ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

トランプ日替わり発言でNY市場様子見、英国の合意無きEU離脱懸念からユーロ売り進む(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-08-31 08:02:27 | 経済学
宮崎輝元旭化成工業社長さんの情報収集に対する執念はすさまじかった。古い話で恐縮だが、ワシントンDCでの日米繊維交渉の際、米メリーランド州、ボルチモア空港へ車でお迎えに上がったことが一度あった。お泊りのホテルはワシントン市内にある。距離にして何10キロだったか記憶にないが、ホテルの玄関先までお送りするまで小1時間質問攻めにあった。宮崎会長は化繊協会が当時顧問弁護士として雇用していたダニエルズ事務所、旭化成NY事務所、筆者と3本共に走らせてワシントン情報収集をされておられた。一か所に偏らないことは情報収集の基本である。各紙特派員も重要なニュースソースだったようだ。新聞記者諸兄を格段に丁重に扱われた。宮崎会長はワシントン滞在中はYさんという専属の通訳といつもご一緒で、宮崎会長をMKと呼んでおられた。”I’m payed、 say so”という言葉をYさんから学んだ。“Who’s accounts”という言葉もよく口にされた。勘定を誰が持つかということに特にアメリカ人は敏感な人種だということを教えらえた。その点に関して日本人は際立ってルーズだ。日本ではお金の話を持ち出すと勘定高い人として忌避される。

閑話休題。日米繊維戦争からほぼ50年経った今、ワシントンポスト(WP)、NYタイムズ、WSJ,英フィナンシアルタイムズ(FT)ブルームバーグニュースを神戸という日本の一地方都市の住人でも居ながら電子版で特に欧米の動きを垣間見ることが出来る。30日付のWP紙に「海外の中国人は6月9日に始まり13週間目に入った香港デモをクールに眺めている。海外で暮らしお金にゆとりのある中国人は自由と民主主義をエンジョイ、日々の生活を楽しむことが最大の関心事だ。」と書いた記事が印象に残った。同日付NYタイムズは「日本が2020年4月から予算化する国防費を1.2%増加。8年連続の増加。日本が新たに米国から購入した最新鋭戦闘機F35を離着陸可能な空母が狙いだ。」の記事が目に留まった。

英FTは「①アルゼンチン財政が破綻した。1,010億ドル規模の支援が必要だ、②27年間ドル6.9元で張り付いていた人民元が、8月に入って「7」を突破したあとドル高元安に転換、28日に7.18元を記録した。米中貿易戦争と景気減速への対抗策だ、③英国の合意無きEU離脱に備えて初めての具体的動きとして、フランスカレー税関が700品目について準備に入った」と書いた。WSJ紙は「2016年から中国で取材していたシンガポール国籍のWSJ紙記者一人を中国政府は8月29日に国外退去処分にした」と書いた。ブルームバーグは「米国は輸入中国品に9月1日から15%の追加関税引き上げを実施する。レイバーデー初日からソーセージ、ケチャップ、マスタード、プラスシック容器が値上がりする。米国国民への影響が早速出てくる。困ったことだ。」と書いた。

週末NY市場は、日替わりトランプ発言で様子見気分が再燃、ダウは41ドル、0.1%高、26,403ドル、ナスダック、7,973、0.1%安、S&P500,2,926、0.1%高で取引を終えた。NY外為では英議会閉会から英国の合意無き離脱観測が強まりユーロ売り進み1ドル=106.24円、1ユーロ=116.24円。原油バレル55.06ドル、金オンス1,532.40ドルと小動き。(了)

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中国、米中貿易戦争エスカレート一時停止、トランプ追加関税に報復せずと発表、NY市場好感して続伸(学校で教えてくれない経済学)(番外編)、

