喫茶「いけだ」を出てすぐ近くに西山さんというお宅があるが、
庭からはみ出して、淡いピンクの小さな花が、黄色の
オシベ、めしべをびっしりつけて、枝の先に群がって
咲いていたので、引き込まれるようにスケッチした。
ペンを走らせようとしたら、偶然、洗濯物を
干しにご主人が庭に出てこられた。
スケッチさせていただいていいですかとお断りしたあと、
花の名前はなんですかと尋ねたら、幹の肌をさすりながら
「ほれ、木の表がつるつるでしょう、だからさるすべりと
呼ぶんですよ」とニコニコしながら教えてくれた。
「さるすべり」とパソコンでたたくと百日紅と出てくる。
広辞苑で「さるすべり」を引くと、文字通り「猿滑」が一番目
続いて「百日紅」、最後に「紫微花」と3つ並んで出ていた。
「猿も木から落ちる」ということわざがあるが、
「さるも滑るからさるすべり」とは面白いなと
妙なところで感心した。
知る人ぞ知るで、百日紅は庭木として日本では
古くから栽培されているのだそうだ。
材質が緻密なので細工用にも愛用されている
ことも改めて知った。
聞くはいっときの恥、聞かぬは末代までの恥と
祖母がよく話していたことを昨日のことのように
憶えている。
花の名前に造詣が深い方に出くわすと尊敬する。
これからも知らないことはどしどし、恥ずかしがらずに、
聞いていきたいと自分に言い聞かせている次第である。(了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)
庭からはみ出して、淡いピンクの小さな花が、黄色の
オシベ、めしべをびっしりつけて、枝の先に群がって
咲いていたので、引き込まれるようにスケッチした。
ペンを走らせようとしたら、偶然、洗濯物を
干しにご主人が庭に出てこられた。
スケッチさせていただいていいですかとお断りしたあと、
花の名前はなんですかと尋ねたら、幹の肌をさすりながら
「ほれ、木の表がつるつるでしょう、だからさるすべりと
呼ぶんですよ」とニコニコしながら教えてくれた。
「さるすべり」とパソコンでたたくと百日紅と出てくる。
広辞苑で「さるすべり」を引くと、文字通り「猿滑」が一番目
続いて「百日紅」、最後に「紫微花」と3つ並んで出ていた。
「猿も木から落ちる」ということわざがあるが、
「さるも滑るからさるすべり」とは面白いなと
妙なところで感心した。
知る人ぞ知るで、百日紅は庭木として日本では
古くから栽培されているのだそうだ。
材質が緻密なので細工用にも愛用されている
ことも改めて知った。
聞くはいっときの恥、聞かぬは末代までの恥と
祖母がよく話していたことを昨日のことのように
憶えている。
花の名前に造詣が深い方に出くわすと尊敬する。
これからも知らないことはどしどし、恥ずかしがらずに、
聞いていきたいと自分に言い聞かせている次第である。(了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)