これがやりにくいんです
先日の臨床実践塾で脾査穴の話をした、と昨日の記事に書きました。
その脾査穴を使った臨床の話になるのですが、
「足が組めない」とか「組み難い」という方に出てもらって、実技をしました。
上の写真のように、「足が組めない」と言うときは、一般的には以下にある「一般的な意見」が出てくると思います。
しかし、七星鍼法を使うと、意外と簡単に組めるようになります。
七星鍼法については、昨日の記事を読まれてください。
※一般的な意見
- 足が組める他のポジションを探します。
例えば、足を広げて前方に伸ばしたり、膝を曲げて横に座ったりすることで、足が組めるようになることもあります。
それは筋肉のバランスを調整した事になるからです。 - 背中や腰などのサポートになるクッションや枕を使うことで、体の安定性を向上させることができ、これによって足が組みやすくなることもあります。
これも同じように、重心を動かして筋骨の調整をしたわけです。 - オフィスや学習環境で足を組みたくても組めない場合、椅子やデスクの高さや角度を調整してみます。
足を床にしっかりつけることで、体の安定性が増し、快適な姿勢を保つことができます。
これも上の「1.~3.」までと大体同じ理由によりものです。 - 柔軟性や筋力の向上を図るためにストレッチや筋力トレーニングを取り入れることが役立ちます。
特に股関節や下半身の筋群を重点的に鍛えると、柔軟性やバランスが向上し、足が組みやすくなります。 - 足が組めない理由が、病気や体の不調に関連している場合は、医師や関連する専門家に相談して適切なケアを受けることが重要です。
専門家は、具体的な症状や状態に基づいて適切なアドバイスや治療をしてくれます。
たとえば、腰椎や股関節のズレ、生殖器の病変などです。
それで、鍼灸治療ではどうするかと言うと、それぞれの鍼灸師のやり方があるので、一概には言えませんが、骨格調整のできる鍼灸師なら、骨格調整をするだろうし、それができない鍼灸師なら経絡を使って治療をするのではないでしょうか。
七星鍼法では、基本的に骨格矯正と経絡を使います。
それが「脾査穴」になるわけです。