2019-08-30 08:36:08 | 経済学
50年近い前の古い話で恐縮だが、早版のワシントンポスト紙を買いに夜10時過ぎになるとワシントンに隣接するジョージア州、フォールスチャーチからマイカーで片道40分ほどかけてワシントンDC市内まで毎日出かけていた。今では口にする人もいないが、ワシントンには日本人も疎らだった。当時日本と米国は日米繊維交渉の最中だった。化繊協会といっても土木関係の団体かと「河川」協会と書くのですかと聞かれたこともあった。「河川」ではなく「化繊」である。「化繊」は化学繊維の略。化学繊維は英語名でChemicalFiber 。当時米国では人造繊維、ManmadeFibreという人が多かった。神様が造り給うた綿、シルク,麻などの天然繊維に対して、文字通り人間様が造った繊維という意味で生れた言葉である。

当時化繊協会の会長は旭化成社長の宮崎輝氏が努めておられた。おそらく氏が、化繊協会の事務局首脳に、ワシントンポスト紙に日米繊維交渉の記事が掲載されていないかを確認するよう指示されたと思われる。宮崎会長は、仲間内では、親しみを込めて、輝(かがやき)さん、輝さんと、呼ばれていた。年端も行かない筆者に、時に直接、電話をかけてこられた。「今、夜中だったな、すまん、すまん」といいながら「情報は全て自分に送れ。加工は不要だ。」と言うのが宮崎会長の口癖だった。ワシントンDCと東京の時差は14時間ある。平たく言えば夜昼真逆である。電話は寝床そばに置いてあった。ベルが鳴ると飛び起きた。今や懐かしい思い出となった。

閑話休題。時代は変わり電子版が自由に読める。29日付のワシントンポスト(WP)紙電子版は①ジョンソン、英議会閉鎖の暴挙、閣僚辞任相次ぐ、②バイデン、昔の武勇伝、裏目に、③米ストア、Costco開店初日、なだれ込んだ客同士が商品の奪い合い、怒号渦巻く、④中国政府、米追加関税に報復せず、9月に米中貿易協議再開と特別声明、NY市場大幅続伸、⑤フロリダ州、スコット知事、29日、FOXテレビ出演「教師に銃を持たせよとのトランプ大統領に異論」などの記事が出ていた。特にWP紙は「中国政府が米中貿易戦争エスカーレートを終えると声明を出した」記事と「トランプ大統領のおひざ元、フロリダ州の現知事がトランプ氏が2020年大統領選挙の争点の一つとなっている米国内で銃乱射事件多発を受けて銃規制問題でトランプ大統領支持のFOXニュースにスコット知事が生出演しトランプ氏の「教師に銃を」に異論を唱えた意味は大きい」の2つの記事にぺージを割いた。

29日付WSJ紙電子版も中国が米中貿易戦争エスカレートに一呼吸入れ9月協議再開と伝えた後29日のNY市場でダウ、326ドル、1.3%高、26、362ドル、ナスダック、1.5%高、7,973、S&P500,1.3%高、2,924と続伸と書いた。WSJ紙は同じくフロントページで「中国30歳以下の若者は給料丸ごと消費に使う。親や祖父母世代と消費スタイルが全く異なる。中国政府は若者世代の過剰消費を憂慮し始めた」と紹介していた。米中貿易戦争一時休戦の気配や先の米ストア、Costco上海1号店オープンの怒号と喧騒を伝える記事は誠に興味深い。NY株高、債券利回り上昇で1ドル=106.53円とドルは底堅い展開が続いている。(了)

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ジョンソン英首相、英議会閉会へ、EU離脱封じるため。「民主主義を侮辱する行為だ」と英FT紙社説で(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-08-29 09:58:00 | 経済学
「次々新しい病気が出てくるのは生きている証だ」と愛読者のお一人から激励メールをいただいた。「81歳で初めてMRI検査を受けたなんてあまり聞いたことがない」と一番下の妹に一喝された。大根スープの効果か、体中を暴れ回り、散々体力を奪っていた蕁麻疹が沈静化した結果、徐々に地力がついてきたように感じる。毎日朝早く起きて米つきバッタのようにNHK/BS「ワールドニュース」のメモを取り一枚の紙にまとめて10数年送って来た。ご迷惑を承知で突然断筆させていただいた。年甲斐もなく自分ひとり粋がっていたことを改めて教えられた。「毎日送らなくてもいい。月一でも元気な証拠を見せてくれるだけでいい」と暖かい言葉を昨日も送っていただいた愛読者のお一人に感謝である。

