米政府、1月5日から米国への中国人入国にコロナ陰性証明義務付けと28日発表、米長期金利上昇も加わり、NY株、値下り、一方、「質の低下やデジタル教育の遅れ」で教員採用見直し(学校で教えてくれない経済学)
「中国政府は27日、2023年1月8日から中国人の海外旅行の受付を再開する。シンガポール、韓国、香港、日本行き人気航空券予約に殺到しほぼ完売した。中国人富裕層増加を見込んで欧州市場でルイビトン、エルメス株が2%以上値上がりした。一方、中国でのコロナ感染拡大を受けて日本は中国人観光客入国検査を強化する。②中国のコロナ規制緩和を受けて米債券相場が反落、利回りが上昇、米利上げ継続懸念からハイテク株安が相場をリードした。上海工場一時生産停止発表でテスラ株が7営業日続落、2020年8月来最安値を更新した。年初来70%近く下落した。③27日、露産原油上限設定参加国に禁輸する法案にプーチン露大統領は署名した。ロシア産原油はインドが継続して輸入している。④米北部中部に大寒波が襲来、最大で数千の航空便が欠航した。Southwest航空ではトランジット手荷物でコンピュタートラブルが発生した。混雑時での設備老朽化問題が指摘された。」と伝えた。
クリスマス代休明け27日、NY市場でダウは33,241ドル、37ドル、0.11%高、ほぼ横ばい、S&P500は3,829と15ポイント、0.40%安、ナスダック、10,353と144ポイント、1.38%安で取引を終えた。小別では人気株のテスラが109.10ドル、11.4%安、エヌビディア(NVDA)が141.21ドル、7.14%ドル下落した。恐怖指数VIXが21.65と3.74%上昇、米10年物国債利回りが3.845%へ上昇した。NY外為市場では1ドル=133.48円、1ユーロ=142.02円、1英ポンド=160.56円で小幅円安へ進んだ。NY原油(WTI)はバレル79.67ドル、北海ブレントは同85.22ドルで取引された。NY金はオンス1,819.10ドル、小幅安、ビットコインは1マン6,193ドルで変わらずで取引された。
28日朝放送のNHK/BS(今年最後の放送)でロシアテレビは「プーチン大統領は欧州連合とG7などロシア産原油輸入最高価格を60ドル設定に合意し関係国への禁輸法案に署名した。」と伝えた。ドイツZDFは「①キーウ近郊のブチャなどでロシア兵によって殺害されたとみられる数百体の遺体が掘り出された。戦争犯罪の証拠集めが進んでいる。②インンドネシアで2人のロシア人が不審死した。2人ともプーチン批判の経歴がある。」と伝えた。香港TVBは「ウクライナ外相は来年2月末までに国連平和サミット開催を提案した。一方、ロシアは現在保有する領土の現状変更なしの立場を変えていない。」と伝えた。
シンガポールCNAは「台湾が27日、兵役義務期間を4月を1年に戻すと発表した。台湾の世論は台湾の兵力は中国の10分の1以下で何の意味もないという意見が多数を占めている。世論調査で30歳未満の70%は中国との戦争を望まない。両国との意思疎通が最重要と見ている。」と伝えた。韓国KBSは「北朝鮮のドローン航空機による国境侵犯事件に韓国国防相は謝罪した。一方、ユン韓国大統領は前政権の北朝鮮政策を批判したが野党は猛反発している。」と伝えた。問題は日本がどう行動するかである。政治家含めリーダーの資質が問われている。意味不明の日本語を口にしていては他に伝わらない。日本に自分の意見を他の立場に立って言えない人間を戦争に負けた後78年育てて来た咎めが出てきている。(了)