(学校で教えてくれない経済学)
「ロシア大統領「米外交官を追放せず」の見出しで「プーチン大統領は、自国への制裁を決めた米国に対抗してロシアから米国の外交官を追放する考えはないと述べ、新年を祝う大統領府での集まりに米外交官の子供を招待する考えを示した。」と30日付けWSJ紙電子版でJamesMarson記者らが書いた。同記事によれば「プーチン大統領は、ロシアによるサイバー攻撃を主張して、米国がロシアの外交官追放などを決めたことについて『ロシア、米国関係のさらなる弱体化を狙った」ものだと話した。』と書いた。30日付けブルームバーグ電子版でHenryMeyer記者らは連名で「トランプ氏、プーチン大統領を絶賛、報復制裁の見送りは「非常に賢い」と30日にツイッターに投稿した。ラブロフ外相は、テレビ放映された会合で相応の報復をプーチン大統領に求めていた。プーチン大統領は『ロシアは無責任な台所外交レベルを自ら落とすことはしない』と述べ『両国の関係修復に向けた今後の行動はトランプ次期政権の政策にかかっている』と続けた。ロシア制裁を決めたオバマ大統領を評価する共和党メンバーと今回の次期米大統領の見解の相違を、今回のトランプ氏のツイートは浮き彫りにした。」と書いた。
2016年最後の取引の30日のNY市場ではNYダウが続落、57ドル安、19,762ドルで取引を終えた。NY外為市場ではドルは対円で上げたが対ユーロでは下げた。1ドル=116.96円、1ユーロ=1.0517ドル(123.00円)で取引された。NY原油(WTI)はバレル53.72ドル、NY金はオンス1,152.00ドルと共に小幅値下がりして取引きを終えた。30日付けのブルームバーグ電子版がまとめた2016年の株式、債券、為替、原油について以下紹介する。
米株S&P500種平均は2,238.83ポイント、年間では9.5%上昇した。NYダウは3日続落、2万ドルから250ドル余りを残して一年を終えたが、年間では13.4%上昇した。「中国、日本より好調だった。トランプ政権で成長加速、財政拡大の恩恵を受ける景気敏感株が相場を牽引した。世界のマクロ経済と政治の見通しに対する変動は過去に例を見ない大きさだった」とPliverRenick記者は総括した。債券市場はトランプ氏の米大統領選挙勝利を受け、インフレや経済成長が加速するとの見方が増え値下がり、利回りが上昇した。ただ、10年物国債利回りは、米大統領選挙後のピークである2.6%から足元2.477% まで低下した。「トランプラリーの見直しが進み、株を売り、債券買いにシフトした結果である。売られていたドイツ債券も買われ利回りは0.174%へ低下した」とAaronKuriloff記者が総括した。NY外為市場でドルは年間では4年連続の上昇となった。年間では対ポンド16%,対スェーデンクローネで7% 以上上げた。一方、対円とカナダドルは3%下落、対ユーロでは3%上昇した。ここ3日、債券が上昇(利回り低下)、ドルの重しとなったとDennisPettit記者が総括。NY原油(WTI)はバレル53.72ドルへ下げたが年間では45%値上りした。アナリストへの電話取材で「2015年を陰鬱な空気で終えたのに比べ、今は、久々に楽観して新年を迎えようとしている」とDavidWethe記者は総括した。ここ一番では「一本」を狙ってくるプーチン。「彼は賢い男だ」と絶賛するトランプ。二人の役者で2017年が始まる。(了)
「ロシア大統領「米外交官を追放せず」の見出しで「プーチン大統領は、自国への制裁を決めた米国に対抗してロシアから米国の外交官を追放する考えはないと述べ、新年を祝う大統領府での集まりに米外交官の子供を招待する考えを示した。」と30日付けWSJ紙電子版でJamesMarson記者らが書いた。同記事によれば「プーチン大統領は、ロシアによるサイバー攻撃を主張して、米国がロシアの外交官追放などを決めたことについて『ロシア、米国関係のさらなる弱体化を狙った」ものだと話した。』と書いた。30日付けブルームバーグ電子版でHenryMeyer記者らは連名で「トランプ氏、プーチン大統領を絶賛、報復制裁の見送りは「非常に賢い」と30日にツイッターに投稿した。ラブロフ外相は、テレビ放映された会合で相応の報復をプーチン大統領に求めていた。プーチン大統領は『ロシアは無責任な台所外交レベルを自ら落とすことはしない』と述べ『両国の関係修復に向けた今後の行動はトランプ次期政権の政策にかかっている』と続けた。ロシア制裁を決めたオバマ大統領を評価する共和党メンバーと今回の次期米大統領の見解の相違を、今回のトランプ氏のツイートは浮き彫りにした。」と書いた。
2016年最後の取引の30日のNY市場ではNYダウが続落、57ドル安、19,762ドルで取引を終えた。NY外為市場ではドルは対円で上げたが対ユーロでは下げた。1ドル=116.96円、1ユーロ=1.0517ドル(123.00円)で取引された。NY原油(WTI)はバレル53.72ドル、NY金はオンス1,152.00ドルと共に小幅値下がりして取引きを終えた。30日付けのブルームバーグ電子版がまとめた2016年の株式、債券、為替、原油について以下紹介する。
米株S&P500種平均は2,238.83ポイント、年間では9.5%上昇した。NYダウは3日続落、2万ドルから250ドル余りを残して一年を終えたが、年間では13.4%上昇した。「中国、日本より好調だった。トランプ政権で成長加速、財政拡大の恩恵を受ける景気敏感株が相場を牽引した。世界のマクロ経済と政治の見通しに対する変動は過去に例を見ない大きさだった」とPliverRenick記者は総括した。債券市場はトランプ氏の米大統領選挙勝利を受け、インフレや経済成長が加速するとの見方が増え値下がり、利回りが上昇した。ただ、10年物国債利回りは、米大統領選挙後のピークである2.6%から足元2.477% まで低下した。「トランプラリーの見直しが進み、株を売り、債券買いにシフトした結果である。売られていたドイツ債券も買われ利回りは0.174%へ低下した」とAaronKuriloff記者が総括した。NY外為市場でドルは年間では4年連続の上昇となった。年間では対ポンド16%,対スェーデンクローネで7% 以上上げた。一方、対円とカナダドルは3%下落、対ユーロでは3%上昇した。ここ3日、債券が上昇(利回り低下)、ドルの重しとなったとDennisPettit記者が総括。NY原油(WTI)はバレル53.72ドルへ下げたが年間では45%値上りした。アナリストへの電話取材で「2015年を陰鬱な空気で終えたのに比べ、今は、久々に楽観して新年を迎えようとしている」とDavidWethe記者は総括した。ここ一番では「一本」を狙ってくるプーチン。「彼は賢い男だ」と絶賛するトランプ。二人の役者で2017年が始まる。(了)