閑話休題。28日付の英フィナンシアルタイムズ(FT)電子版トップに「ジョンソン、英議会閉会を決め騒然」の見出しが躍っていた。英国のEU離脱の権限は英議会が握っている。審議日程を短縮化させることで審議未了に追い込む作戦だ。女王は承認した。FT紙は社説で「民主主義を侮辱する行為だ。一切容認できない。内閣が、EU離脱「ドラマ」に女王を引きずり込んだ。」と書いた」と報じた。英FT紙は「日韓の対立にペンタゴンが憂慮している。ある米高官は「売り言葉に買い言葉」の現状を止めろ。」と警告した」と書いた。

NYタイムズ電子版は「①イタリア連立内閣船出、極右追放に成功したが不安定な政治情勢は続く、②ジョンソンの英議会閉会は、ジョンソンが過去数年、何をやってきたかを見れば十分理解できる。」と書いた、③米2020年大統領民主候補の一人ギルブラード議員が脱落、バイデンがトップを維持、④アマゾン、シベリア、インドネシアと山火事が多発、気候変動に対する影響が危惧、ブラジル環境相はアマゾン火災に予算措置講じると発言」と書いた。

WSJ紙が電子版トップで「ジョンソンは、議会審議開始時期を遅らせ、EU離脱を強行する構えだ」と書いたあと「①バイエル・モンサント合併がここ1年を見れば最悪の合併ケースだと取り上げ、630億ドルを投じたモンサントバイエルの合併で時価総額が46.56%下落した。バンカメ・カントリーメイド、44.56%下落と以下続く」と過去1年間251取引日の集計結果をまとめた。バイエルはいまなお係争中の数万件の訴訟を抱えている、②トヨタ、スズキ株の4.9%取得を発表した、③インド、カシミール紛争がエスカレート、病院が墓場化している。薬がない。治療が全く受けられない悲惨な状況だ。④豚インフルエンザの影響で中国国内の豚肉肉が急騰していると書いた。

28日NY市場はダウ258ドル,1.0%高、26,036ドル、ナスダック、7,856,0.4%高、S&P500,2,887、0.7%高で取引を終えた。米10年債利回りは続落もNY外為市場は1ドル=106.08円、1ユーロ=117.59円で取引された。英ポンドは129.60円とジョンソン議会閉会は材料視されず。NY原油はバレル55.84ドル、NY金はオンス1,548.10ドルと共に小動きで推移した。健康を失えば全てを失う。元気で毎日送れることにひたすら感謝だ。(了)

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元NY連銀、ダドリー総裁「予防的利下げはリスク」と28日、 米FRBに異例の警告(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-08-28 12:27:08 | 経済学
患者を和英辞書で引くと①patient、②(医者の立場から)a caseと出て来る。「医者の立場から」見れば,少し寂しいが、a caseなのかもしれない。patientを英和辞書で引くと①(病院の)患者、②忍耐強い、辛抱するなどと出ていた。健康を失ってみて初めて健康のありがたさを痛感する。patientを意味する「患者」の頭に、なぜ、「病院の」という注釈がついているのだろうか。hospitalを引くと「病院」と出てくる。hospitalの一行下にhospitalityが出てくる。おもてなしを意味する言葉である。

そのせいなのかどうかしらないが、最近病院通いしていて「患者様」、「患者様」という言葉が病院の廊下、病室にやたら目につく。病院食も大幅に改善された。ただ、「患者様」「患者さん」などと連呼されると、特に昔人間の筆者などは正直、気持ちが悪くなる。患者の立場からすれば、痛みとか痒みを一日も早く取ってもらい、病気から一刻も早く解放してもらいたい、ただ、それだけである。今回蕁麻疹の洗礼を嫌と言うほど受けた。痒みによって、痛みに勝るとも劣らぬ、体力を著しく消耗させられることを体験した。

