買われる可能性が高い。円を買っておけば、餌にありつけると、水鳥が考えてもおかしくない。
米国政府は、日本に圧力をかけ、日本の金利を異常に低く抑えてアメリカの国債を買わせようとした経緯がある。アメリカだけで収まればまだ良かった。地球は一つ。高金利国の金融機関が異常な低金利の日本でお金を借り、自国の住宅ローン資金として個人に貸しつけた。
住宅バブルが崩壊した。借りた円を返済するための円買いが世界的規模で起っている。俗にいう円キャリートレードの巻き戻しである。このところの円相場急騰の元凶は日本の異常な低金利にあることを十分認識しなければなるまい。
円相場は対ユーロ〈115円〉、対米ドル(93円)、対英ポンド(143円)で値上がりした。さらに対豪州ドル(55円)、対NZドル(50円)である。預金を引き出して外貨預金へシフトした人も多い。全てはゼロ金利同然の異常に低い日本の金利がもたらした結果であろう。
自国通貨の値上がりはマイナス面だけではない。日本は資源のほぼ100%を海外からの輸入に依存している。他国の通貨に対して円高が進むことは国際相場が急騰していた原油はじめ鉄鉱石、食料、穀物などが安く買えるメリットがあり、国民経済的に見ればプラスである。
原油がバレル147ドルの過去最高値を更新し、重油が値上がりしたとき、漁業組合がむしろ旗をたて日本政府に抗議した。新聞メディアは一面トップで取り上げた。いま原油先物相場は半値になった。ガソリンスタンドの小売値段もリッター150円台まで下げてきた。
今朝CNNテレビを見ていたら、アメリカのガソリンスタンドの様子を写していた。なんとレギュラーガソリンでガロン1.98ドルである。一時ガロン4ドル20セントまであった。日本の新聞も抗議した漁業組合へ出かけて、原油先物相場半額の反響を是非取材して欲しい。
韓国ウオンは今朝のNY外国為替市場で1ドル=1440ウオンまで値下がりした。株価も値下がりしている。日本では円は上げたが、株価は下げ、昨日、日経ダウ7,100円台まで暴落した。石が浮かんで葉が沈む。円高は国益であることを国民の間で徹底して欲しい。
10月27日、NYダウは前日比203ドル下げ8,175ドルで取引を終了した。NY原油はバレル62ドルで取引された。いずれもアメリカの事情が招いた結果である。
日本人にもプライドがあるだろう。日本もそろそろ米国から乳離れして欲しい。〈了〉

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日経ダウ26年ぶり安値の陰に中東のパニック売りか(学校で教えてくれない経済学)