一方、病人を同じく和英辞書で調べるとa shick personと出ていた。Sickを引くと①病気の、②吐き気がするなどと出ていた。「吐き気をする」を辞書で引くとfeel sickと出ていた。sickのもともとの意味は「吐き気がする」ことを意味する。古代英語のseocに由来すると出ていた。食あたりした時など、吐き気がするとどう英語で表すか、俄かに頭に浮かばないが、sickが、ズバリ正解だ。余談ながら発音は同じだがシックなお洋服をお召しですねの表現はchicと書く。うっかりsickなどと書くととんでもないことになるから外国語は怖い。

話は飛ぶ。先般、米FRB議長のパウエル議長が金融政策にpatientを特に「言葉選び」して使った。その米FRBが7月のFOMC会合で0.25% 政策金利を下げ、一転して利下げに舵を切った。瞬間的には、市場は利下げを歓迎してNY株式市場は急騰した。しかし、その後、米中貿易戦争激化、世界経済減速、世界同時株安と不安定な状況が長期間継続するとの見方が日増しに増えてきている。トランプ米大統領は9月開催のFOMC会合をにらんで1.0%の利下げをせよとパウエルFRB議長に圧力をかけた。先週、米ジャクソンホールで開かれた中央銀行総裁会議でパウエル議長は「政治的圧力に影響を受けない」と応じた。

28日、元NY連銀、ダドリー総裁は「予防的な利下げを思いとどまるよう」公開書簡を出した。異例の事態だと受け取られている。今回のダドリー氏の警告は2020年の米大統領選挙を一年余り後に控えて一層注目される。NY債券上昇、利回りが低下した。NY外国為替市場ではドルが下がりたがっている。パウエルFRB議長は先のジャクソンホールでの講演でも金融政策に限界があることを認めた。妙薬は口に苦しというが、媚薬、利下げは一時の苦痛を癒すことが出来ても必ず深刻な副作用をもたらすリスク覚悟が求められる。副作用のない薬はない。身体の中から発する真の声を聴くpatient(辛抱)が求められる。(了)

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トランプ日替わり発言でNYダウ反発、「休むも相場」と、むしろトランプ大統領が教えてくれているのかもしれない(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-08-27 07:40:53 | 経済学
「フランス,ピアリッツG7が8月26日閉幕した。アメリカ対その他国とは貿易問題と地球温暖化問題で溝は埋まらなかった。共同声明の発表はなかった。一方、トランプ米大統領が①米中貿易協議再開を中国が望んでいる、②適切な環境になればイランロウハニ大統領と会談する用意があると発言した」と8月27日付NYタイムズ、ワシントンポスト、WSJ,英フイナンシアルタイムズ、ブルームバーグ電子版が揃ってトップで伝えた。ワシントンポストは「今回のG7では具体的成果はなかった。米国とその他の国の間の溝はむしろ広がった。トランンプ大統領は「オバマ氏の当時の政策とクリミヤのロシア併合は歴史の教訓だとG7の席で述べて他の参加首脳を当惑させた。米中貿易協議再開の日時に関して言及を避けた。米中貿易協議再開の中国政府からトランプ発言後、具体的発表はない。」と書いた。

「週明け26日のNY市場は、米中貿易戦争懸念緩和を材料にリスク先行の動きが回復、ダウは前日比1.1%高、269ドル高、25,898ドル、ナスダック、7,853、1.3%高、S&P500,2,878,1.1%と反発して取引を終えた。NY外為市場ではドルが買い戻され、1ドル=106.08円、1ユーロ=117.69円で取引された。NY原油(WTI)はバレル53.71ドル、NY金はオンス1,518.55ドルと小動きだった。株商いは通常比20%少ない。先週末623ドル急落後もあり買い戻しの動きに留まった。トランプ米大統領は「習主席は敵だ」と言った翌日に「彼は偉大な指導者だ」と述べた。市場関係者の中に米中貿易戦争の先行きや世界経済鈍化に対する警戒感は根強く残っている。」と27日付けブルームバーグは書いた。

27日付のブルームバーグは「①次回G7はホスト国、アメリカで開催される。トランプ大統領はフロリダ、リゾート地での開催を強く勧めた。米政府関係者は人種問題を上げてフロリダ開催に消極的だ。②インドネシア、ジョコ大統領は、首都をジャカルタからボルネオに移すと発表した。330億ドルを予算化した。深刻な交通渋滞と相次ぐ洪水被害を回避する狙い。③生産基地を中国から他国へ移せとの米企業へのトランプ大統領の呼びかけに対して米企業は「現実的でない」と受け止めている、④文韓国大統領は、韓国政府系ファンドに自ら投資すると表明した。当ファンドは日本の輸出規制に対応、特定部品の韓国国参加を進めるために8月14日に2,400万ドル起債された。文大統領による日本政府による貿易規制措置に対するあからさまな反対表明である」と書いた。

相場の世界では「休むも相場」という名言がある。擬人化されて「休みたがっている」、「上がりたがっている」という表現もよく使われる。「漁師は潮を見る。」「猟師は風を見る。」という言葉もある。50年近く前の古い話で恐縮だが、将来を嘱望された方で、若くして亡くなれた大手合繊メーカー、俗にいう中之島のT社のYさんという当時課長さんから「下げ相場のときは手を出さないことです。」との言葉が今も頭に残っている。今回体調を崩して健康を失えば全てを失うことも改めて実感した。毎日「配信」を頓挫させ愛読者にご迷惑をおかけしたが時に絵を描きお送りしたい。トランプさん自ら「休むも相場」と教えている。(了)

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自宅マンション、AED〈心肺蘇生法)講習会風景(スケッチ&コメント)

2019-08-26 09:34:00 | スケッチ



AED〈心肺蘇生法)講習会風景

江嵜企画代表・Ken



自宅マンション集会場で、8月24日(土)午後1時から当マンション管理組合主催で、心肺蘇生法(AED)(Automated External Defibrillator)(自動体外的除細動器)講習会が8月24日(土)午後1時から開かれ、住人有志20人以上が参加した。会場の様子をいつもの様にスケッチした。

AEDは、当マンションのエントランスホールに先週、設置された。AEDがどこに置かれているのか。具体的にどのように操作するのかを含めて、住民全体に今後、時間をかけて、周知徹底が求められる。特に女性、子供が、心停止といった万が一の事態に巻き込まれた場合、一刻を争うにもかかわらず、男性、大人に対応するケースと比べて、どうしても瞬時の対応を躊躇する。機会を改めてのご婦人方限定での講習会開催も検討したいとの角田理事長からの提案があった。

講習会は、角田理事長冒頭挨拶の後、曽根武彦、神戸二幸、マンション管理士が、東灘区防犯アドバイザーから応急救命に関する具体例を説明した。講習会全般の説明は、堤隆浩氏(キャノンシステムアンドサポート(株)防犯整備士が担当した。心肺蘇生の一連の流れ、胸骨圧迫のポイントに始まり、AEDの使用方法については①フタを開ける、②パッドを貼る、③ショックボタンを押す、3ポイントが基本だと話した。AEDは「①意識がない、②呼吸をしていない、③医療従事者のみであるが、脈がないことの確認が条件だ」と指摘した。

他人事では済まされない。高齢者の多い当マンションなどは特にそうだ。「折角の機会だから、是非、ご自身で、体験してください」と堤氏に促された住民有志のほぼ半数が、積極的に会場真ん中に用意された上半身のダミー人形相手に真剣に対応した。実に頼もしかった。

自分の目の前で人が倒れた。それが室内であれ戸外であれ問わない。動転する。そんな時、「一番大事なことは自分ひとりで抱え込まないことだ。なりふり構わず叫ぶことだ。」と堤氏は指摘した。「特に自宅内で倒れたときなどがそうだ。今、主人が倒れました、大変です、大変です、助けて下さい、助けて」と大きな声で、廊下に飛び出して叫ぶことが大切なのです。最初の5分が勝負なのです。命を救うことが最優先されます。」と堤氏は、強調した。