2008-10-27 19:27:01 | 経済学
 日経ダウが10月27日、前週末比486円安、7,162円と26年ぶりの安値を更新した。今朝のWSJ紙は『金融の嵐、湾岸を襲う』の見出しで、「クエート中央銀行が銀行救済に乗り出した」とのニュースを受けて、中東湾岸諸国の株価が先週末、全面安の展開になった。
 プラカードを持った群集が取引所を取り囲み、証券取引所は金曜、土曜と取引を停止したと報じている。
 原油相場が50%値下がりしたあとも比較的株価への影響は軽微と見られていた。しかし、湾岸国初のケースとしてクエート政府が自国の銀行救済に乗り出したことで、世界の金融不安、世界同時不況に発展するとの恐怖心から買い手不在の状態になっていると報じた。
 サウジアラビア政府は、低所得者ローンの借り手救済に230億ドル(ドル93円換算2兆1400億ドル)投入すると発表した。ドバイ不動産ブローカーはこのような措置は前代未聞であると話している。
湾岸諸国通貨は米ドルとリンクさせるドルペッグ制度を実施している。ドルが対ユーロで急落する過程で湾岸各国政府がインフレ進行を嫌いドルペッグ制解除の思惑から巨額の借金をしてユーロを買った。そのユーロが対ドルで急落した。その結果多くの金融機関に為替差損が発生し倒産の危機に見舞われているという。
 多くの中東湾岸諸国の国家予算は平均でバレル47ドル原油で組まれている。サウジアラビアでバレル49ドル、クエートはバレル33ドルとまだ余裕はある。しかし、バーレンは75ドルと高く国によっては大きな差がある。
 原油相場急落で危機感を抱いたOPECは緊急総会を開いた。妥協の産物、日量150万バレルの原油減産を決めたがNY原油先物相場は減産を無視した。バレル63ドル台で取引されたが先安感が消えていない。一部OPECメンバーから追加減産の声が出ている。
 サウジアラビア株式市場は先週末時点で、年初から50%値下がりした。6月以降、湾岸諸国の時価総額は2050億ドル(約19兆円)目減りした。ドバイの資産価値は今年1~3月期は42%増加したが4~6月は14%増に落ちた。2009年にはゼロになり2011年には20%減とドバイの地域銀行EFGのアナリストは予測している。
 ドバイで売り出された140~220万ドル〈1.5億~2億円〉クラスの住宅に半年前には10~15%のプレミアムがついていた。現在、多くのケースでプレミアムはゼロになった。
 一般住宅に対する金融機関の貸し出し姿勢が9月以降一段と厳しくなった。HSBC HOLDINGS貸し出し限度額を9月に住宅価格の50%まで落とした。優遇ケースでの85%を70%へ引き下げた。「誰も買う意思がない。全員が売りたがっている。」と資産コンサルタントのリリアン・ゴールド氏のコメントをWSJ紙は紹介している。
 原油相場はユーロ高・ドル安の流れに乗ってバレル147ドルの史上最高値を更新した。7月以降ユーロの対ドル相場下落に鞘寄せする形でバレル原油は63ドルまで急落した。産油国は安い金利で円を借り、借りたお金でユーロを買った。いまその全く逆の目が出ている。
 中東湾岸諸国のパニックが収まらない限り、ユーロ売り、日本株投売りが危惧される。〈了〉

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美術作品展・相楽園

2008-10-27 12:32:49 | 情報や案内及び雑談

第43回 神戸市老人美術作品展があり、当ブログにご寄稿してくれているKenさんも出品したとの連絡を受け、中国からの留学生も一緒に出かけた。
久々の神戸相楽園でしたが、いつ来ても日本的で、庭園も綺麗に手入れされているので、心が落ち着く感じがします。
あいにくの小雨でした。


正門(すこしぼかしてあります)


相楽園では、今年も菊花展が開催されており、正門から入ると菊花が歓迎してくれた。







菊花の中を通りぬけて、美術展示会場へ向ったが、小雨もまた情緒があって悪くない。

会場では、洋画から順に見ていったのですが、私もどちらかというと日本画が好きなので、日本画の部門に時間をかけた。




Kenさんの「シンビジウム」



Kenさんも好きだという「水辺の家」



「遠い思い出」 行きたくなる風景でした。



「京の春」 軒下に二人の若い僧が座り込んでいるのが印象的でした。



「雪国」 この寒さの中に、家の暖かさを感じさせてくれる。



「川の見える風景」 紅葉と霧のコラボレーションが幻想的でした。


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シクラメン(スケッチ&コメント)

2008-10-26 17:29:41 | スケッチ


シクラメン

江嵜企画代表・Ken



 神戸三宮へ出る機会があると画材店「ルナー」とフラワーショップ「潤」へ寄るのが習いとなっている。
 先日お店を覗いたところ入荷ほやほやのシクラメンの鉢植えが沢山棚に並べられていた。色もピンク、朱色、白など結構豊富である。白い色のシクラメンは珍しい。しかし、いざ絵に仕上げるのは難しい。迷った挙句濃い目のピンクのシクラメンを選んだ。2日寝かせて今朝スケッチした。
 シクラメンをヤフーのフリー百科事典「ウイキペディア」で調べた。学名はCyclamen persicum Mill.地中海原産とあった。球根を見てつけた「豚の饅頭」、花を見てつけられた「篝火花(かがびばな)}の二種類の和名がある。
 「篝火花」は一説によれば、九条武子がシクラメンの花を見て「これはかがり火の様な花ですね」と言ったのを聞いた牧野富太郎が名づけたというエピソードが紹介されている。
 シクラメンに関する伝説がある。草花好きだったソロモン王が王冠になにか花のデザインを取り入れようと交渉するが断られた。唯一承諾してくれたシクラメンに礼をいうと、それまで上を向いていたのが、恥ずかしさと嬉しさのあまりうつむいてしまったというのである。
 「死」「苦」の語呂あわせから病院への見舞いにもっていくのはタブーだと書いてあった。
 布施明の歌『シクラメンのかほり』(小椋佳作詞・作曲)がヒットしたあと埼玉県農林総合研究センター園芸支所が原種と掛け合わせることによって「香りのシクラメン」開発に成功した。
 たかがスケッチ、されどスケッチである。スケッチの効用であろう。いろいろなことを教えられるので全く退屈しない。(了)