「病人が発生しました」と叫ぶ。「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」と声をかける。「AEDお願いします。Aさん(具体的に名指し)、119番に連絡してください。」「呼吸があるか確認して下さい。」、「袋を破いてください」と音声ガイドに従いことを運ぶ。「AED本体から電極パッドを取り出す。」、「電気パッドのパッケージを開ける。」、「パッドをケーブル側から剥がす」、「右胸の上部にパッドを貼る」、「もう一つのパッドを剥がす」、「電気ショックを与えます。その場を離れてください」と叫ぶと一連の動作を堤氏は説明した。正直、一度説明を聞いても頭に入らないが、貴重な機会をご用意いただいた理事会各位に感謝したい。(了)

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明日の臨床実践塾第一部「出版記念講演」が楽しみです (8/25臨床実践塾)

2019-08-24 16:12:10 | 診断即治療と虹彩学
この「診断即治療」は、 FC2ブログ にも転載しています。




売れてます。(^o^) 



新城針灸治療院の患者さんは第一部だけですが無料招待です。
もう少し残席がございます。
実践塾第一部の講師は、小林里佳先生で、長野から来られます。

小林先生から講演資料が送られてきました。
内容を読んでみると、電子出版についてまとめられていました。
Kindle出版について、その手続きや画像編集の仕方なども解説するようで、詳しいことは言えませんが、自費出版を考えている方々にとってはかなり勉強になると思います。

私も早く聴きたい内容なので、待ち遠しいです。

小林先生は、関西での生活も長いので、その間に巫女さんのアルバイトなどで、お正月は巫女さんになったりしていました。
がしかし、その頃はお酒もよく飲んでいました。(^o^)
※ その頃の新城針灸治療院は、皆お酒が強い人ばかりでした

今回は、どんな話になるか、ほんとに楽しみです。
英語も堪能なので、英語の講演になるかも、、、、、、。それはないです。

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米中貿易戦争がエスカレート、トランプ氏「米企業は中国から生産拠点を米国に戻せ」とツイート、23日、NYダウ623ドル安(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-08-24 11:13:20 | 経済学
蕁麻疹は即命を奪うことはしないが、長引くとじわじわと体力を消耗させることをこの度実感した。現時点、蕁麻疹は小康状態にあるが「いつまた顔を出すやもしれない」と在神戸のS病院の皮膚科のI先生から指摘を受けている。株価、為替、原油、金相場は、身体全体を覆っている皮膚から目に見える形で顔を出し、身体全体、世界経済全体が悲鳴を上げていますよと、知らせてくれる警報機のようなものだとかねてから思っている。痛みもつらいが、痒みは痛みに勝るとも劣らぬ形で健康を無慈悲にもむしばむことを教えてくれた。

週末8月23日のNY市場はパウエルFRB議長のジャクソンホール講演にはさほど反応しなかったが、中国が750億ドル相当の米国品に追加関税をかけるとの発表にトランプ米大統領が「我々は中国を必要としない。率直に言えば、中国がいない方がまだましだ」などとツイートしたと24日付ロイター通信が伝えた。NYダウは623ドル、2.4%安、25,628ドル、ナスダックは7,751、3.0%安、S&P500は2,847、2.6%安で取引を終えた。パウエル発言を受けて米10年債が値下がり、利回りが1.53%まで急落した。一方、市場心理を示す指標のVIX係数が19.87と20%近く急上昇した。NY原油は世界経済先行き懸念からバレル53.87ドルへ大幅続落、NY金は小幅ながら上げ、オンス1,535ドルで終えた。

23日付、英フィナンシアルタイムズ、NYタイムズ、ワシントンポスト、WSJ紙、ブルームバーグ電子版そろってトップ扱いでトランプ氏のツイート発言を伝えた。パウエルFRB発言に対しては「パウエルFRB議長が9月のFOMC会合での利下げを明言しなかった。FRBは何もしていない。パウエル議長と習主席のどちらが米国にとってより大きな敵(エネミー)なのか」とツイートした」と報じた。