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OPEC減産無視、NY原油63ドル、ドル96円(学校で教えてくれない経済学)

2008-10-25 12:57:09 | 経済学
 水が飲めなくなると直感すると動物や鳥はその場を離れる。餌が獲れなくなると思うときも同じである。断りなく逃げる。逃げるという文字をつらつら眺めると「しんにょう」に兆しと書く。「しんにょう」は道である。生き物として子孫を残すための最低限度の基本的行動パターンである。逃げるというと消極的だと言うが漢字本来の意味にはなさそうだ。
 NY外国為替市場で引き続き日本円が買われている。円は1ドル=97.70円から1ドル=96.68円で取引された。円は対ユーロでも買われ10月24日の東京市場では1ユーロ=123円まで買われた。水鳥が水と餌を確保できる「避難場所」として日本円を選んだと思われる。
 日本円は買われているが売りが殺到している通貨もある。その一つがルーブルである。
今朝のWSJ紙にモスクワの市民がルーブルをユーロやドルに換金するために銀行に長い列を作っていると出ていた。庶民だけでない。モスクワ財閥OlegDeripaskaが資金繰りに窮してドイツの建設大手Hochtiefやカナダの自動車部品メーカーMagma株を投売りした。
ロシアの外貨保有高が先週一週間で150億ドル(1兆5,000億円)減った。ロシアの株価が5月ピークから70%下げた。わずか3月で原油相場が半値以下に暴落したことがロシア経済を直撃している。ロシアの国家予算の50%は原油である。50ドル原油でロシアのGDP成長率はゼロに転落するとゴールドマンザックスのエコノミストは予測している。
 ルーブルは1998年ロシア経済危機で一端紙くずになった。ルーブルが紙くずになって精神科の患者が急増したそうだ。プーチンはルーブル暴落で威信を失墜したと今朝のWSJ紙は指摘している。プーチンが大きな顔ができたのはバレル20~30ドルで低迷していた原油相場がバレル147ドルまで値上りした結果である。その原油が半額以下のセールである。
NY原油(WTI)先物相場は、バレル4.65ドル下げ63.19ドルで取引された。ウイーンで開かれたOPEC臨時総会では日量150万バレルの減産を決めた。世界の原油需要の1.7%に過ぎないと減産報道を無視した。マーケットはまだ先安と見ているのであろう。
 相場の世界には「もうはまだなり、まだはもうなり」という格言がある。原油相場の底が見えないと投資家は考えているのであろう。落語家の文珍さんなら、「底が見えない。底はどこか?そこが聞きたい」と笑わせるかもしれない。日本でも日経ダウ8000円割れで、笑い事ではないと叱られそうだ。外貨預金を楽しみにしていた人に特に大きな被害が出ている。
今朝のWSJ紙に、資源国通貨の指標のブラジルレアルが3年前の安値まで暴落したあと1ドル=2.3795レアルから2.3050レアルまで回復したと出ていた。チリー・ペソは値下がりしたが、ブラジルは下げ止まる兆しが出てきている。ブラジルはロシアほどひどくないが通貨も株価も40%以上値下がりした。ブラジル株価と通貨レアルの動向に注目したい。
日本円に世界の水鳥が集まってきている。今朝のWSJ紙によれば金利の安い日本でお金を借り、借りた円でドルやユーロを買っていた。俗にいう円キャリートレードに巻き戻しが一斉に起こり、円に対するパニック買いにより円相場が急騰していると解説していた。
出光興産がガソリンの卸値を1リッター7.4円値下げすると10月24日発表した。原油が147ドルをつけた時ガソリンが200円突破すると日本の新聞は大騒ぎした。自国通貨日本円の値打ちが上がりガソリンの値下りは日本にとってプラスだと素直に喜んで欲しい。(了)