24日付けロイター通信は中国の追加関税引き下げ発表後「トランプ米大統領は、中国に対する報復措置として、9月1日から2,500億ドル相当の中国製品に現行25%を30%へ引き上げる。残りの製品に対しては10月1日から年末までにかけて3,000億ドル相当の中国製品に「第4弾」として現行10%の関税を15%に引き上げるとツイートした。トランプ大統領は「米企業は即刻、生産拠点を中国から他の場所に移し、米国に戻せとオーダー(命令)した。ボーイング、アップル、GMなど大型の中国関連株が大幅値下がりした。一方、米小売り業協会(NRF)は「中国からの事業撤退は現実的でない」と声明文を発表した。トランプ大統領はアメリカで現在問題化しているオビオイド鎮痛薬の中国からの輸入を阻止すべきだ」とツイートした。米宅配大手、フェデックス、ユナイテッドエキスプレス、アマゾン株が揃って大幅値下がりした」と書いた。

23日付けロイター通信は「中国本土へ犯罪者引き渡しを可能とする条例改正の香港政庁の動きに触発された今回のデモ参加者は「雨傘運動」の失敗の経験を活かした。「1国2制度」がむしばまれるとの危機感がベースにある。収束のめどは見えていない」と伝えた。(了)

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米国がかけた香港デモへの米国の圧力に中国が激怒、米中貿易協議は厄介なことになりそうだとWSJ紙電子版(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-08-23 10:59:08 | 経済学
「81歳になったのだから歳相応の生活を送りなさい。1月1回でいいからその時々の動きを書いて送ってくれたらいい。楽しみにしている。今は治療に専念しなさい。」という愛読者のお一人からの応援メッセージが一番嬉しかった。当然のことながら、突然の配信停止で、ご迷惑とご心配をおかけした。関西弁に「いちびり」という言葉がある。ヤフーのブログで調べたところ「ふざけてはしゃぎまわること。お調子者。目立ちたがり屋の意味。もともと「市振る」から来た。市場のような活気あるやかましい様子を意味した。」と出ていた。ふざけて送信していたわけではない。しかし、冷静に考えると、調子に乗っていたことは間違いない。今は8月28日のMRI検査が「吉」と出ることを密かに期待している次第である。

久しぶりで22日付のWSJ電子版をクリックした。トップに「韓国、日本との軍事情報協定破棄、日本が韓国をホワイト国から除外する動きへの対抗措置」と出ていた。同記事によれば「日本と韓国は、北朝鮮のミサイル情報や中国、ロシアの動向も含めて軍事機密に関するセンシティブな情報を共有していた。日米韓の同盟関係に少なからぬ影響が出てくる」と書いていた。WSJ電子版は「米中貿易協議がNastyな状況のまま推移している。その結果、中国から引き揚げ、それがベトナムに光を当てている。このような動きは今、始まったばかりだ。この先、世界の工場としての中国の位置付けを変える可能性が出て来た」と書いた。アメリカ人記者がNastyという言葉を使うときは、ひとことで言えば「困ったことになった」であるが、「厄介なことになる」、「嫌悪する」などといった感情的な意味合いを含むからアメリカ人が米中貿易協議を「面倒なことになりそうだ」と危惧していることが分かる。

22日のNYタイムズ電子版トップに「2年前の8月22日、ドヒンギャがミヤンマーを離れバングラデシュに移住した。その後、大部分がミヤンマーに戻っていない」と書いたあと「トランプ米大統領は、中国政府に、香港でのデモを平和的に解決するよう圧力をかけた。香港問題をトランプ米大統領は米中貿易協議の取引き材料に使う狙いがある」と書いた。中国関連では22日付の英フィナンシァルタイムズ電子版は「中国経済減速で、中国国内の道路、橋、港湾などインフラ投資がダウントレンドに入った」と書いた。中国関連で22日付のブルームバーグ電子版は「香港でのデモに中国が激怒した。203年間継続した貿易天国の香港ビズネスに変化が出て来た。キャシーパシフィツク航空が直近の決算で税引き利益6.5%減との発表は象徴的出来事だ。同社の売り上げは、マカオ、香港、中国合計の広い意味での中国関連の売り上げが50%以上を占めている。」と書いた。