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米住宅差し押さえ防止に動く、NYダウ127ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2008-10-24 11:20:20 | 経済学
 今朝のWSJ紙は、FDIC(米連邦預金保険公社)のベア総裁の米上院での証言内容をプリントアウトしてA45ページのスペースを割いて紹介している。CNNテレビを見ていると米財務次官のカシュカリ氏と二人並んで座っていた。米財務省と十分打ち合わせを済ませて登場したと思われる。
 今朝のブルームバーグニュースでは今年7~9月の米住宅差し押さえ件数が76.6万件と前年比71%増加したと報じた。日本の新聞にも、ベア総裁証言を紹介して、米国政府が金融安定化法案をベースに住宅差し押さえ防止の方向で動き出したと書いていた。
 公的資金を投資銀行に注入しても住宅差し押さえ件数が増加すれば、住宅の換金売り、住宅の値さがりは歯止めなく続く。大統領選挙を目前に控えて銀行救済に加えて「借り手救済」にも配慮したのであろう。政治的ポーズのみで実効が上がらないと絵に描いた餅になる。
NYダウは、一時7900ドル寸前まで600ドル近く下げていたが取引終了30分前から急反発し前日比172ドル高の8691ドルで取引を終了したとWSJ紙は紹介している。
NY原油(WTI)先物相場は、OPEC総会を控えて減産期待から前日比バレル1.5ドル上げ68.25ドルで取引された。しかしいかにも戻りが鈍い。今朝のWSJ紙は、世界的な原油需要減に対応するためには日量400万バレル以上の減産が必要だと前OPEC事務局長、Rilwanu Lukman氏のコメントを紹介している。
イランはバレル90ドル台かそれ以上の戻りを期待している。しかし、サウジアラビアは、バレル50~60ドルでも十分耐えられるそうだ。OPECの中で意見がまとまっていない。
NY外国為替市場で、ドルは一時、対円で、1ドル=95.94円で取引された。ユーロは対円で一時、6年前の水準の1ユーロ=123.13円で取引された。あとドル、ユーロともに買戻しが入り、1ドル=98円、1ユーロ=125円台で取引された。
NY金先物相場は、一年前の水準の一時トロイオンス695ドルをつけた。前日比11.40ドル値下がりし、732.80ドルで取引を終えた。ユーロ高ドル安の流れに乗って金相場は1013ドルまで上昇した。7月からユーロ安ドル高で流れが逆転、180度下げ相場に転換した。
原油、金、プラチナ,銅に止まらず穀物相場も暴落した。資源相場急落でブラジル株の値下がりがとまらない。ロシアの株が「ネガティブ」へ格下げされた。資源相場安の影響でメキシコペソが今朝、急落したブルムバーグが伝えていた。
お隣の韓国ではウオンが下げ止まらず1ドル=1408ウオンで取引された。今朝の讀賣新聞に関西国際空港の4~9月期の韓国人入国者数が昨年比40%減少したと出ていた。ウオンが下げ、日本円は逆に値上がりした。為替レートが観光客の流れに敏感に反応した。
円相場が対ユーロ、対ドルで値上がりして、イトーヨーカが円高還元セールをはじめている。円高で輸出企業の利益が大幅に落ちる。その一方で、日本は資源の100%近くを海外から輸入に依存しているから円高の恩恵も同時に受ける。国民経済的にはプラスである。
今朝グリーンスパン前FRB議長が米議会で証言し、40年の経験で米国資産を守れると思っていたと自ら誤りを犯したことを認めた。誤って済む問題でないが日本では、自らの勉強不足を棚に上げミスに苞かむりしたままのリーダーが多く誠に嘆かわしいことである。〈了〉

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ラジオ関西で収録

2008-10-23 17:22:20 | 情報や案内及び雑談
昨日、友人が ラジオ関西に出演している番組に、私たちも参加することになり収録に行った。
放送は、 「ばらまき★サンタⅢ」 という番組で、私たちが参加したのが放送されるのは、11月の毎週日曜日AM9:30~AM9:59

いやー、楽しかったなー。
アナウンサーの 「ちあきちゃん」 と呼ばれる方が、上手い具合に引っ張ってくれるし、ちあきちゃんが明るいので、とても楽しかった。

11月からの日曜日が楽しみです。

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