22日のNY市場ではダウは、ジャクソンホールでのパウエル講演待ちで様子見、49ドル、0.2%高、26,252ドル、ナスダックは7,991,0.4%安、S&P500は2,922,0.1%安で取引を終えた。FRB理事の2人有力理事がどうしてもやらなければならない限り(Unless we have to)追加利下げの必要は全くないと発言した。一方トランプ米大統領は1.0%利下げが必要だと繰り返しツィ―としFRBに圧力をかけていると22日付ブルームバーグは書いた。(了)

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絵心を刺激されて神戸市内にあるS病院の玄関ホールをスケッチした(スケッチ&コメント)

2019-08-22 11:14:36 | スケッチ



S病院の玄関ホールをスケッチした

江嵜企画代表・Ken



認知症の奥様を3年以上にわたって献身的介護の後、先日,亡くされた当欄「愛読者」のお一人、作家のSさんは、「身体の中からの声を聞け」が持論である。3ケ月以上、筆者の体中を散々暴れ回っていた「蕁麻疹」が、ここ1ケ月、部分的に顔を見せる程度に収まった。病気の中で「痛み」はつらい。しかし、「痒み」が睡眠不足などでいかに体力を消耗させるかということを嫌というほど痛感させられた。素人の独断と偏見をお許しいただけば、以前から「蕁麻疹」は「身体の中からの悲痛な叫び声だ。」と思っている。鍼灸のS先生は「腸を改善しないと「蕁麻疹」は治らない」と明快だ。腸を整えるために「大根スープ」を筆者に薦められ、自作の「スープ」を1ケ月以上飲んでいる。

在神戸のS病院の皮膚科のI先生は「多くの病気の70%は腸が原因」として蕁麻疹の処方薬に一部漢方薬を処方された。「何が原因で蕁麻疹が突然出て来たかは正直わからない。その時々の体調次第で様々な要因が複雑に絡みあって出て来る。」と話される。大事を取って受けたCT検査で筆者に耳下腺腫瘍が見つかった。8月28日MRI検査待ちの状態だ。

「両々相俟つて」という言葉がある。「双方が助け合って力を発揮する。中国語では「両者相補相成」と書く。英語では「interwork to interact」と書くと出ていた。「和魂洋才」という言葉がある。同じくヤフーのブログによれば 、中国では「中体西用」、朝鮮では「東道西器」と書きいずれも欧米の科学技術を取り入れるという発想で共通していると出ていた。
日本では、西洋医学万能の世の中のように喧伝されているが、先のI先生や鍼灸のS先生も「病院での検査は是非受けてください」が持論である。政治、経済、教育もろもろの世界で「両々相俟つて」という言葉が、今後、益々見直される時代になる予感がする。

S病院の診察のあと同病院2階にある玄関ホールで支払い待ちの間に絵心を大いに刺激され、ホール正面に、ステンドグラスにおしゃれな絵を入れてスケッチした。ホール正面にピアノが見えた。ヤフ-によれば同病院では年2回、玄関ホールで演奏会が開かれているという。患者とその家族にとっていっ時の憩いの場を提供しているとあった。病院は治療が主たる目的であるが、時に、患者や患者家族に憩い場を提供するS病院の心意気に感心した。

第101回全国高等学校野球大会の決勝戦のテレビ観戦が楽しみだ。「打」の履正社と「投」の星稜の戦いとの下馬評である。野球の世界では「打」だけでは試合に勝てない。一方、いくら投手が相手を抑えても味方が打って点を入れないと勝てない。「両々相俟って」という言葉がここでも頭をよぎる。こちら神戸は、立秋を過ぎてなお暑さは厳しい。「秋立つ日に詠める」との藤原敏行の歌、「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」が古今和歌集に収められている。夏の甲子園が終ると秋が近いと昔からよく言われる。早いもので今年もあと4ケ月余を残すのみとなった。今年は年初の眼の手術から始った。あと蕁麻疹の猛攻だ。健康を失えば全てを失うことを改めて教えられた次第である。(了)

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